第19話 ユトランド沖海戦
1916年5月。
ドイツ大洋艦隊の司令長官ラインハルト・シェア提督は、積極的な艦隊行動を起こすべく準備を進めていた。
彼にとって、このタイミングでの出撃は不本意であった。
戦争初期より大洋艦隊は、ヤーデ湾のヴィルヘルムスハーフェンに引き籠っており、艦隊の士気と練度はお世辞にも高いとは言えない状態だったのである。
しかし、ひっ迫する戦況は大洋艦隊の安寧を許さなかった。
トルコの脱落に加えて、東部戦線におけるベラルーシとウクライナの失陥、ブルガリア、ギリシャなどバルカン諸国の連合国側への参戦は、ドイツにとって大きな痛手であった。本土こそ未だ侵されてはいないものの、真綿で首を締めるが如くドイツは追い詰められていたのである。
『西部では、イギリスにだいぶやられてるとか……』
『東でもロシアが大攻勢をかけたらしい……』
『このままで大丈夫なのだろうか……?』
ドイツ国内の報道は軍の厳しい検閲を受けていたが、帰還傷兵の口から戦況の悪化が伝わりつつあり、国内報道に疑念を抱く国民が増えていた。国内に漂う不穏な空気を一掃するためにも、目に見えた明確な勝利をドイツは求めており、白羽の矢が立ったのが海軍であった。
ドイツ皇帝ヴィルヘルム二世より自由裁量権を与えられたシェアは、かねてより温めていた作戦構想を推し進めた。
艦隊どうしの直接戦闘のリスクを冒さず、グランドフリートの一部をおびき出して分断・撃破する作戦であり、その骨子はグランドフリートの巡洋戦艦部隊を大洋艦隊の進路へ誘導して撃滅することであった。
ドイツの巡洋戦艦は、英海軍の巡洋戦艦に比して火力では劣るものの装甲に秀でていた。ファーストアタックで、英海軍の巡洋戦艦部隊を全滅することが出来れば、戦艦相手には逃げに徹し、速力で追随してくる巡洋艦以下の補助艦艇は火力で始末することが可能となる。
この戦術を繰り返し実施することで、常に海戦のイニシアティブを握り、グランドフリートを徐々に消耗させていくつもりであった。無制限潜水艦作戦が優先されたためにお蔵入りしていたのであるが、Uボート部隊が壊滅したことによって、再び日の目を見ることになったのである。
艦隊決戦を避けて持久出血戦法を指向している大洋艦隊に対し、グランドフリートは艦隊決戦を望んでいた。大洋艦隊を北海に引きずり出すために、MI6はありとあらゆる謀略を仕掛けたのである。
ドイツ海軍が全くの『偶然』から、英国海軍の戦争計画に関する『極秘書類』を入手したと信じ込ませることはその一例であった。
その極秘書類は、グランドフリートの現状戦力と今後の作戦計画であり、『艦隊決戦では大洋艦隊に勝利することは不可能であるため、艦隊保全に努めるべきである』との結論が記されていた。無論、完全な嘘っぱちである。
用意した死体に極秘書類を固定し、故意に投棄して中立国であるオランダの海岸に漂着するように仕向けたこの作戦は、史実のミンスミート作戦を参考にしたものであった。信ぴょう性を持たせるために、史実同様に変態的なレベルでバックストーリーと偽の証拠が構築された。不幸なことに、ドイツ側はこの餌を丸呑みしてしまったのである。
極秘書類の信ぴょう性を上げるために、日本の援英派遣艦隊の存在は大々的に報道された。報道のために英国海軍から新聞社に提供された写真は、スカパフロー周辺の背景が修正されていた。そこに映っているのは、旧式な前弩級艦と低速な戦艦群をバックにした援英派遣艦隊であった。『極秘書類』を疑っていたドイツ側も、この写真を見て真実であると判断したのである。
MI6はスパイを狩り出すだけでなく、敢えて泳がせて欺瞞情報を掴ませることもしていた。この件には、英国海軍も全面的に協力していた。大量に建造したQE型戦艦は、同じく大量にスクラップにした旧式艦の名前をそのまま引き継ぎ、人員もそっくり入れ替えられていった。
