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Episode1 小鳥が生まれた頃

この物語はフィクションです。

実在の人物、団体、事件には一切関係ありません。

1994年4月5日 今から30年も前のこと。

今や人気漫画となった青山剛昌が原作の「名探偵コナン」の連載が始まって約3ヶ月経った日、大阪府枚方市で、小林弘人(15)山本雪音(15)佐藤光星(15)清水剛(15)澤田綾羽(15)中島大輔(15)橋本柊夜(15)堂道亜由美(15)佐々木凜斗(15)山崎茜(15)加藤沙綾(15)大島秀樹(15)の高校生12人が何者かによって殺される無差別連続殺人事件が起こった。事件の手がかりとなるものは、淀川の河川敷で見つかった血痕と見られるものや同場所で見つかった白骨化された遺体とみられるものの頭蓋骨に矢で刺された白い紙。そこには、よくテレビドラマで見るような新聞を切り取られて作ったメッセージが残されていた。内容は「人を殺した。だが、ここにある骨はすべてニセモノ。遺体は別の場所にある。探して俺を捕まえてみろ。 〜M〜」この内容を手がかりを下に警察は捜査を始めた。

はじめに、紙が刺さっていた頭蓋骨、付近に散りばめられた12人分とみられる骨のDNA鑑定を行った。だが、個人を特定できるDNAは検出されなかった。そのため、見つかった骨の成分を検査してみることに。すると、本来骨に含まれているはずのタンパク質、リン酸カリウムが検出されず、全く別の物質が検出された。このことから警察は、犯人が残したメモの通り、遺体は別の場所にあると判断した。警察は遺体を見つけ出すため、全国の警察と協力し捜索にあたった。

北海道警察は100万ドルの夜景とも言われる函館山や、日本の火山として知られる昭和新山などを捜索するも、遺体は見つからなかった。

その後も青森、岩手、山形、秋田、宮城、福島などの山々を徹底的に当たるも、見つかることはなかった。

次第に事件に違和感を持ちだした男が2人いる。事件が起きた大阪府枚方市の枚方警察署の刑事課として配属されている荻野刑事と上司の松本刑事だ。荻野刑事は若くして刑事になり、数々の刑事事件をこなしてきた優秀な刑事ではあるが、実は彼が少年の頃、傷害事件を起こし、松本刑事から取り調べを受けていた。というのもあってか、荻野には事件に関する勘が鋭かった。

荻野刑事は、もしかすると犯人は遺体を埋めていないんじゃないかと思ったようで、もしかしたら、遺体を焼いてもうここにはない。もしくは、本当は殺されていないんじゃないかというような可能性も考えるようになった。そこで荻野刑事は被害者の家族に聞き取り調査を行いにまずは小林家へ調査へ向かった。

小林弘人くんのお母さんが蒼白した顔に涙を浮かべながら、荻野刑事たちに事件が起きるまでの間の小林くんの行動について訪ねた。お母さんは「あの子は、事件が起きる日までいたって普通の生活を送っていて、お友達の安藤くんとも事件の前日も一緒に遊んでいました。」「そうですか。ありがとうございます。」荻野刑事は山本家の家に向かい出した。

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