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元勇者の復讐劇  作者: 麗月
第2章:ビア迷宮誕生
18/48

16話:侵略?

キャラ紹介>


名前:レンガ ♂

エリートゴブリンコマンダーLv23 装備:鉄の槍 革の腰巻

スキル:通信・槍術(Slv2)・統括・探知


最初からいるゴブリン達の長。


名前:マルタ ♂

エリートゴブリンリーダーLv21 装備:鉄の剣 木の盾 革の腰巻

スキル:剣術(Slv2)・ガード(Slv1)・指示


ゼロットによって連れてこられたゴブリン達の長。


名前:メイ ♀

エリートゴブリンスナイパーLv21 装備:鉄の弓 革の腰巻

スキル:弓術(Slv2)・必中


レンガ達の村の出身。弓の扱いに優れている。


名前:カレル ♂

エリートゴブリンフェンサーLv22 装備:鉄の細剣 革の腰巻

スキル:剣術(Slv3)・心眼


レンガ達の村の出身のゴブリンの剣の達人。


名前:バルト ♂

エリートゴブリンファイターLv20 装備:鉄の斧 革の腰巻

スキル:斧術(Slv1)・狂乱


マルタたちの村の出身のゴブリン。


名前:レイル ♂

エリートゴブリンソルジャーLv20 装備:鉄の槍 木の盾 革の腰巻

スキル:槍術(Slv2)・ガード(Slv1)


レンガ達の村の出身のゴブリン


名前:リク ♀

エリートゴブリンマジシャンLv20 装備:木の杖 革の腰巻

スキル:魔法(火)


レンガ達の村の出身のゴブリン。


名前:ニル ♀

エリートゴブリンサモナーLv20 装備:木の杖 革の腰巻 指輪

スキル:ゴブリンサモン(Slv1)


ゼロットが連れてきたはぐれゴブリンの1体。イルとは、仲良し。


名前:セフィア ♀

エリートゴブリンシーフLv21 装備:鉄のダガー 革の腰巻

スキル:罠設置(Slv2)・鍵開け(Slv1)・罠解除(Slv1)


レンガ達の村の出身のゴブリン。


名前:イル ♀

エリートゴブリンヒーラーLv22 装備:木の杖 革の腰巻 指輪

スキル:魔法(治癒)


ゼロットが連れてきたはぐれゴブリンの1体。ニルとは、仲良し。


名前:ゲイル ♂

ハイオークガードナーLv23 装備:鉄の槍 鉄の盾 革の鎧

スキル:槍術(Slv1)・ガード(Slv3)・鉄壁


レンガと共に行動していたオークのリーダー。


名前:フェン ♂

テンペストウルフLv25 装備:鉄の鉤爪 革の腰巻

スキル:魔法(水・風)・影縫い


ゼロットが連れてきたブラックウルフ達のリーダー。



魔獣紹介>


エリートゴブリン:ゴブリンのレベルが上がるとなれるゴブリンの上級種。使ってる武具や潜在能力により職業が変わる。


ハイオーク:オークのレベルが上がるとなれるオークの上級種。使ってる武具や潜在能力により職業が変わる。


ブラックウルフ:森に住む血に飢えた黒い狼。


テンペストウルフ:ブラックウルフのレベルが上がるとなれる上位種。種族スキルの影縫いが使用可能になる。



スキル説明:


統括:指示の上位スキル。指示した相手のステータスをあげる。


探知:周りの状況を把握できる。


通信:エリートゴブリンに対して遠くでも会話が出来る。


指示:指示した相手の攻撃と防御をあげる。


必中:攻撃の命中率が上がる。


ゴブリンサモン:ゴブリンを召喚できる。召喚できる数は、Slvと魔力に依存。


鉄壁:防御力をあげる。


影縫い:テンペストウルフが使えるスキル。目に見える範囲の影に移動できる。


「とりあえず、俺は、ここから一番近い村を侵略しようと思う。」


「私は、反対です。村を侵略して支配するなんて、エスティアとやってることが同じじゃないですか。」


 ざわついた中、フィルが、反対意見を言う。


「あー、悪い。言い方が悪かった。要は、近くの村と食料を取り引きしようと思うんだ。」


「と、言いますと?」


「俺たちは、食糧が欲しい。村の人たちは、魔物の脅威や税金、賊等の様々な脅威に見舞われている。本来は、エスティアが、税金の代わりに村を庇護するはずなんだが、多分されていないと思うんだ。そこのところは、アミンが、知っていそうなんだが、どうなんだ?」


「確かに、仰られる通りに村は、税金で苦しいですし、騎士団なんてのは、滅多に来ません。村が魔獣に今まで襲われた事が無いのは、非常に幸運ですが、その幸運もいつまで続くのか不安で仕方ないっと村の人が言っていました。」


「んまーそういう事だ。つまり、俺たちは、食糧を要求する代わりに、俺たちは、安全を提供するつもりだ。俺たちが、エスティアに属する村を取り引きで味方にするから、意味合い的には、侵略と同じだろ?」


