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元勇者の復讐劇  作者: 麗月
3章:勇者と巫女と奴隷と
27/48

23話:奴隷オークション~その3~

修正>


22話:


食い下がらなかった→引き下がらなかった


該当箇所をしていただきありがとうございます。



キャラクター紹介>


エリンシア王国の姫様


名前:ユリ・リトル・エリンシア

年齢:18歳

性別:女

種族:人間

職業:姫 Lv21

スキル:統治・魔法(治癒)・加護・幸運


今は、亡きエリンシア王国の姫様。城下町が魔物に襲われた際に巻き込まれて絶体絶命のところを蓮によって助けられた。それ以来一目惚れをし、魔王討伐が終わった際に結婚を申し込む予定だった。

 蓮達の前にいる奴隷に会場の全員が驚いた。そして、司会進行役の者が伝える。


「この度、急遽オークションに参加となった奴隷です。史上初の魔族の奴隷です。」


 奴隷商人が、そう言うと魔族の少女が出て来た。それを見たカアラは、驚愕の表情だった。


「リリーナ」


 カアラが、そう呟いた。そして、蓮は、千里眼を使った。


名前:リリーナ・リル・フィン

年齢:213歳

性別:女

種族:魔族

職業:ヴァンパイア Lv196

スキル:マスターウェポン鞭・血の祝福・血の従者・血の誓約・吸血・魔法(水・風・雷・氷・次元・闇)

・魔物の心・魔獣の心・邪神眼


「カアラ、お前の知り合いか?」


「私の幼馴染どころか、大親友。子供のころからずっと一緒に育ってきた。それを、人間共は・・・」


「待て。あの子は、俺がどうにかする。だから、我慢するんだ。」


「わかった。蓮、私もどうやら復讐する理由が出来ちゃったみたい。」


「みたいだな。まぁ、とりあえず、どうにかするわ」


「では、白金貨1枚より始めます。」


「白金貨1枚金貨10枚」


「白金貨1枚金貨20枚」


 段々と値段が上がっていくが、蓮はとにかく早くリリーナを開放するために蓮は、一気に値段を上げた。


「白金貨2枚」


「白金貨3枚」


 一人だけ食いついて来た。他の貴族やら執事やらは、黙っている。


「白金貨4枚」


「白金貨5枚」


「白金貨6枚」


 白金貨6枚まで上げると、残りの一人が黙っている。


「白金貨6枚。これ以上出せる方は、おられませんか?」


『・・・。』


「それでは、白金貨6枚で落札となりました。」


 こうして、奴隷オークションは、幕を閉じた。オークションが終わると、オリク、セリーナ、リリーナ。そして、ユリとの奴隷契約を済ませた。ちなみに、ユリとは、旧エリンシア王国の姫様である。オリクは、低い身長に頑丈な腕っぷし、そして髭がもじゃもじゃしており、THEドワーフと言った具合の容姿だ。セリーナは、フィルと同様絶世の美女の一言に尽きる。フィルとは、違い銀髪を腰のあたりまで伸ばしており、瞳は、黄緑色。リリーナは、セリーナ同様銀髪であるが、肩までしかなく赤い真紅の瞳をしている。ヴァンパイア故か、年齢が200歳を超えているというのに、見た目だけだと20歳程度にしか思えなく、カアラ同様に美人である。ユリは、昔あった時とは、違い少し明るい茶色の髪をツインテールにしている。フィルやセリーナ等のエルフ、カアラやリリーナ等の魔族の絶世の美女がいるが、彼女自身も確実に美人である。


 そして、契約を終えた蓮は、皆に告げた。


「アーシャ、買い物を頼んでいいか?俺には、何が必要かあまりわからない。皆に聞いて必要な物を揃えてくれ。今から3時間後に例の場所に迎えに来る。」


「了解しました。」


「そして、皆には、積もる話もあるだろうが、とりあえずは、家に帰って休んでくれ。詳しい話は、皆が揃ってからにしよう。」


『わかりました』


「んじゃ、行くぞ。次元跳躍」


 すると、前に扉が発生し、その先は、迷宮区の王の間へと、続いていた。



――…――…――


 アーシャを迎えに行った後、皆で王の間に集まり話し合いを始めた。


「さて、とりあえず、自己紹介からだな。俺は、暁蓮。3年ほど前に勇者レンとして魔王を討伐した。そして、魔王を討伐されたのちに俺の元居た世界に強制帰還させられた。それ以来、俺は、エスティア王国を恨んでいる。そのために今、俺は、ダンジョンマスターとなって魔獣の軍隊を作っている。そして、目指すのは、エスティア王国の滅亡だ。」


 蓮が、自己紹介を終えると、皆が驚愕の表情に包まれていた。そして、フィルとカアラ、アーシャにアミンが続けた。4人の自己紹介が終わると、オリク、ユリ、セリーナ、リリーナの自己紹介が始まった。


「わしは、オリクだ。鍛冶師をしている。どうやらわしは、アーシャを手伝えば良いみたいだな。皆の武具の事は、わしとアーシャに任せてくれ。しっかりと作ると約束しよう。」


「私は、ユリ。ユリ・リトル・エリンシア。今は亡きエリンシア王国の王女でした。私は、4年ほど前に、魔物に町を襲われて危ない所を蓮様に救って頂きました。蓮様、また会えてうれしいです。」


「私は、セリーナ・ル・イレスト。フィルと同じエルフの里で育った。話を聞く限りでは、私は、主様(あるじさま)と同じ意志のようだ。これからよろしく頼む。」


「えっと・・・リリーナです。リリーナ・リル・フィンって言います・・・。カアラの友達です。」


「とりあえず、皆に確認したい。皆は、エスティア王国の滅亡に賛成か?それとも、協力するか?それとも反対か?」


 蓮がそう言うと、フィル、セリーナのエルフコンビとユリは、賛成した。カアラとリリーナも賛成した。アーシャとオリク、アミンは、賛成はしないが協力は、するとの事だった。


「とりあえず、皆の意志が聞けて良かった。さて、とりあえず、奴隷の首輪等の奴隷に関する誓いを解除しようと思う。」


 蓮が、そう言うとその場にいる全員が、驚愕の顔に包まれ、いたるところで驚愕の声が上がった。

最後まで読んで頂きありがとうございます。


今回でようやく奴隷オークションに関しては、ほとんど終わりです。


次回は、奴隷解放と巫女の登場です。


次回も楽しみにしていただけるとありがとうございます。



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