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元勇者の復讐劇  作者: 麗月
第1章:迷宮作成準備編
6/48

6話:勘違い

修正:


2話>


16万2000→16万2千


空夜→蓮



3話>


5万2500ルビ→5万2千5百ルビ


60000ルビ→6万ルビ


7500ルビ→7千5百ルビ


5話>


手に入れれなかった→手に入れることが出来なかった


1000万ルビ→1千万ルビ



そして、報酬の件ですが、考えた末、5千百4十1万5百5(51410505)ルビとします。



追加修正:


4話:


この宝石と金と銀とミスリル、ヴリトラ以外のモンスターの素材を売りたい→オリハルコンとヴリトラの素材と武具を残して他全て売りたい



※報酬のやつですが、漢字だけだと分かりにくかったので、()書きで数字を追加しました。

 蓮は、フィルの話を外ですべき事ではないと判断して宿屋の2人部屋を借りた。部屋に入ってまず、体を拭いたり、持ち物の整理、装備品の確認等をして次の日に魔界に行けるように準備をした。


 そして、準備が終わると、蓮は、フィルに聞いた。


「最後の1人のエルフ族ってどういう事なの?」


「・・・それは、勇者によってエルフの里が、壊滅させられたからです。」


「それって、どういう事?」


 そう問われたフィルは、蓮の思いもよらないことを口にした。


「私の里は、勇者レンとその一味によって滅ぼされたんです。勇者とは、名ばかりの行為は、ただの山賊でした。私は、なんとかそこから一人逃げ延び隠居していたところ1年ほど前にたまたまそこを通りがかった山賊の手によって奴隷にさせられました。私は、決めたんです。まだこの世界にいるであろうエルフ族の復興と、勇者レンの殺害だけをこの数年間考え続けました。」


「なるほど。そうすると、俺は、君に言うべきことが2つある。」


「なんですか?」


「1つ目は、俺が、勇者レンだ。そして、2つ目は、里を襲ったのが、俺では、ない事だ。」


「・・・どういう事か説明して頂けますか?」


「3年前、俺は、確かにこの手で魔王を討伐した。しかし、そこから本国エスティアに帰った途端、国王の様々な策略によって俺は、元居た世界に強制帰還させられたんだ。その際に受けた様々な陰謀に対して俺は、復讐するためにこの世界に戻ってきた。信じないならそれでいい。ただ、俺を殺したいのであれば、殺してもらっても構わない。しかし、それは、エスティアに復讐をした後でお願いしたい。」


「・・・奴隷である私は、蓮様を殺すことは、出来ません。ただ、蓮様の話を聞く限りでは、どうやら私の復讐相手は、蓮様と同じくエスティアだと思います。一応お聞きしますが、ワープの呪文をお使いいただくことは、可能ですか?」


「ワープの呪文なら使えるぞ。」


「でしたら、私たちの里、名をアレリアと言います。そこにワープで飛んでいただけませんか?」


「構わない。手を握ってくれるか?」


 そう言った蓮は、フィルに手を差だし、それをフィルがしっかりと握った。


「ワープ、アレリア。」


 蓮がそう言うと目の前に黒い扉が現れた。しかし、それを開けようとしても開ける事が出来なかった。


「あれ?開かない・・・。」


「どうやら、蓮様のお話は、本当のようですね。ワープの魔法は、対象とする場所の名前と、そこに一度直接足を運んでないと使用することは、出来ません。つまり、蓮様は、襲撃の際にその場に居合わせなかったことになります。」


「それは、俺が城の中で悠々自適にしてた可能性もあるぞ?」


「それは、ありえません。里が攻撃される前にパーティーの中の一人の勇者レンと名乗る者がおりました。『私こそ魔王を打ち滅ぼしし者、勇者レンである。この度は、エルフ族が反逆の罪の疑いがあるとされた。』と言って、そこから虐殺が始まったのです。つまり、蓮様は、仰られたように蓮様は、当時そこにいなかったことになります。」


「んー、何とも言い難いんだが、納得してくれたんなら良いや。」


「私から2つほど質問があるのですがよろしいでしょうか?」


「あぁ、構わない。」


「1つ目は、いかようにしてエスティアに対して復讐するんですか?2つ目は、何故明日魔界に行くんですか?」


「1つ目に関してだが、それは、俺の職業が、ダンジョンクリエイターだから、それを利用してエスティア内にダンジョンを作りそこで兵力を貯めてそのまま滅ぼすと言った手順だ。少し効率が悪いが、地獄を見せないと俺の気が収まらないんでな。2つ目に関しては、魔王の娘を迎えに行く。」


「魔王の娘!?」


「あぁ、魔王には、一人の娘がいる。俺は、魔王に娘の今後の生活を見てやってくれと頼まれたんだ。」


「は・・・初めて知りました・・・。魔王に娘がいたんですね。」


 フィルは、驚いていた。エルフと言うのは、基本的に顔に感情を出さないものだと教わっていた。しかしながら、今のフィルの顔には、驚愕の色が濃く出ていた。

最後まで読んで頂きありがとうございます!


そして、今回数多のミスを修正しました。御指摘頂いた方々この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございます!


次回は、魔王の娘が登場します。


次回も楽しみにしていただけると有難いです。

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