 蓮は、自分の考える事を思う存分言った。その場にいる者は、ざわついていたが、ふと疑問に思った事をカアラが、言った。


「確かに、その条件は、魅力的だと思いますが、どうやって村の様子を知るんですか?」


「それに関してだが、俺の召喚魔法で監視用ガーゴイルと言うのが、存在する。異常があれば俺にすぐ連絡が行くようになっている。それを村の四方に設置しようと思う。んで、村の中心に転移用の祠を作ろうと思う。この祠は、帰ってきたらアーシャに作ってもらう迷宮の住人の証となる腕輪によって起動するようにしようと思う。こんなもんでどうだ?」


「確かに、それだと問題は、解決しますね。でも、見返りが食料だけで良いんですか?」



「それに関してだが、迷宮で使えそうな人がいたら、その時は、条件に加えようと思う。一応最低限の条件として食糧ってなわけだ。誰か、反対のやつは、いるか?」


「悪くは、無いと思います。」


「んー、良いんじゃない?」


 フィルとカアラが、了承した。それを聞いた蓮は、ホッとした。


「んじゃ、明日行くから、フィルとカアラは、準備しておいてね。アミンは、明日にアーシャが返ってくるだろうから、それを手伝ってやってくれ。」


「「「わかりましたー」」」


「んじゃ、解散!」



――…――…――


「あれが、アミンの言ってた村かなー?」


「ですね。でも、様子がおかしいですね?」


「えーっとね、透視魔法使ったら、何やら村の入り口に賊がいるらしくて、それで騒がしくなってるみたい。」


「急ぐか。」


 蓮達3人は、急ぎ足で村に向かった。



――…――…――


「ぐへへ、金と女と食料を出せば、命だけは、勘弁してやるぜ?」


「御頭、それじゃ、飢え死にしますって!」


「がはは!確かに、それもそうだ!」


「こ、こんなことをして騎士団様が、放っておくとでも思ったのか?」


 村長と思われる男が、賊に言う。


「ぶは!こりゃ、傑作だ!今の聞いたか?騎士団だってよー」


 御頭がそう言うと部下の賊も声を出して笑う。


「その頼みの騎士団が、最近ビアの迷宮で死んだってわけよ。んで、俺たちは、そこの迷宮の主に頼まれてこの村に来てるんだわ。」


「そ、そんな・・・騎士団様方がやられるなんて・・・」


 絶望に浸る村長と思われる男と、村の人たち。


「うーん、君らなんて知らないんだけどなー?」


「あ?誰だおめぇ?死にたいのか?」


「ビアの迷宮の主の暁蓮だ。」


「迷宮の主だってよー?こりゃ、傑作だな!こんなとこに迷宮の主がいるわけねぇだろー。命が欲しかったら後ろの女と持ち物全部置いて行けば助けてやるぜぇ?」


「「・・・」」


 フィルとカアラは、向けられる下賤な視線に耐えている。


「うん。決まった。君たち、死んでくれる?」


 蓮がそう言うと、右手を掲げた。


「な、なんだ?動けねぇぞ。」


 そう言って属の連中は、動けなくなった。それもそのはず、蓮が、賊を"エアバインド"で全員を束縛しているからである。


「最後に言い残すことある?」


 不気味な笑みを浮かべて蓮が問う。


「ふ、ふざけんなあぁぁー。俺らが死んでも、ボルボの御頭がやってくるぜ?精々、震えて生きてるんだな!」


「んじゃ、ばいばーい」


 そう言って、蓮は、"エアカッター"を使って賊全員を始末した。


「あのー、助けて頂きありがとうございます。」


「いえ、それより、怪我をされた方は、おられますか?」


「特には。それで、迷宮の主様がこの村に一体何の用でしょうか?」


「あー、それについてなんだが、さっきの賊が言ってたボルボの御頭ってこの変じゃ有名な賊か何かのか?」


「えぇ、ビア山脈を拠点とする賊です、それが、どうかしたんですか?」


「えっとですねー、俺は、この村に取引に来たんですよ。」


「内容を教えて頂けますか?」


「えっとだな・・・」


 そう言って、蓮は、3つの条件を村長に突き付けた。


 1:月に1度食料を渡す。(出来た食料の量で渡す量が、変化する。)

 2:ビアの迷宮に属してほしい。(ビアの迷宮の国土になって欲しい。)

 3:迷宮に属する者とは、喧嘩をしない。


 そして、蓮は、それと同時に対価を説明した。


 1:村に監視用のガーゴイルを設置して安全を保障する。

 2:村の守りを強化する。

 3:いざと言うときのために迷宮内に住居を用意する。


「とまぁ、こんな感じでどうでしょう?安全を保障するということの証明として、今からボルボ賊を討伐してきますわ。その結果で返事を聞かせてくださいな。」


 そう言って、蓮は、賊の討伐に向かった。

最後まで読んでくれてありがとうございます!


前書きのキャラ紹介・魔獣紹介・スキル紹介にやたら時間を取られました・・・


次回は、賊を殲滅しに行きます。


と、言うか・・・今さらながら気づいたんですが・・・この小説、未だにハーレム要素が無いような気がするんですが・・・気のせいでしょうか?そのうち書かないといけないのかなー・・・?


※変な個所・誤字等々御座いましたら遠慮なく報告してください。出来るだけ早く修正します。

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