91、偽装
異世界でチート能力を授かった男のありふれた物語
盗賊退治をしながらの旅は俺の身体と心のリハビリに適していたのか最近は調子がいい
クワッカの街で数日滞在して疲れをとった後、南へ向け旅を再開する、街から草原地帯へ入る頃、金髪の1人の男の子が俺の前を歩いているのが見えた、子供の一人旅?、盗賊に見つかれば奴隷として売られる、無事に次の町へ到着出来るか運次第だ
俺の前方20mを歩いていたが、大人の俺の方が歩く速度が速く子供に追いつく、この頃には俺も心に余裕が出来ていた、子供に話しかけてみる
「少年、一人旅をして何処まで行くのか?」
「オリガ王国へ行く」
「自己紹介がまだだな俺はクロコ、君は?」
「ケニー6歳です」
「オリガまでは遠いし危険だぞ、何故行くんだ?」
「オリガは大陸1番の大国、僕は生きて行く為に行く」
進む方向は同じと言う事で当分の間旅を共にする事にした、旅を進めながら話をするとテントを持って野営しながらオリガを目指すと言う、大した金も持たずに無謀な旅をしていた、流石に見捨てる事は出来ない
装備を見せてもらったが武器は粗悪な剣が一つ、まだ生活魔法程度の魔力、無謀としか言いようが無い
初日の夕方、水の湧き出ている場所で野営する事にした、ケニーの食料はパンと干し肉しか無い、俺が食事も与える、風呂は俺とマリーが使っていた持ち運び用の浴槽に水と火の魔法でお湯を張り見張りを交代でして浸かった、寝床は安全のため一緒に馬車で寝る事にした、俺、保護者みたい
途中何度か獣と盗賊に襲われたが、難なく退治する
「ケニー、自分が無謀な事をしていたと少しは分かったか?」
「クロコさんが居なければ、たぶん僕は死んでいました、だけど家に帰れたとしても居場所が無いから行くしかないです」
俺がこの子の面倒を見る決まりも義理も無い、ただ乱丸が懐いている
昔、弟子と出会った時も契約獣が懐いていた、何か感じるものがあって行動を共にしている
ケニーが家に「帰ったとしても」ではなく「帰れたとしても」と言ったのも少し気になる
その後も俺にとっては大した事が起こらないままヨハネに到着した、此処の温泉街はマリーと何度も訪れた思い出の場所、何年経っても思い出される
「クロコさん、どうかされました?」
「昔大好きな人とよく来ていたから思い出していた」
「昔?クロコさんまだ若いでしょ?」
「ハハハそうだな、近くに良い温泉がある行くぞ」
行きつけの貸切温泉
乱丸をしっかり洗い入浴準備を済ませ風呂に浸かる
「ケニー何してるんだ〜」
相変わらず準備が遅い、俺は先に浸かって景色を眺める
「あのー、あのー、クロコさん」
ケニーがやっと入って来た
「身体洗って早く浸かれよ、気持ちいいぞ〜」
ケニーは何かモゾモゾしているが体調が悪いのか?と思っていた
「クロコさん、実は僕、、、女です」
いきなりの告白だった、女の一人旅は危険が多いだから男のフリをした、よくある事だ
「そうか、大変だったな、これからどうする?、、、先ずは風呂に入れよ、話はあがってから」
俺は6歳の子供が男か女かなんてどうでもいいし、何も変わらない、本人は男として旅を続けるか、女として旅するか悩んでいる
ケニーの本名はレイナ俺はどっちでも構わないが、本人が悩んでるから答えが出るまで待とう
今日は宿に泊まるし俺はのんびり過ごす
体力 測定不能
魔力 測定不能
火・ファイヤ、ファイヤボール、ファイヤアロー、ファイヤウォール
水・ウォーター、ウォーターボール、ウォーターアロー、アイス、アイススピア、アイスウォール
土・ロックバレット、サンドウォール、グランドスピア、
風・ウィンドカッター、ウィンドウォール、サイクロン、インジェクション、エアーバレット
光・ヒール、エリアヒール、オートヒール、キュア、エリアキュア、オートキュア、ピュリフィケーション、サンクチュアリーサークル、ブレッシング、プロテクション、オートプロテクション、インビジブル、イカズチ
闇・ブラックホール、ダークフレイム、ダークバインド、ブラックサンダー
無・鑑定・アイテムボックス、ブースト、グラビティ、テイム、ペットハウス、ムーブ、サーチ、スキルテイカー、スキルブレイク、エンドゥ、リモートイメージ、ポイズン、ポイズンブレイク
特・複写、最適化、リングス、マジックアーマー