一例を挙げると、ジョン・ジェリコー大将座乗の旗艦は、アイアン・デューク型1番艦からQE型6番艦に置き換えられた。もちろん、艦名は『アイアン・デューク』のままである。他の艦も同一の手法で全て置き換えられていった。書類上の艦名は同一であるため、ドイツ側は見抜けなかった。
これらの情報によって、大洋艦隊の首脳部の意向は当初の持久出血戦法から、華々しい戦果を挙げやすい艦隊決戦へと傾いていった。目に見えた勝利を欲していたヴィルヘルム二世の意向もあり、司令長官であるシェアも、最後には押し切られる形で艦隊決戦を認めたのである。
人は真実を信用するわけではない。
信じたいものを信じ、縋れるものがあれば縋るのが人間なのである。一見荒唐無稽な情報であっても、それを否定出来ない証拠があれば信じざるを得ないのである。史実のミンスミート作戦はその最たるものであろう。
今回の一連の謀略には、巡洋艦1隻分の予算が注ぎ込まれた。
作戦に投入された人員と物資は膨大なものであったが、大洋艦隊を艦隊決戦志向に鞍替えさせたことに加え、その後のユトランド沖海戦の結果も含めると、元が取れたどころかお釣りがくるくらいの大戦果であった。
5月30日早朝。
大洋艦隊はスカゲラック海へ向けて出撃した。しかし、ドイツ海軍の通信は英国海軍によって全て傍受・解読されていた。
英国海軍は、その日の午前中の段階で大海艦隊が出撃したことを掴んでおり、事前に北海に展開させていた多数のMACシップからシーファイターを発艦させて大規模な索敵を開始していた。
シーファイターは、ブリストル F.2ファイターを艦上機に改修した機体である。複座でありながらも、単発機に匹敵する運動性を持っているため、敵戦闘機に遭遇しても自衛戦闘が可能であった。複座であるため偵察任務にも投入可能であり、このような状況では最適な機体であった。
英国海軍は北海海域を碁盤目状に区切り、シーファイターを常に海域に貼り付けてリアルタイムで大洋艦隊の動向を把握しようとしていた。乗員の疲労や飛行時間の限界、さらに戦艦の対空砲火で撃墜されることも考慮して大量のシーファイターが投入されたのである。
「大洋艦隊はポイント37を北方へ移動中」
「偵察機より入電。戦力は弩級16隻、巡洋戦艦5隻、その他6隻とのことです」
「グランドフリートに出撃命令を出せ」
「アイアイサー!」
シーファイターからの情報は、英国海軍本部に設けられた作戦指令室に集約された。大海艦隊の位置を完全に把握した海軍本部は、グランドフリートに全力出撃を命じたのである。
5月31日。
午後から夜半にかけて行われたユトランド沖海戦は、ビーティ艦隊が突撃して蹴散らし、散り散りになったところをジェリコー艦隊が包囲殲滅して、グランドフリートの圧勝に終わった。
お互いの戦力比は、比べるのが気の毒になるくらいに圧倒的であった。
大海艦隊が史実通りに16隻の弩級戦艦、5隻の巡洋戦艦と6隻の前弩級戦艦を持つのに対して、グランドフリートは37隻の高速戦艦を保有していた。
戦艦の戦力指標の一つである主砲の斉射重量においては、大海艦隊の61トンに対してグランドフリートは258トンと、実に4倍以上の圧倒的な差があったのである。
史実において、大海艦隊は射撃指揮に優れ、命中率も高かった。
戦力的に不利であった大海艦隊が、ある程度戦うことが出来た理由の一つであったが、この世界ではドッガー・バンク海戦が発生しておらず、戦訓による弾火薬庫の防御は施されていなかった。主砲の最大仰角を引き上げ、射程距離を伸ばす工事は史実通り実施していたものの、ロクに訓練も出来ない状況だったために、史実ほどの命中率は出せなかった。
