第一章「統一」
時は1851年…
世の中は戦争に明け暮れ、産業革命に成功した大英帝国やフランスなどの国々が世界をかき回していた。
さて、当時のバルカン半島は、オスマン帝国の支配下にあった。
ここでは、度重なる失政で、民衆の不満が高まっていた。
そこに、一人のある男が、独立そしと統一のために立ち上がった。
その男の名は、ゼクセル。
23歳と若く、少年時代からリーダーシップを発揮した人物だ。
彼の演説は大変素晴らしく、オスマン帝国に不満を持っていた民衆の心を掴んだ。
そして、とうとう反乱が起こったのだった…
1851年3月
バルカン半島の地方都市ソフィア(現ブルガリア)
この都市で、演説を行う者が居た。
(`=Д=)「我々スラブ民俗は!長い間オスマン帝国に…」
この男が、ゼクセルである。
1828年、ソフィアの郊外の町の職人の家に生まれ、オスマン帝国の失政に悩まさされて来た者の一人だ。
(`=Д=)「…よって!我々は運動を行う!そのために我々は団結しようじゃないか!」
長い演説が終わり、民衆から歓声が上がる。
彼は生まれながらの演説能力によって民衆の支持だけでなく現地の兵士の支持も得た。
しかし、オスマン帝国にとって見れば彼は反乱分子。
そして、とうとう彼にも、兵士が差し向けられた…
その日、ゼクセルは演説を行っていた。
ゼクセルは身の危険を感じ、この日でこの町を去ろうとしていた。
脱出法を仲間達と考えたのだ。
しかし、なんとその仲間の中にはスパイが居て、その情報をもとに兵士が差し向けられた。
さて、ギリシアが演説をしていると…
兵士「動くな!手を挙げろ!」
(`=Д=)「捕まえたければ捕まえればいい」
そうゼクセルは言った。
ゼクセルは兵士に連行された。反乱分子は処刑されるのが普通だ。
しかし、兵士達の多くは彼に同情していた。
情をかけられたゼクセルは、拷問もされず、軽い罰で済んだ。
そして、1ヵ月後、釈放された。