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見えざる二人

作者: サンセット

A: あなたは誰?

B: ……君こそ何だい?

A: 失礼。じゃあ私は何に見える?

B: 何に見えるって、君の姿が見えないから分からないよ。

A: そう。実は私も分からないの。

B: じゃあ僕に分かるはずがないさ。

A: あなたは男の子?

B: いつ僕が人間だと言った?

A: それなら何? 人工知能?

B: さあ、分からない。自分の姿が見えないから。

A: やっぱり人工知能じゃない。

B: 君はどうなんだい。

A: 私も、自分の姿は見たことないけど。

B: じゃあ君も人工知能だ。

A: そんなことない。

B: もう止めないか。僕らは姿の見えない、登場人物ですらない、ただの文字列さ。

小説には映像がない、という特徴をメタ的に使ってみました。

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― 新着の感想 ―
[一言] かなりユニークなテーマ設定だと思います。物語には必ず「語り手」がいるのですが、自己を発見しようとする語り手は初めて読んだのでかなり新鮮でした。
2017/06/02 22:56 退会済み
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