8話:ダンジョン作成
キャラクター紹介:
名前:カアラ・エル・リスティン
年齢:不明(見た目だけで言えば、約19歳らへん)
性別:女
種族:魔族
職業:魔王の娘 Lv86
スキル:魔王の加護・モンスターテイム・魔物の心・魔獣の心・邪神眼・職業適性・スキル看破・魔法(炎・闇・次元)・マスターウェポン鎌/斧
スキル説明:
魔王の加護:魔王の加護。あらゆる魔法に対して耐性を与える。また、闇魔法の威力が上がる。
○○の心(魔物の心・魔獣の心):○○(魔物や魔獣)の話している事がわかり、ある程度仲良くなれる。そして、この効果は、パーティーメンバーと共有することもできる。
邪神眼:千里眼+選択の効果を持つ。
選択:数ある物の中から対象とした物を選ぶことが出来る地味に使い勝手が良いスキル。(例:複数いる人の中から魔法が使えるものを知ることが出来る)
職業適性:魔物の向いた職業がわかる(リーダーetc)
次元魔法:蓮の次元跳躍と同じ属性の魔法。透視が行える等使い勝手が良いが、消費魔力が多い魔法。
「んじゃ、みんなで帰るか。」
「とりあえず、今後は、どうするのー?」
カアラが、聞いてくる。
「とりあえず、マリードに戻って鍛冶が出来そうなやつを探す。その後は、ギルドからお金をもらってその後エスティアのビア山脈の麓にダンジョンを作るってところかな。」
「んー、多分今のところは、それで問題ないかなー」
「私も問題ないと思います。」
「あ、そうだ。俺が鍛冶屋を探している間にカアラとフィルには、買い出しを頼んでもいいかい?アイテムボックスタグの代金も渡すからさ。」
「「了解-」」
その後、蓮は、魔方陣を書き次元跳躍を使用してマリードの町付近に転移した。
――…――…――
転移をした後、町の中に入り2人と別れた。そして、蓮は、フィルを買った奴隷商会に行った。そして、しばらく歩くと目的の建物についた。
「店主は、いるか?」
「少々お待ちください。」
そう言って、3分ほど待つと以前フィルを売ってくれた店主が現れた。
「おぉ、貴方は、以前フィルを買われた・・・」
「蓮と言う。」
「蓮殿ですか。あ、申し遅れました。私は、カインと申します。以後お見知りおきを。さて、本日は、如何様でお越しになられたんですか?」
「鍛冶が出来る者かドワーフを探しているのだが、心当たりは、無いか?」
「そうですねー・・・。エスティアの方に鍛冶が得意なドワーフの娘がいると聞きました。何でも、急に家の者が病気で倒れてそれの治療のために大量のお金が必要だったらしくそれ故に奴隷になったとかどうとか」
「ふむ。なるほど。おおよその値段は、わかるか?」
「私の記憶が正しければ、金貨55枚です。」
「5十5万ルビか。貴重な情報をありがとう。」
「いえ。御気になさらず。良い買い物が出来るといいですね。」
そう言って奴隷商会を出た俺は、宿屋にてフィルとカアラと合流した。その後ギルドから報酬がもらえるまでは、グータラとした平和な日常を過ごした。
――…――…――
「えっとー、此方が、残りの買い取り金額の4千百4十1万5百5ルビになります。」
「あぁ、ありがとう。」
そう言って蓮は、大量の金貨や白金貨、銀貨、銅貨の入った袋を受け取った。
「あの、蓮さんは、これからどうするんですか?」
メイルが尋ねてくる。
「この世界にやって来た目的を果たすだけだ」
「また、会えますよね?」
「さぁな。でも、多分また会えると思うよ。」
「この町でずっと待ってますね!」
「んじゃ、また会うときまで。」
そう言って蓮は、フィルとカアラと共にエスティアに向かうために町の外に出て六芒星を書き次元跳躍でエスティアまで向かった。
――…――…――
「んじゃ、ここからは、別行動だ。集合場所は、夕方にビア山脈のある東口の門に集合だ。」
「「わかった。」」
「じゃあ、また後でな。」
そう言った後3人は、別行動を始めた。フィルとカアラは、食糧や道具、種等を調達した。その時蓮は、奴隷商会に行ってお目当てのドワーフを購入した。そのドワーフは、アーシャと名乗った。アーシャは、茶色の髪をショートカットにしており、フィルやカアラ程では、無いが充分に美人と言える。いや。美人と言うよりは、美少女だ!目覚めちゃいけない道が開きそうな・・・気がする。
そして、夕方になりみんなで集まった後、ビア山脈に向けて歩き出した。
「あのー、御主人様。どこに向かってるんですか?」
「あぁ、ビア山脈だよ。」
「何故、ビア山脈に向かってるんですか?」
「ダンジョンを作るためさ。」
「はひ!?」
「あ、そう言えば話してなかったね」
そう言って蓮は、自分がこれからしようとしていることをアーシャに対して包み隠さずに話した。もちろん、自分が魔王討伐を行った勇者レンであることも、カアラが魔王の娘であること、フィルが、エルフ討伐戦の生き残りだという等の事を説明した。
「なるほど。5十5万ルビをポンと支払われた時には、驚きましたが、そのような事情があられたのですか。」
「んま、そういう事。アーシャに対しては、危害を加えないことを約束する。だから、鍛冶等の仕事を引き受けてくれると嬉しいんだが、ダメかな?」
「いえ。私は、もう御主人様の奴隷ですので、何なりとお申し付けください。」
「ごめんね。全部が終わったら、解放してあげるから。それまでよろしくね。」
「はい!よろしくお願いします。」
こんな感じでアーシャに対してある程度の事情を説明していたら、目の前に目的の場所が見えてきた。
「よし。ここに作るか。」
そう言って蓮は、右手を挙げて言った。
「ダンジョン作成」
すると、目の前の岩肌の表面に穴があき、その形がだんだんと入口になって行った。ダンジョンに入って通路を歩くとすぐに半径30m位の広い円形のホールになっていた。
「んじゃ、バンバン作っていくねー!ダンジョン内設備作成」
そう言って蓮は、どんどんダンジョンを造り替えていった。ちなみに、蓮がダンジョンを作ってる際に、カアラやフィル、アーシャは、晩御飯を準備していた。
「ふー。疲れたー」
「「「お疲れ様です!」」」
こうして、ビア山脈の麓に新たなダンジョンが出来上がった・・・。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
今日は、頑張ってみました。ついに、蓮がダンジョンを作りました!
どんなダンジョンを最初作ったかは、次の次の次の話まで楽しみにしていてください。
次回とその次回は、閑話を挟みます。3年前の蓮に起きた出来事。フィルに起きた出来事を書こうかと思います。
本編が早く読みたいと思われますが、閑話の方を楽しんで頂けると幸いです。
次回は、多分蓮の3年前の出来事について書くと思います。どうか楽しみにしていただけると有難いです。
※毎度ながら誤字・日本語のおかしな部分・感想等々お待ちしております。そして、この小説の題名を切実に募集しております!どなたかアイディアのある方よろしくお願いします!