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元勇者の復讐劇  作者: 麗月
第2章:ビア迷宮誕生
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12話:騎士団

最近、リアルが忙しくて更新が非常に不定期です。申し訳ないです。


感想の返事・誤字やミスの修正等も遅くなります。申し訳ないです。

『我が主よ。ただいま戻りました。』


「ゼロットご苦労様!んで、どうだった?」


『は。ゴブリンが200体・オーク30体・ブラックウルフ10体が、明日には、此方につきます。そして、魔獣の連中に聞いた話ですが、明後日頃に近くの町の派遣騎士団の連中300程がこの迷宮にやってくるみたいです。』


「報告ありがとう!騎士団かー。今回は、やりたい事があるから騎士団には、悪いけど皆殺しかなー。んじゃ、次の命令があるまでこの部屋で待機ね」


『承知しました。』


 報告を終えたゼロットは、部屋の片隅に移動した。


「なにをするつもりなのー?」


 カアラが、聞いくる。


「色々設備が欲しくなってさ。そのためかなー」


「なるほど。でも、300もの数をどうするの?」


「最悪、俺とカアラとフィルでなんとかなるだろ」


「だね!」


「あのー、良いですか?」


 話が終わった頃合いを見計らってアーシャが、声を掛けてくる。


「ん?どうした?装備が出来たのか?」


「はい。これらが、そうです。」


 そう言って、アーシャは、蓮に頼まれた武具を置いて行った。その出来栄えは、素晴らしいの一言に尽きる出来だった。


「すごいな」


「ありがとうございます。多分サイズも先日計測したので問題ないはずです。少し早い出来ですが、不備が無いか一応装備して貰えますか?」


「「「はーい」」」


 そう言って、蓮・フィル・カアラは、武具を装備しだした。


「ぴったりだ。問題ない!」


「こんな良い装備初めてしました・・・」


「んー良い感じ!」


 蓮・フィル・カアラの順番に装備の出来栄えに満足していた。


「そう言ってもらえると嬉しいです。ありがとうございます!」


「あ、そう言えば、マリードの迷宮でアクセサリーや武具を見つけたんだけど、正直ほとんどが今装備しているものより良い物じゃなんだけどいくつか気になるものがあるからそれを鑑定してもらっていいかい?」


「お安い御用です。」


 そう言って、蓮は、マリードの迷宮で手に入れて気になっていた武具やアクセサリーを取り出す。剣1振・杖1本・ローブ1つ・指輪3つ・ネックレス4つを取り出した。


「剣に至っては、私が作った物と同等だと思われます。此方の剣も竜の素材で出来ていますが、ただの竜とヴリトラでは、比べ物にならないので私が作った方の物を装備したがいいと思われます。この杖は、多分"聖者の杖"だと思われます。使える人が、いないのでこれは、預かっておきます。そのローブですが、私の知る限りでは、"冥府のローブ"だと思います。アクセサリーに関しては、指輪2つとネックレス2つは、精霊の加護を受けた物ですが、際だって珍しいとは、思えません。この"命の指輪"とその"魔呪のネックレス"とこっちの"聖炎のネックレス"は、使い道があると思います。」


「なるほど。んじゃ、冥府のローブと命の指輪は、俺が使う。聖炎のネックレスは、フィルが、魔呪のネックレスは、カアラが使ってくれ。」


「「はい」」


「んじゃ、騎士団が来るのを楽しみにしようか。」


「「わかりました!」」



――…――…――


「これが、噂の迷宮か」


「そうです。入ってみますか?」


「とりあえず、30人を迷宮の入り口において後は、迷宮探索だ。」


「了解しました!」


 そう言って騎士団30人を残して270人の騎士団は、迷宮に入って行った。



――…――…――


「来たね。」


「来たのか。」


「うん。どうする?」


「とりあえず、魔物で様子を見てみよう。」


 蓮は、そう言うと皆を王の間に集めてカアラが透視魔法を使う。そこに映し出されたのは、ダンジョンに入ってきた騎士団270名の姿だった。


「今日の獲物は、この騎士団だ。躊躇することは、無い。レンガ達ゴブリンは、表の騎士30人を頼めるか?」


「へい、了解しました。」


「んで、カアラとフィルと俺は、2階層の階段の手前の大部屋にて待機だ。アミンは、監視室から何かないか監視しててくれればいい。」


「「了解!」」


「・・・。」


「んじゃ、みんな行動開始ね!」


 迷宮の中の主たちが行動を起こしていることを知らずに騎士団は、誘われるように迷宮の奥を目指し歩みを進めていた。

最後まで読んで頂きありがとうございます。


作中に出て来た新しい装備は、次回の前書きにて解説します。


次回は、騎士団と蓮達が衝突します。楽しみにしていただけると有難いです。


忙しいため非常に簡単なあいさつで申し訳ないです。

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