第15話 帰り道
第15話です。
楽しんでいってください!
「師匠!」
約束の場所に戻ると、笑みを浮かべたリリスに迎えられる。
「リンゴは買えた?」
「うん!ちゃんと6個買ってきた!」
「ふふっ。よかったわね。それじゃあ、帰りましょうか。」
2人は街の入り口へと歩き始めた。
「それで、初めての買い物はどうだった?」
「すっごく楽しかった!あとね、ノノって名前の銀髪の子もリンゴ買ってた!」
リリスの表情が一瞬揺れ、目が伏せられる。
『銀髪の、女の子・・・。』
「・・・?師匠、何か言った?」
リリスはハッとした表情で顔を上げ、安心させるように少し微笑んだ。
「いいえ?何も。」
「ふーん。」
ヴェーヴはリリスに、買い物中、どんなことがあったのかを自慢げに話しながら帰った。
リリスは時々、少し難しい顔をしながら、それでもヴェーヴの成長を嬉しそうに相槌をうっていた。
「ただいま!」
「今から夕食の準備をするから、ヴェーヴは部屋に服をなおしてきてね。」
「はーい。」
ヴェーヴは階段を駆け上がり、服が入った袋をわきに抱え、部屋の扉を開く。
服を入れているタンスの横に袋を下ろし、再び階段を下りて行った。
――その後、いつものように料理を手伝ったり、勉強をしたりして過ごした。
楽しかったぁ!
ヴェーヴは今日のことを思い返しながらベッドに潜り込む。
――大きな建物。
たくさんの人々。
活気のある街の雰囲気。
そして、初めてのおつかいで出会った少女。
ヴェーヴは、幸せそうな表情で眠りに落ちていった。
「・・・ヴェーヴは寝たわね。ヴェーヴが会った銀髪の少女と金髪の女性・・・。まさか、ね?」
リリスは月を眺めながらそんなことをつぶやいていた。
「ターゲットが目的地に到着したのを確認。・・・早く帰らなければいけませんね。魔女かどうかの確信は得られませんでしたが、早く報告しておいたほうがよいでしょう。」
そうつぶやいたラナは、闇に紛れ、街のほうへと駆けて行った。
これからものんびり投稿していきます!
ちょこちょこ覗きに来てください!