これに対して、グランドフリートは史実よりも遥かに強化されていた。
鈍足な戦艦と前弩級艦も含めて、全て最新鋭のクイーンエリザベス型戦艦(QE型)に置き換えるというチートっぷりである。
そのQE型も、ヴァンガードをリバースエンジニアリングしたことによって、最初から主砲の最大仰角が引き上げられており、射程距離が延伸されていた。射撃指揮装置も同様であり、技術的な問題で完全な再現は出来なかったものの、それでも当時としては画期的な性能を達成していたのである。
これに加えて、円卓は史実で握り潰されたコルダイトの取り扱いに関する報告書の内容を重視し、装薬の取り扱いを厳格化していた。
史実のような防火扉の多くを開いたままの状態にして、コルダイトの袋を砲塔近くに置くという、誘爆させて下さいと言わんばかりの悪弊を根絶していた。この結果、史実のような悲惨な艦内爆発による轟沈を未然に防ぐことに成功し、多くの人員が救われたのである。
しかし、ここまでは円卓の想定通りであった。
圧勝するために準備をしてきたのであるから、当然とすら言える。むしろ、ここからが英国紳士の本領発揮であった。
「艦長。現像終わりました!」
「なかなか良い絵が撮れているじゃないか。すぐに本土へ送ってくれ」
グランドフリートと大海艦隊がユトランド沖で殴り合っている最中、周辺海域に展開していた多数のMACシップでは、このような会話が、あちこちで交わされていた。
MACシップから発艦したシーファイターには、大海艦隊の位置を打電するだけでなく、海戦の模様を撮影する任務も課せられていた。偵察要員は、位置情報の打電と戦場カメラマンの二足の草鞋を履いていたのである。
船内の暗室で現像された写真は、別の機体で直ちに英国海軍本部に持ち込まれた。
「これも良い、あれも良い。どれを選べば良いんだ?」
「ほとんど損害無しで一方的に殲滅したから、当然と言えば当然か……」
「上からのお達しで、日本の艦隊の写真は絶対に確保しておけとのことだ」
「あいつらほとんど活躍しなかったせいで、そもそも写真が少ないんだが……」
担当者によって厳選された写真は、英国や海外の新聞社に提供されて大々的に報道され、連合国側の士気は大いに高まった。多少、いや、かなり下駄を履かせていたが、日本の援英派遣艦隊の活躍も報じられた。
今回の一件で、日本は世界大戦に参加しているアジア唯一の列強として大いに注目された。史実以上に注目されてしまったことで、史実以上の面倒ごとを背負い込むことになるのであるが、そんなことは英国紳士の知ったことでは無かった。
ユトランド沖海戦の結果を知らされたヴィルヘルム二世は、即座に箝口令を敷いた。このことが国内で知れ渡れば、今後の戦争に悪影響が出ると判断したためである。
とはいえ、大々的に大海艦隊の出撃を発表してしまった手前、完全に無かったことにするわけにもいかず、ほぼ史実通りの痛み分け程度の戦果を捏造した。海軍の醜態にヴィルヘルム二世は激怒したのであるが、そんな彼にさらなる追い打ちをかけるべく、MI6は暗躍していたのである。
6月1日。
ヤーデ湾を見渡せる建物の屋上で、一人の男が周囲を憚りながら写真撮影をしていた。男はMI6の現地エージェントであり、被写体はグランドフリートの追撃から辛うじて逃げ帰ってきた大海艦隊であった。
今回の作戦のために用意された超望遠カメラには、主砲塔を全て吹き飛ばされたり、艦上構造物が更地にされたりと、廃艦一歩手前の惨状が克明に写し出されていた。そのような状況でも帰って来れたドイツ戦艦の防御力は大したものであったが、そのことがかえって悲惨さを強調していた。
撮影を終了した後の彼の行動は早かった。
どのみち、この写真が公開されれば、撮影角度によって場所が特定されてしまうのである。長居は無用であった。
