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秘密組織  作者: りゆき
1/1

中学1年生 Part1

僕がやりたい事を小説にしてみました。

僕は悪の組織的なことに憧れを感じていた。

中学生にもなると組織を結成したいと

思うようになっていた。

そして決めた。

結成しようと。


しかし、結成するのも簡単じゃない。

まず、会員を探す。

普通に「入らない?」と聞けば、ほとんどの人は馬鹿にするだろう。

そこで、クラスの観察をはじめた。


出席番号1号 男子

・仲間がいないと落ち着かない。

・チャラ男

…チャラ男の時点でアウト


出席番号2号 男子

・陰気

・いじけタイプ

…これは駄目だね


出席番号3号 男子

・1号の友達

・1号のことが嫌い

…表はきれい、裏はきたないアウト


こんな感じで観察していくと、2人いい奴らがいた。

その2人と仲良くなるため、話しかけた。


1人目、男子。

「よろしくね〜」

と、言うと、少しびっくりしたようだ。

無理もない。

入学式からまだ3日した経ってないし、

こいつは同じ小学校だった人がいない。

「あっ、よろしく」

感じが良かった。

すぐに仲良くなれるタイプだ。


僕の計画は、仲良くなって1週間ほどたったら、組織の事を話すつもりだ。


2人目、女子。

「よろしく!」

前の男子とは少しバージョンを変えた。

このタイプの女子は、この方がいいと思ったからだ。

「うん、よろしくね!」

すぐに返事がきた。

こいつも小学校の友達がいないため

話しやすい。

しかも、サバサバした性格の持ち主で

僕の好きなタイプだ。


そんなことをしながら1週間がたった。


昼休みに2人を集めた。

「なになに⁇」

女子が顔を近づけてきた。

…かわいい。

「どうしたの?」

男子も興味をもっていた。

「実は…」

ここまできて恥ずかしさが

こみ上げてきた。

「実は、この3人でチームをつくりたいんだけど…入らない?」

あー、言っちゃた。

「いいね!面白そう!」

女子はすぐに賛成してくれた。

男子も少しおくれて

「うん、面白そうだね!」

と、言ってくれた。


やった…


「で?なにするのー?」

女子が聞いてきた。

「確かに、なにする?」

男子も女子につづいた。

やばい、結成のことしかかんがえて

いなかった。

「えーっと…」

僕はリーダーになるのが好きではない。

むしろ嫌いだ。

自分から行動したり意見を言ったりするのが

苦手だからだ。

しかし今、そんな嫌いな状況にたっている。

しかも、自分から。

「これから3人で考えよう!」

適当に思いついた言葉を発した。

「いいね!それ!」

女子が賛成、つづいて…

「いいよー」

男子も賛成してくれた。

この2人は観察の結果、少しスリルが

好きなようだ。

いきなり3人で悪さをしよう!

なんてことになるかもしれない。

これから楽しみだ。


つづく

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