表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この連載作品は未完結のまま約1年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

連載中!!

恋バナはモーニングコーヒーの余韻で

作者:春野 安芸
 少年は夢を見る。
 学校の屋上で女生徒に告白する夢を。
 一世一代の大勝負。しかしその勝負は負けという形であっけなく幕を閉じた。

 そんな夢を彼は毎日見ていた。
 来る日も来る日も毎日毎日。告白をすれば失敗をする。そのショックは新鮮な感情なまま。
 夢を見始めて一週間経った頃、彼はその事を幼馴染の柚菜に相談していた。
 しかし彼女は気に留めない。それどころか恋バナへと発展する始末。
 そそっかしくていつも元気いっぱいで甘え上手な彼女。話が変わろうがそれに合わせて彼も会話を重ねていく。

 なんてこと無い幼馴染同士の会話。
 彼は語る。『狭川先輩のような大人っぽい女性が好き』だよ――――
 恥も外観も気にすること無い幼馴染同士。今回も何も気にすること無く自らの思いを語った。しかし、恋バナを終えた彼女は様子が違っていた。
 高校入学前の春休み。憂いなく遊べる人生で数度しか無いその期間に、彼女からパッタリと連絡が途絶えてしまったのだ。

 次に顔を合わせた彼女はいつもと様子が違っていた。
『やっと起きたのね。いい夢見れたかしら?』
 そんな言葉とともに髪をかき分ける彼女は、まるでいつか語ったお姉さんのようだった。
 いつか語ったかのような余裕をみせる柚菜。しかしそんな彼女からはすぐにボロが出る。

 彼が隣で着替えようと服を脱いだら
『そ、そういうのは私にはまだ早いからっ!』

 彼が食後のコーヒーを嗜んでいたら
『課題……一個やっていなかったよぉ……』

 そう言って泣きつく様はお姉さん味なんて一切感じられぬ様子。
 それでも彼女はめげない。いつか秘された目的を達成する時までは。


 好意たっぷりの柚菜と気にもしない主人公。そんなお似合いな幼馴染同士に、一人の女性が現れる。

『きっとその夢は、私たちが運命の相手という証なのよ』

 ――――そう余裕たっぷりの表情で語るのは、高校一の人気者、狭川先輩。
 彼女こそ本物のお姉さん。彼の好みどストライクにして狭川先輩も悪く思っていない様子。
 彼女こそ成績優秀でスポーツ万能、モデルとしても成功を収めていて将来は女優として将来を約束されている欠点なしな人物。しかし何か隠し事があるようで・・・?

 甘えんぼうの幼馴染とお姉さんな先輩。果たして彼の出す結論とは――――





 ※2日に1話更新です。
001.夢とキャラ変
2023/08/30 00:00
002.余裕だったはずの時間
2023/09/01 00:00
003.予期せぬ来訪者
2023/09/03 00:00
005.同好の士
2023/09/05 00:00
006.夢の相手
2023/09/06 00:00
007.理想の相手
2023/09/07 00:00
008.少女の悩み
2023/09/08 00:00
009.授業中の密談
2023/09/09 00:00
010.有言実行少女
2023/09/10 00:00
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