撮影された写真は、ドイツ国内に構築された極秘ルートによって直ちに英国へ送られた。後日、その写真は『栄光の6月1日の再来』という見出しで英国内の新聞で大々的に報道されたのであるが、厳重な報道管制が敷かれているドイツ国内では報道されなかった。
ドイツ国内におけるユトランド沖海戦の扱いを知った円卓は、想像以上にドイツの国内体制が揺らいでいると判断した。
現有戦力でドイツ軍の前線を突破することは可能であるし、そのための準備も行ってきたのであるが、もう一押しすれば、連合国側有利で停戦することも出来るかもしれない-そう判断した円卓は、将来的な英軍の被害を減らすために、更なる特殊作戦をMI6に命じたのである。
「ASDIC班、反応は?」
「感無し。周辺に船舶は存在しません」
「よし、潜望鏡上げ。全周囲警戒!」
深夜のヘルゴラント島南方の沖合に浮上したのは、M級潜水艦であった。
史実では第1次大戦後に、モニター潜水艦として建造されたのであるが、この世界では特殊作戦用途で最初から主砲を撤去したM2型の仕様で戦中に完成していた。
「格納庫ハッチ開け!」
「機体を所定位置へ。主翼展張急げ!」
「カタパルト接続完了!」
訓練を重ねたクルーの手によって、テキパキと機体の準備が整えられていく。
カタパルトに載せられたのは、パーノール ピート偵察機であった。
「エア圧正常。射出準備良し!」
「射出しろっ!」
空気カタパルトによって、機体が射出される。
その行先は、大海艦隊の根拠地であるヴィルヘルムスハーフェンであった。
「もうすぐ目標地点だ。例のヤツを用意しておけ」
「了解。それにしても、いつから栄光のグランドフリートはブンヤになったんですかね……?」
ぼやきながらも、偵察員は足元に置いた大量の紙束をばら撒き始めた。
紙束は直ちに拡散して、眼下に散らばっていく。
紙束をばら撒いたパーノール ピート偵察機は、サイレンとサーチライトの歓迎を受けつつ北方へ離脱。
会合地点に到達した機体は即座に破棄され、二人を回収したM級潜水艦は全速で海域を離脱した。大海艦隊が壊滅していたとはいえ、敵の本拠地の目の前で行われた大胆不敵な作戦であった。
「これはどういうことだ!?」
「説明しろ、説明をっ!」
「何で真実を言わないんだ!?」
翌日のヴィルヘルムスハーフェンの軍港入口には、市民が殺到していた。
原因は、深夜にばら撒かれたビラを見たせいであった。ばら撒かれたビラは、ロンドン・タイムズの『栄光の6月1日の再来』ドイツ語版であり、軍港内に停泊する廃艦一歩手前な大海艦隊が大きく写し出されていたのである。
当時の戦艦というものは、現代で言えば核兵器に等しい扱いである。
ドイツの誇る大海艦隊が、英国のグランドフリートに一方的に殲滅されたことを知った市民の動揺は、想像以上に大きかった。
(((どうしてこうなった……)))
命からがら逃げかえってきた司令長官ラインハルト・シェア提督と、艦隊首脳部は頭を抱えていた。
「か、閣下。いかがいたしましょう……」
「とにかく、絶対に軍港内に入れてはならんっ! 最悪の場合は発砲も許可する」
「し、しかし……」
「別命あるまで将兵の基地からの外出も禁止だ。これは皇帝陛下からの厳命である!」
「や、ヤヴォール!」
結局のところ、シェアの要請によって現地警察が動いたことで騒動は落ち着いたのであるが、周辺住民の不信感は根強く、艦隊の士気にも多大な悪影響を与えることになってしまったのである。
ビラ撒き作戦は、前線のドイツ軍塹壕に対しても行われた。
二匹目のドジョウを期待してのことであったが、海軍とは違い、脳筋なフランス軍をことごとく撃退している陸軍には、ほとんど効果は無かった。
