5話:フィルと宣戦布告?
キャラクター紹介:
名前:暁蓮
年齢:18歳
性別:男
種族:人間
職業:ダンジョンクリエイター Lv153←ダンジョンから帰って来た後なので
スキル:ダンジョン作成・ダンジョン内整備作成・ダンジョン内設備移築・ダンジョン内監視・ダンジョンないモンスター召喚・心眼・マスターウエポン剣・闘気・魅了・快楽・モンスターテイム・大賢者の加護・不死鳥の加護・千里眼・魔法(火・水・風・雷・光・創造)・スキル看破
※スキル紹介
スキル看破:対象の適性値の高いスキルを知ることが出来る。
創造魔法:思い通りの武具を作る事が出来る魔法。作る武具により膨大な魔力を使用する。蓮でも、1日に2回か3回しか使えない。ちなみに、優秀な一流魔術師でも、1回使えるかどうかである。
修正:
・4話:報酬の金額
報酬の金額を1357万ルビが、少なすぎると御指摘頂いたので、しばし考えた後に報酬額を変更します。
多分5千万程度になると思われます。
詳しい額が、決まるまで修正は、しない予定ですが、次話の時には、しようかと思います。
・2話:フィルのステータス
Lvの表記が抜けていたので、書き直しておきます。
一括で報酬を手に入れる事が出来なかった蓮は、とりあえずと、報酬の一部である1000万ルビ(白金貨8枚と金貨200枚)を貰って残りは、1週間後と約束し、奴隷商会に向かった。そして、前回は、スカスカであった店内であったが、今日に限っては、人がいっぱいいた。そして、あるものを見つけてしまった蓮に忌まわしき思い出が、脳裏によぎった。
そこには、白が基調のいかにも豪華と言わんばかりの馬車であり、馬車の側面に描いてあった国旗は、紛れもない蓮を地球に強制的に帰還させた王国、エスティアの物であった。
―エスティア。それこそ蓮の復讐の対象である国である。メギド内における巨大3大国家のトップと言える国家である。今いるマリードは、ジュトーと言う2番目にでかい国家に位置している。ちなみに、3番目にでかい国家は、ノーザン。少し話がそれってしまったが、今目の前にある馬車は、紛れもなくエスティア国家の物である。エスティアは、魔王が復活するたびに、召喚魔法を用いて勇者を召喚していた。魔王が倒された後は、勇者の力量で国家に忠誠を誓わせるか、もしくは、蓮みたいに強制送還して存在をもみ消していた。
そんなエスティアの馬車がこのノーザンに何故あるのか。理由は、店の中を見た蓮には、すぐに分かった。
「何故、余には、そのエルフを売れぬと申すか?余は、エスティアの貴族、モルガンだぞ。さっさとそのエルフの奴隷を売らぬか。」
モルガンと名乗った貴族は、見た目からして『残念な貴族』と言うのにふさわしかった。ぷっくりと出たお腹、指輪等の装飾品の数々、そして、少し残念な顔。どこからどう見ても残念な貴族である。そして、蓮は、このモルガンを知っている。
「此方のエルフの奴隷は、本日御購入の御予約が御座いますので、いくら貴族様と申されましても、お売りすることは、出来ません。」
「そのような平民の事など余の知ったところではないわ。はよおそのエルフを売れ!」
「その平民が、俺だとしても、同じことが言えるのか?」
「うるさい、平民風情が、余のような・・・こ・・う・・・」
モルガンは、顔が青ざめていた。
「久しぶりだな。モルガン。元気にしていたか?」
「な、何故お主がここにいる?」
「何故って、そりゃー、決まってるでしょ?と言うか、お前迷惑だから、帰れ。あ、でも部下もろとも頭と胴体が離れても良いなら、残ってても良いぞ?」
「ふざけるなああああああ、覚えておれ」
そう悪態をつきながら、モルガンは、馬車に乗り村を後にした。
(まずいな。これで、俺がこの世界にいる事がエスティアの国王の耳に入ってしまう。予定を変更してすぐにでもダンジョンを作らないと。でも、それ以前にあと2つは、どうしてもやっておかなくては・・・。)
「あぁ、すまない。雰囲気を悪くしたな。ところで、フィルを買いたいんだが良いだろうか?」
そう言った蓮は、店主に白金貨を1枚と金貨を10枚ほど渡した。店主は、首をかしげていた。100万ルビの値段のフィルは、白金貨1枚で買える。なのに、何故金貨10枚も余計に出してるのか?店主がそう疑問に思ったのを察したのであろう蓮が、
「迷惑をかけてしまったから、迷惑料と思って受けと手貰えると嬉しい。」
「なるほど。お気遣いありがとうございます。」
「んじゃ、契約を済ませたいのだが、構わないか?」
「はい。どうぞ。」
そう言って、蓮は、人差し指の先をナイフで少し切り血をフィルに飲ませた。
「今日から、よろしく頼むな。」
「はい。」
「んじゃ、ちょっと用事があるからついてきて」
「えっと、あ、その、はい」
契約を終えた蓮は、フィルを連れて町の外に向かった。
「さて、お互い自己紹介をしようか。俺の名前は、暁蓮。暁でも蓮でも好きな方で呼んでくれ。」
「わかりました蓮様。私は、フィル・リ・ベリルクと申します。フィルとお呼びください。」
「じゃあ、早速だがフィル。明日、魔界に向かう。」
「はい!?」
「明日魔界に向かって明後日には、ここに帰ってくる予定だ。そして、鍛冶が出来そうな奴隷を帰ってきてから探す予定だ。そして、全員の装備を整えたら、今度は、エスティアに向かう。予定として、むこうに向かうのは1週間以内だ。」
「何か事情があるみたいですね。私は、蓮様にどこまででもついて行きます。だから、見捨てないで下さいね?」
「あぁ、もちろんだ。さて、最後に気になる事を聞きたいのだがいいか?」
「なんとなく何を聞かれるのかわかりますが、一応聞いてもらって大丈夫です。」
「何故、君の瞳は、負の感情で満ち溢れているのだ?」
「・・・多分ですが、私がこの大陸で最後のエルフ族だからです。」
最後まで読んで頂きありがとうございます。
フィルを買った蓮ですが、どうやらやることは、いっぱいあるようですね!
次回は、フィルの瞳の理由と、魔界に関することが少しでも書けたらなと思います。
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