一話 繁殖牝馬と幼駒
鹿目はことごとく競馬というギャンブルに惚れ込んだ。
そして、鹿目は親の遺産、保険金、家宝などを金に変え、10億という大金を用意した。
まず、馬を生産する、牧場を造らなければならなかった。
そうして、探していると、北海道早来区の
吉野早来Fが牧場の隣を1億9800万で譲ってくれると聞いたので、譲ってもらった。
そこには最低限の施設が有り、繁殖牝馬20頭種牡馬15頭、幼駒10頭が飼育できる様になっていた。
牧場長にはフランス競馬学校牧場科のトップ
オブライエンがついた。
吉野早来Fは牧場だけでなく、繁殖牝馬2頭と
3歳、2歳の幼駒1頭ずつ、そして、パーソロンという種牡馬も譲ってくれることになった。
次の週に吉野早来Fに行くと、オーナー
吉野輝文がいて、一覧表を見せてくれた。
鹿目は繁殖牝馬に、
ブロードスラッシュ(イギリス2000ギニー、
イギリスダービー、キングジョージ、凱旋門賞、アイルランドダービー、BCターフ、
ドバイシーマ、ドバイワールドカップ、
香港カップ、クイーンエリザベスカップ)
セイントスネーク(三冠、秋古馬三冠、グランプリ制覇、天皇賞春秋、マイルスプリント
ドバイワールドカップ、凱旋門賞)
幼駒2歳・ミホシンザン、
3歳・シンボリルドルフ