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88、最後の望み

異世界でチート能力を授かった男のありふれた物語

 魔族の件が解決し俺とマリーと契約獣で旅に出た


 気の向くままに馬車を走らせ、休みたい時に休む、食べたい物を食べ、見たい景色の場所に行く

 この世界に転移して色々な事があった、密度の濃い人生を送ってる、そして今俺は密度の濃い馬車で寝ている

 「乱丸今日は何故馬車の中で寝るんだ!」

 「久々の旅で皆んなと寝たいんでしょ」

 旅の初日は寝苦しい夜だったがこれも良い思い出になる

 俺達は旅を思う存分楽しんだ


 それから約300年の月日が経ったころ小雪が老衰、その後約150年が経ってマリーも逝ってしまった、ブラッククロスの面々も契約獣達も逝ってしまい、俺は独りになった

 ニルゲラ王国の湖畔に建つ小さな家を借り寂しく独り暮らしている

 マリーと出会っての約500年夢のような時間だった、マリーが逝って何年経ったかも分からない、俺は湖を眺め、ただ生きているだけの生活をしている


 俺の所に1人の男が訪ねて来る

 「クロコまだ生きているようだな」

 「ガゼールか?随分と老けたな、何しに来た?護衛も付けないで大丈夫か?」

 「俺は引退したからな、今は息子のランボが国王をしている、今日はお前の生存確認に来ただけだ、お前の部屋そのままにしてあるぞ、戻らないか?」

 「そうだな、考えておく」

 「気長に待っているからな、今日はこれで帰る」


 1週間後俺は宮殿に戻った、戻るとすぐにガゼールがやって来て、旅に連れて行けと言う、戻れと言ったり連れて行けと言ったり、引退して暇を持て余しての行動と思い馬車に乗って旅に出た、俺が最初に旅した道を辿る様に旅をした、今まで窮屈な生活をしていたガゼールは旅に出てから笑顔が絶えない、旅に出て1ヶ月が経つ頃、ガゼールが話し始めた

 「クロコお前のお陰でニルゲラ王国は変わった、歴史に残る変化だ」

 「俺には分からないが」

 「聖女の魔法の解明で魔獣の恐怖から解放され、サウナの文化も出来た、マリー君との結婚は賢者と一般人、前例のない事だった、小荷物転移装置で北半球との交流、【六属性の刃】の発見、魔族の隔離、俺が国王の時代に沢山の事があった、俺はいい時代の国王だった、ありが、、、と、、、う、、、」

 ガゼールの様子がおかしい

 「ガゼール、ガゼール、ガゼールどうしたんだ」

 ガゼールが気を失った、ガゼールを連れ転移で王宮に戻る


 王宮に戻るとガゼールは多くの家族に囲まれて寝ている、意識は戻らない、俺はその様子を少し遠くから見ている、そこに1人の男が近づいて来る

 「国王のランボです、父が大変お世話になりました、父の寿命は既に過ぎてます、最後に貴方と旅がしたいと言っていました、望みを叶えて頂きありがとうございます」

 ランボが俺に頭を下げる

 2日後意識を取り戻す事なくガゼールが逝く

 俺は本当に独りになった気がした


 ガゼールの葬儀が終わった翌日、俺はまた旅に出た

 旅に出れば何か良い事がありそうな気がした、あいつらと出逢ったように、、、

体力 測定不能

魔力 測定不能

火・ファイヤ、ファイヤボール、ファイヤアロー、ファイヤウォール

水・ウォーター、ウォーターボール、ウォーターアロー、アイス、アイススピア、アイスウォール

土・ロックバレット、サンドウォール、グランドスピア、

風・ウィンドカッター、ウィンドウォール、サイクロン、インジェクション、エアーバレット

光・ヒール、エリアヒール、オートヒール、キュア、エリアキュア、オートキュア、ピュリフィケーション、サンクチュアリーサークル、ブレッシング、プロテクション、オートプロテクション、インビジブル、イカズチ

闇・ブラックホール、ダークフレイム、ダークバインド、ブラックサンダー

無・鑑定・アイテムボックス、ブースト、グラビティ、テイム、ペットハウス、ムーブ、サーチ、スキルテイカー、スキルブレイク、エンドゥ、リモートイメージ、ポイズン、ポイズンブレイク

特・複写、最適化、リングス、マジックアーマー

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