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9、氾濫

異世界でチート能力を授かった男のありふれた物語

 死の樹海調査後、聖女の魔法解明のため日々書庫に篭る


 「どんだけあるんだ、流石宮殿書庫」

 「コウ様、まだまだいっぱいあるにゃ〜」

 「シーラ、農業関連の書物だけを集めてくれ」

 「了解にゃ〜」


 最初は邪力や邪気が地面から噴き出すのを防ぐ地面を固める土属性魔法かと思っていたが、植物が良く育つ土になるらしいから、土に栄養を与えて草の根で地面を固め植物の浄化作用で抑え込むと考え何の植物に効く魔法が良いか?って考え探しているが魔法ってそんなに多いのか?既に頭がパンクしている気がする、、、!?


 探すのをやめた時、見つかる事もよくある話しで、、、と言う歌を聞いた事があるが、それは都合よく現実となる、ファンタジーの世界だから、、、あったよ〜


 「シーラ、あった、、、ブレッシング」

 「コウ様、見つかったのにゃ?」

 「ブレッシング(神の恵み)、これが三つ目の魔法、俺が見た魔法陣」

 「急いで王様へ報告してくれ」


 聖女の魔法の解明がまた一歩前進した、ブレッシングの魔法が使える者を探し検証すれば俺の役目も終わりのはず、差し迫った氾濫への準備に取り掛かる

[俺の能力は魔法陣を見ても発動後の状況イメージが出来ないと使えないらしい、実証実験は研究者さんに任せよう]


 「コウ殿、魔法の解明感謝する魔獣の脅威から解放される日が近づいて来ている実感ができたよ」

 「それは気が早過ぎですよ、検証がまだですから。それよりも氾濫の日が近づいているみたいですね、それでお願いなんですが、エリアヒールを覚えておいた方がいい気がして、、、それと聖女様に一度魔力を流してもらえないか?それをすれば俺1人で多くの治療ができる」

 「わかった手配しよう」


 後日、氾濫対策会議

 「見聞したことを記録した書物に習い聖女様を騎士団の総力を持って守り移動し、震源地で魔法を発動してもらう、途中多くの魔獣と争う事になるが、最優先すべきは聖女様を安全に目的地まで届ける事だ、救護班は死の樹海入口に陣取り負傷者の救護に当たってくれ、何か意見のある者はいるか?」剣術騎士団団長が険しい表情をして説明する

 「はい、救護班コウ・クロスですが、何処が震源地になるかわからないだろうけど、過去の例で震源地までどのくらいの時間がかかりますか?」

 「遠ければ8時間程度だ」

 「誰も死ぬ事無く戦力を維持したまま進めば6時間程度になるはず」

 「何を寝言を言っている魔獣の強さがわかってないのか?」

 「怪我をしたらその場で治療して治せばいい、3分に一回のエリアヒール大きさは半径5mだ」

 「ハハハそんな戯言は他所でしろ!」団長が怒鳴る

 「コウ、やってみろよ!できるんだろ!この辺で5mだな」フリージア副団長が自身の腕を剣で切る

 「エリアヒール、エリアヒール、エリアヒール、、、、、、、、これで10回だ、3分の間隔も無し、だまだまだ出来るが、見せた方がいいか?」[あの人打合せも無しに思い切った事するなぁ]

 「団長、その者は出来もしない事を口にはしないよ」後ろで隠れるように見ていた王様が現れる

 「王が何故此処に?それに剣もまともに振れない者を信用出来るのですか?」

 「信用出来なくてフリージア副団長が腕を切れると思うのか?」


 勝敗は戦う前にすでに決する、3日後氾濫が始まったが5時間で勝負はついた、誰一人として犠牲にならずに、俺達の作戦勝ち、完勝だ!

 この結果に聖女様は歴代最強と称えられた、そして俺には何もなかった


 「コウ殿、すまないねぇ手柄が全て聖女様みたいになって」

 「慣れてますから、、、、大丈夫です、、、」

 

 後日この歴史的勝利に聖女様の石像が建てられる、その下のプレートに聖女様と戦った勇敢な騎士の名が刻まれた、そして最後に、【全ての命を守る癒し手: コウ・クロス】と刻まれた

コウ•クロスが見えているステータス

体力 460000

魔力 11760000

火・ファイヤ、ファイヤボール、ファイヤアロー

水・ウォーター、ウォーターボール、ウォーターアロー、アイス、

土・ロックバレット、サンドウォール、グランドスピア

風・ウィンドカッター、ウィンドウォール、サイクロン、インジェクション

光・ヒール、エリアヒール、キュア、エリアキュア、ピュリフィケーション、サンクチュアリーサークル、プロテクション

闇・

無・鑑定・アイテムボックス、ブースト、グラビティ

特・複写、最適化、〇〇〇〇

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