風に流されたビラは、ドイツ軍塹壕のみならずBEF(英国海外派遣軍)やフランス軍の塹壕にも撒き散らされていた。結果、自軍の活躍を知ったBEFの士気は大いに上がったのであるが、問題はフランス軍であった。
「俺たちはいったい何をやっているんだ……」
「畜生、なんでイギリスだけ……」
「あいつらさえいなければ……」
開戦以来、負け続けたあげくに、組織崩壊寸前にまで陥ったフランス軍にとって、友軍であるはずの英軍の活躍は疎ましいどころか、憎悪すべきものであった。
兵士だけでなく国民も同様であった。
これまでのBEFや地中海遠征軍の活躍はフランス国内でも報道されていたのであるが、それに加えてユトランド沖海戦のグランドフリート無双が報道されたことによって、不甲斐ない自軍への不満と怒りは頂点に達していたのである。
フランス軍と国民の溜まりに溜まった不満と不信は、あらぬ方向へと暴走し、円卓を慌てさせることになるばかりか、戦争の行方に多大な影響を与えることになるのである。
以下、今回登場させた兵器のスペックです。
ブリストル F.2シーファイター
全長:7.87m
全幅:11.96m
全高:2.97m
重量:975kg
翼面積:37.62㎡
最大速度:198km/h
実用上省限度:5500m
武装:7.7mmヴィッカース機銃×2(胴体上部・前方固定)(観測員席・後方旋回)
エンジン:ロールス・ロイス・ファルコン3 液冷エンジン 275馬力
乗員:2名
史実では第一次世界大戦後期ので英国陸軍航空隊の主力戦闘機であったが、円卓によって以下略。
複座であるにもかかわらず、単座のブリストル スカウト戦闘機に匹敵する運動性を備えた高性能機。本来は爆装も可能なのであるが、シーファイターに改修する際に着艦装備の追加や、通信機器の増設による重量増によって不可能となっている。
M級潜水艦
排水量:1594t(水上) 1722t(水中)
全長:90.14m
全幅:7.52m
吃水:4.8m
機関:ヴィッカーズ式12気筒ディーゼル機関2基+電動機2基2軸推進
最大出力:2500馬力(水上) 1600馬力(水中)
最大速力:16ノット(水上) 10ノット(水中:シュノーケル使用時) 9.5ノット(水中:モーター使用時)
航続距離:8ノット/2500浬(水上) 5ノット/9浬(水中:モーター使用時)
乗員:64名
兵装:76.2mm単装砲1基
533mm艦首魚雷発射管4基
魚雷8発
水上機用カタパルト1基
パーノール ピート1機
史実では第1次大戦後に建造されたモニター潜水艦。
この世界では、MI6の特殊作戦のために史実よりも早く建造された。
オリジナルと比べて若干主機が強化され、シュノーケルも追加されている。
航空機運用のために、最初から砲を撤去した史実のM2型の仕様で建造されており、専用に開発されたパーノール ピート偵察機1機を運用可能。発艦は専用のカタパルトによって行われるが、着艦は考慮されておらず、作戦終了後はパイロットのみ回収された。
パーノール ピート
全長:6.86m
全幅:8.66m
全高:2.72m
重量:590kg(空虚) 885kg(正規)
翼面積:16.17㎡
最大速度:182km/h
実用上省限度:3477m
武装:非武装
エンジン:アームストロング シドレー マングース3 空冷星形エンジン 135馬力
乗員:2名
史実において、潜水艦からカタパルト発進する水上機としては史上初の機体。
潜水艦に収納するためにコンパクトサイズであり、性能も最低限であったが、この世界では特殊作戦で活躍することになる。
というわけで、ユトランド沖海戦です。
どうせ勝つのは分かり切ったことなので、場外戦術をメインで書いてみましたw
遅くなってしまったのは、一度書き直したせいです。
戦闘描写を書いていたら、収拾がつかなくなってしまったもので・・・(;^ω^)