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元勇者の復讐劇  作者: 麗月
2.5章:閑話と資料編
23/48

閑話3:Girls'Talk In Dangeon of Bia

※今回の話は、本編に関係のない話です。


題の英語のつづりと用法が間違っていないか不安でいっぱいです・・・

 この物語は、とある日に、たまたまお風呂で一緒になったフィル・カアラ・アーシャ・アミンの会話である。この物語は、会話がメインになります。


――…――…――


「ねぇねぇ、フィルー、お風呂行こうよー」


「そうね。行きましょうか」


 そう言って、フィルとカアラは、お風呂に向かった。そしてお風呂に入ると、そこには、アーシャとアミンが、いた。


「あ、フィルさんにカアラさん、御先に失礼しています。」


「あ、アーシャさんにアミンさんもお風呂に入ってたの」


「えぇ、初めてここにきてお風呂と言う物に入りましたけど、これ癖になってしまうほど気持ちが良いですね。」


「アーシャさんに同じく。冒険で色々なところに行っていたけどこんなのは、初めて見ました。蓮様って何者なんでしょうか?」


「私は、魔界からメギドの様子は、透視魔法で色々見てたけど、こんなのは、見たことなかったなー。やっぱ、あれか。蓮の元居た世界が原因かな。」


「「へ?」」


 カアラの何気ない一言で、アーシャとアミンは、目が点になった。そして、凍ったかの如く動かなくなってしまった。


「あれ?フィル。これ言ったらまずかったかな?」


「んー、どうなんでしょう?まー、蓮様だから大丈夫だと思いますよ?」


「ふむ・・・。そう言えば、フィルは、蓮の事をどう思っておる?」


「ほへ!?い、いきなり何を聞いてくるんですか?」


 カアラの質問に顔を真っ赤にして答えるフィル。すると、反応のなかった2人の意識が、戻ってきた。


「「ここは、どこ?私は、誰?てか、貴女達誰?」」


 アーシャとアミンは、わけのわからない事を呟いた。それを見かねたカアラが状況説明を行った。


「お、戻ってきおったな。今な、フィルに蓮の事をどう思うか聞いてるとこなんだよ。」


「はぅぅ・・・そんなこといきなり聞かないで下さいよー」


「フィルさん、耳まで真っ赤になってますよ?」


「これが、俗にいう恋ってやつですか」


「はぅぅぅ、恥ずかしいです・・・。」


 耳を真っ赤にしながら恥ずかしがるフィル。


「そう言えば、アーシャとアミンは、蓮の事をどう思う?」


「私は、不思議な人ですねー。なんて言うか、私みたいな借金奴隷に、しかも、金貨55枚の借金をポンって返済してしまうような人ですからねー。貴族の方でも中々できませんよー。」


「私は、何ていうか、少し前までは、憎い存在でしたが、掴みどころのない御方だと最近は、思っています。」


「フィルは、言うまでもないな!」


「「ふふふ」」


「うぅ、みんなひどいですよー」


 思い思いの事を語るアーシャとアミンであったが、フィルは、いつまでも顔を真っ赤にしていた。


「そう言うカアラさんこそ、蓮様の事をどう思っているんですか?」


 反撃と言わんばかりにフィルがカアラに尋ねる。


「ん?私か?私は、蓮の事は、好きだぞ?父上の仇であるが、それを差し置いて、蓮は、良い奴だ!」


「はぅ、なんか聞いた側なのに負けた感がします・・・。」


「なんなら、今晩二人で寝室に忍び込んで襲っちゃうか?」


 ニヤニヤしながら、カアラがフィルに尋ねる。そんなフィルは、耳の先まで真っ赤にしながら言った。


「お、お、おぉ、襲う!?むりむりむりむりむりむり!私には、無理ですー。この思いは、永遠に私の心の中に収めておきます!」


「ふむ。エルフと言うのは、よくわからんな!」


「冒険の最中、聞いた話ですが、エルフの方は、本来は、好きになった相手には、非常に欲望的になるそうですよ?」


「あ、それドワーフの里でも父や母が、言ってた!いつもは、何を考えているかわかんないけど、事恋愛においては、非常に欲望的って言ってた!」


「ほほー、じゃあ、ここのフィルは、変わり者エルフと言うわけかな?」


「「ですね!」」


 ニヤニヤしながら会話をするカアラとアーシャとアミンだが、会話のネタのフィルは、頭から湯気が出そうな勢いで顔を真っ赤にしていた。


「はぅぅー」


 そう言いながら、部屋の片隅で『orz』みたいな体制で凹んでいるエルフのフィルであった。


「こういうの見ていると、いじめたくなるのって私だけか?」


「「いえ、フィルさん面白いからその気持ちわかります!」」


 カアラの言葉に賛同の色を示すアーシャとアミンであった。この時、3人の中で1週間に1度、フィルをおちょくって楽しもう!と言う行事が出来てしまった。当のフィル本人は、その日が、地獄で仕方がなかった。フィル曰く、「こんな事なら、ドラゴン相手に攻撃しないで30分間耐久戦を挑む方がましだー」との事だった。ちなみに、そのことを全く知らない蓮は、「最近、みんなが仲良くて良い事だ!」と、呑気に言っていた。それを聞いたフィルは、しょぼーんっとなったのは、言うまでもない。

最後まで読んで頂きありがとうございます!


恋愛の話ってのは、なんとも書くのが難しい。そう改めて思いました。


何ていうか、恋愛の話を書くくらいなら本編を2話書く方が個人的には、楽な気持ちでした!でも今後、本編にも恋愛関連の話が出てくるとなると、若干憂鬱な気分です!



次回は、解説の話になると思います!


今まで前書きに書いてあったような断片的な物をきっちりとこの辺で1度まとめようかと思います。


次回の話も楽しみにしていただけると有難いです。

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