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「なんで、アイリッシュは今日もいるんだよ。いつもステフと二人で話しているじゃないか。」
「私の勝手でしょ。第一、セドリック様にもブラッドがいる時は是非っていわれてるし。」
「そんな、セドリック様が…。でもそれじゃあ、僕がステフとゆっくり話せないじゃないか。」
「今、お話したらいいじゃないですか。どうぞ。」
「アイリッシュがいたら、話ずらいんだよ。」
「いったい何をお話しするつもりなんです。話せないなら私が、ステフと楽しい会話するから見ていれば。ステフは、私とお話しするの楽しいって言ってくれるわ。ねぇ、ステフ。」
「僕の方が先に友達になったんだよ。僕と話をする方が楽しいはずだ。ねぇ、ステフ。」
「「どっちと、話したい?」」
ブラッドリーとアイリッシュは、ステファニーに詰め寄った。
ステファニーは、どう答えてよいか分からずあたふたするだけだった。
(どうしましょう。どっちかなんて選べないわ…。)
ステファニーは、困ってエイミーを見た。
エイミーはため息をつくと
「ステファニー様は、自分だけではなく友達を大切にするかたとお話しになりたいはずです。ブラッドリー様。アイリッシュ様。どちらであられますでしょうか。」
ブラッドリーとアイリッシュは、お互いを見た。
「そして、ステファニー様は、友達に優劣をつけるような方ではありません。」
続くエイミーの言葉に、ブラッドリーとアイリッシュは口をつぐんだ。
「ステフ、ごめん。」
「ステフ、ごめんなさい。」
二人はステファニーに謝った。
「私は二人とお話しするのが大好きです。二人ともひとりぼっちの私の心を助けてくれた大切な友達です。」
ステファニーは二人にニコッとわらった。
それをみて、なぜかブラッドリーとアイリッシュはひきつり笑いをしながら握手をした。
あの握手から、表立って言い争うことはなくなったが、二人は競うようにステフと一緒に花の世話をしていた。
ある日、バラを見てアイリッシュは不思議に思った。
「ねぇ、ステフ。」
「どうしたのアイル。」
「なんで、ステフの育てているバラはトゲが少ないの?普通のバラとは何か違うの?」
「本当だ。トゲが少ないな。しかも、トゲが柔らかい気がする。」
ブラッドリーも一輪取るとそのトゲを見てビックリしていた。
「植えているのは、普通の品種よ。でも、なぜか私が育てるとトゲが少ないの。特別になにかしているわけじゃないんだけど。」
ステファニーは首をかしげながら話した。




