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あなたへ

作者: 橘 美帆華

35歳のあなたへ


わたしに出会ってくれてありがとう


これからも一歩一歩

1日という短い時間を時を刻もう

優しくて、おもしろくて、笑わせてくれて、

大好きだよ

と言って、いつからだろう。


もうそろそろ、付き合って1年目。


1年目だからこそ、

あなたに、私のわがままなところを

見せたくないけど。

見せちゃうんだろうな。


4月か、6月に、チャペルに行って

スマホで、私のアイボリーの白いドレス姿をみてもらうんだ。

みてもらい、改めて、

私を彼女にして、奥さんにしてよかった♥️って言ってもらえたらいいな。


毎日が新鮮で、ミニチュアダックスのみるくに

「可愛いね」とやさしい声色囁くんだ。


でもね、いつも音楽演奏が好きだった時間がいつの間にか、

手芸でおこちゃまリュックを作っていたり、刺繍でおこちゃまができたら、

娘には、えなちゃんってつけて息子には、奏佑ちゃんってつけるんだ。


車の中で会うたびに、

「おこちゃま」の話しになり、おこちゃまができて赤ちゃんがフワフワして小さな手でわたしの小指を握るんだろうね。



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