81、小雪、冒険者になる
異世界でチート能力を授かった男のありふれた物語
小雪の訓練が終わり俺は狩りの仕事をする元の日常生活に戻る
小雪は俺の契約獣を連れ別々に狩りに行く、その間はマリーと二人狩りをし終われば、高原でお茶を飲みながらゆっくり過ごす、俺がこの世界に来て最初に望んだ生活は今のような感じだ、俺は転移して不老、マリーも老けない、おそらくエルフの血が入っているのだろう、この世界では珍しくない事だ、千年二人で長閑に暮らせるかもしれない
「なあマリー、小雪が12歳になったら俺達どうする?」
「そうね〜、あの子は旅に出るような気がするから、私達は何処かでのんびり暮らします?」
「小雪が旅ねぇ〜」
「あの子は自由よ、貴方以上に」
「小雪は俺から離れないと思っていたが、、、」
「随分と自惚れているのね、それに貴方には私がいるわ」
「どうなるにしても後1年ちょっと、小雪も変わるかもしれないしなぁ」
こんな感じで小雪が12歳になるまで過ごした
「あ〜思い出すわ〜、12歳で冒険者ギルドに行った日、クロコ逃げたわよね」
「いつの話をしているんだ、ずっと昔の事だろ」
「あの時残された四人の悲しみ、分かんないわよねぇ」
「すいません、そろそろ許してもらえませんか?」
二人で小雪の準備が整うのを待つ
「パパとママ、イチャつくのは子供のいない所でしてね」
小雪は準備を終え俺達の前に
「じゃあ、行くか」
冒険者の登録は各々の誕生日での申し込みで、大勢が重なる事は少ない、若年者からのランクアップを申請しているのは今日は小雪1人だ、本登録試験(戦闘技能確認)はギルマスが行う
「マリー達は申請を一番誕生日が遅いアイオロスに合わせて、四人同日に受けたから、ギルマスも大変だっただろう」
と俺が気楽に言うと
「実戦スタイルの試験よ、今日はギルマスさん大変よ、あの時の私達四人より」
と、マリーは小雪の実力は俺の想像より上だと言う
試験会場の訓練場でギルマスが待っている、俺達に気づき近づいてくる
「こんにちは、クロコさん、マリーさん、今日の受験者の小雪さんは、、、」
「俺達の娘だが」
「では、試験は無し満点で宜しいですか?」
「何言っているんだ、業務だろ、それに娘が戦いたがっている、安心しろ此処にはヒール使いが二人もいる」
「それは誰の心配ですか?」
「勿論君、カサドギルマスだ、俺の娘舐めると痛い目似合うぞ」
「舐めなくても痛い目にあいそうな、、、、」
ギルマスは不安そうな顔をしている
若年者登録からの本登録試験は、木剣で戦う模擬戦
「パパ〜小雪頑張るからね〜」
小雪が手を振る
「小雪上手に手加減して、殺しちゃ駄目だぞ〜」
俺もエールを送る
「ギルマスさん、いつでも大丈夫です」
小雪がギルマスに準備が終わった事を伝える
「はい、よろしくお願いします」[ギルマスが小雪に『よろしくお願いします』は無いだろう]
どちらが試験官か分からない状況で試験が開始された、予想通りの瞬殺で小雪の勝利だった
「良かったな死なずに終わって、[ヒール]」
頭から血を流しているギルマスを治療する
小雪12歳、Dランク冒険者になる
体力 43670k
魔力 63420k
火・ファイヤ、ファイヤボール、ファイヤアロー、ファイヤウォール
水・ウォーター、ウォーターボール、ウォーターアロー、アイス、アイススピア、アイスウォール
土・ロックバレット、サンドウォール、グランドスピア、
風・ウィンドカッター、ウィンドウォール、サイクロン、インジェクション、エアーバレット
光・ヒール、エリアヒール、オートヒール、キュア、エリアキュア、オートキュア、ピュリフィケーション、サンクチュアリーサークル、ブレッシング、プロテクション、オートプロテクション、インビジブル、イカズチ
闇・ブラックホール、ダークフレイム、ダークバインド
無・鑑定・アイテムボックス、ブースト、グラビティ、テイム、ペットハウス、ムーブ、サーチ、スキルブレイク、エンドゥ、リモートイメージ
特・複写、最適化、リングス、マジックアーマー




