表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

104/170

孤独な闘い~とある個室空間にて~/ベガスウォッチ配信コメント一覧

リウが待っている。

白い壁に囲まれた空間。

光を反射させる艶やかな白い便座へと腰かけた状態で、私は祈るように前屈みになる。


今の私にはそれしかできない。

リウが、あめりかが、世界が、

きっと今も苦しんでいる。


早く行かなくては。

だからお願い、早く。


柔らかな紙を折り畳み手に持って、

どうか早く終わりますようにと、

私はただ祈るだけだった。




* * *




~ベガスウォッチ配信コメント一覧~


ID:sUdgheIw 21:13:29

おいおい、今あの獅子顔ドラゴンと戦ってるの、RENGEを乗せていた銀のドラゴンだけっぽくないかっ!?


ID:WXDthqol 21:13:30

なんでRENGEは帰ってこない?

高層ビルに激突したらしいのは分かってるけど、まさか・・・


ID:bgsEnpdd 21:13:30

嘘だろ、まさかRENGE・・・

死んだとか言わないよなっ!?


ID:zqRyysLx 21:13:31

さすがのRENGEでもドラゴンが相手じゃ・・・


ID:fKdgbbPz 21:13:34

やめてくれ、信じたくない!


ID:zsdxvWWy 21:13:34

寝てるだけだよな、RENGE?

信じていいんだよなっ!?


ID:AsDfghjK 21:13:45

お前たち、配信を見てるのはいいが避難準備はできてるのか?

銀のドラゴンの正体は分からないが、でもひとつ確実に言えることは・・・

ソイツが負けたら被害はハリウッドに留まらないだろうということだ


ID:qwerTYui 21:13:59

ネバダ住んでるが、今マイホームに別れを告げてきたとこだ。

時速50マイル (※) 超でアイダホに向けて車を走らせてるよ。

※時速80km


ID:zXcVbnmz 21:14:01

俺はロサンゼルスに住んでる。

つまりはご近所だな。

そこかしこで蜂の巣をつついたような騒ぎが起こってるよ。

ハリウッドからの避難民の流入も相まってどこも大渋滞だ。

逃げようにも逃げられん。


ID:qaZwsxed 21:14:02

ジーザス、今日がアメリカ滅びの日なのか・・・


ID:CRfvtgbY 21:14:03

政府からの発表があったみたいだ。

「ハリウッドでドラゴン復活の兆候があり、政府はRENGEに討伐を依頼していた」

だってさ!


ID:hNujmIko 21:14:08

ハリウッドで毒ガス云々って発表は嘘だったと認めたわけだ。

こりゃ後で吊るし上げ喰らうだろうな・・・


ID:lpQazwsx 21:14:10

アメリカにその"後"とやらがあればな。


ID:PoiuYtrE 21:14:11

大統領から国民へ

「落ち着いて避難の準備を進めてほしい」

「既に戦闘機は出発していて、5分もしない内に到着する」

だとさ。


ID:LkjHgfdS 21:14:14

落ち着けだって!?

どこでどうやって!?


ID:mNbVcXzM 21:14:14

いま航空券の予約サイトのサーバーが落ちてて笑ったぜ。

電話もつながらん。

みんなアメリカから脱出しようとしてやがる。


ID:poLikuJmy 21:13:16

国外逃亡は無理ってことか。


ID:HntGbrFv 21:14:16

まさか何でもない今日という日が国の転機になるとはな


ID:edcWsxqa 21:14:18

もう諦めて行く末を見とこうぜ、みんな。

どの道アメリカ軍が負けるならどの国に逃げたって結果は同じさ。

世界は滅びる。

以上。


ID:azwsgFFj 21:14:20

銀のドラゴン、劣勢っぽいな。

いよいよ、覚悟のし時か。


ID:jUstlmin 21:14:21

頼むぜ誰か。

他のユニバースからヒーローを連れてきてくれ・・・!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] 前半の「時速50mph」のところ、mphがmiles per hourで時速○○マイルになるので「時速50マイル」か「50mph」のどちらかにすべきかと思います
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