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元勇者の復讐劇  作者: 麗月
第1章:迷宮作成準備編
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1話:終わりの始まり

―勇者とは?


―魔王とは?



 ここは、異世界メギド。剣と魔法。魔王と勇者。冒険者とダンジョン。俗にいうファンタジーの世界。


 少し話がそれてしまったが、最初の問いに戻ろう。勇者とは、何か。世間一般的に言うと正義の味方である。そして、魔王とは何か。世間一般的には、悪の王様。正義が存在すれば悪も存在する。この2つは、切っても切れない縁である。これは、とある勇者が、魔王を倒した後から始まる復讐の話である。



――…――…――


 勇者レン。正確には、(あかつき) (れん)。年齢にして15歳の中学3年生である。彼は、12歳の時に勇者として、この異世界メギドに召喚された。彼は、3年かけて魔王を討伐した。しかし、討伐が終えると、魔王をも倒してしまうその力におそれた王族や冒険者どもは、協力して蓮をお払い箱のように、元居た地球に帰還させた。報酬?そんなものは、もちろんもらっていない。報酬に至っては、帰還される前に蓮のパーティーに払われたらしい。そんな事を知ってしまえば、蓮としては、非常に頭にきた。



――…――…――


 地球に帰ってきて3年が経った今日この頃。蓮は、ネットサーフィンをしていると、とある広告に目が止まる。


―異世界で生きてみませんか?―


 なぜ、こんな広告に目が止まったかと言うと、以前勇者として召喚された際に似たような広告を見たからである。その時は、まだ純粋無垢な少年であったがため、迷わず勇者と言う職業を選んだ。その結果が、未だに蓮の心の中にあるどす黒い怒りの感情である。


(これは、またとない機会では?)


 そんな事を心の中で思った蓮は、思い切って、その広告をクリックした。すると、


―まずは、職業を選んでください。―


 と、画面に出て来た。その数132個。冒険者や勇者。はたまた貴族やら奴隷、獣人族に至るまで様々な職業が存在した。その中で、目を止めたのがこれであった。


―ダンジョンクリエイター―


 その名の通り、冒険者と言えば、これでしょ!と言うダンジョンを作る人。つまり、ダンジョンの主である。


・ダンジョンクリエイター


 ダンジョンクリエイターは、ダンジョンを作る事が出来、そのダンジョンと共に生きます。死亡条件は、ダンジョンクリエイター自身の死亡の他に、ダンジョンの枯渇、ダンジョン全制覇されると、死亡します。その代り、様々な特殊スキルが使用可能。


 この職業説明を見て蓮は、これだ!っと思った。そして、今度は、スキルの設定である。


・必須スキル 5個


*ダンジョン作成:ダンジョンを作る事が出来ます。生涯で一度のみ使用可能。

*ダンジョン内設備作成:ダンジョンの中にいろいろ作る事が出来ます。作るものに応じて、使用魔力が、変化します。何度でも使用可能。

*ダンジョン内設備移築:ダンジョン内に作った物の位置を変えることが出来ます。何度でも使用可能。

*ダンジョン内監視:監視の水晶のためのダンジョン監視部屋を設置します。これによりダンジョン内を隅から隅まで監視することが出来ます。生涯で一度のみ使用可能。

*ダンジョン用モンスター召喚:ダンジョンを守るモンスターを召喚します。呼び出すモンスターにより使用魔力が変化します。何度でも使用可能。


・戦闘スキル 残り3個



・個人スキル 残り3個



・レアスキル 残り3個



 どうやら、戦闘スキル・個人スキル・レアスキルは、自分で選べるようだ。と言うわけで、様々ある中から選んだ結果、ほぼチートであった。


・戦闘スキル 残り0個


*マスターウエポン剣:剣に関する武器は、自分の手足のように使いこなすことが出来る。(片手剣・両手剣・双剣)

*心眼:敵の体の動きから攻撃を予測することが出来るスキル。(SL:1)

*闘気:身にまとう事により身体強化が、行える。(SL:1)


・個人スキル 残り0個


*快楽:触れた相手を快楽の中に突き落とすことが出来る。(SL:1)

*魅了:相手を魅了することが出来る。

*モンスターテイム:魔物と心を通わし、仲間に出来る。レベルに依存。


・レアスキル 残り0個


*大賢者の加護:すべての魔法に対して適性を持つ。

*不死鳥の加護:回復能力の向上・自己再生・回復魔法強化の効力を持つ。

*千里眼:自分のステータス・相手のステータスを見る事が出来る。


 個人スキルが、怪しいって?そんな細かい事を気にしたら負けだよ!(多分…。)

 

 スキル設定が終わると、次のような画面が出て来た。


―ダンジョンクリエイターを選んだあなたは、二度とこの世界に帰ってくることは、出来ません。それでもいいですか?―


 勇者を選んだ時には、出てこなかった画面だ。これで、ようやく復讐できる。そう思った蓮は、迷わずボタンを押した。


―それでは、良い異世界ライフを。―


 その画面を見た途端、蓮は、目の前が真っ暗になった。

読んで頂きありがとうございます。


この作品は、今書いている異世界黒白物語で書けないけど、書いてみたいと思っていたダンジョン作成に関する小説です。


個人的に、「主人公最強」・「ハーレム」な作品が好きなので、この作品も自分好みにしました。


けど、異世界黒白物語を書きながらも思いますが、自分の頭の中の想像を文章にするのって非常に難しいです。そのうちもっとうまくなれたらなーって思います。


異世界黒白物語を書きながらこちらも更新するので、都合上非常に更新速度が遅いです。一応個人的な願望としては、月・水・土は、こっちの作品を。火・木・金・日は、もう一方をみたいな感じで更新していきたいです。


感想・評価いただけたら非常に嬉しいです。

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