80、色々な成長
異世界でチート能力を授かった男のありふれた物語
小雪が8歳になった、マリーが俺と出会った年齢だ、マリーは何も持たない少女だった、小雪は住む場所も家族もある、違い過ぎて何をして良いのか分からない
この世界では12歳で冒険者登録して独り立ちする事が出来る、四人の弟子達は皆12歳で冒険者登録して今も続けている、皆名の知れた実力者、弟子達は俺の姿を見て冒険者に生きる術を見出したが、小雪は状況が違い過ぎる、一度本人に聞いてみる事にした
「小雪は将来何になりたい?」
「冒険者になる」
答えは予想通りだった
俺は小雪を鍛える事にした
一度は涙を流して「もうやめる」と言うと思っていたが、走り込みや筋トレの基礎訓練も難なくこなす、そして実戦訓練は
「パパもっと強い獣いないの〜?」
たぶん娘は天才だ、次々と獣を狩る、しかし天才にも弱点があった
「小雪、お前よくこんな不味いもの作れるなぁ」
食べる事が困難な味付けだった、1人になったら食べる物がなくなって死ぬな
一ヶ所に腰を据えて活動する冒険者なら、金さえ気にしなければ外食で済ませて調理は不要だ、しかし自由に旅しながらの冒険者となると調理スキルを得るか、調理が得意な仲間を常に同行させるかになる、一人旅や契約獣との旅では食べ物がなくなり最悪餓死する、もし小雪が俺のいた世界にいたら「お米をママレモンで洗ったらレモン味になるのよ」と真剣に言いそうだ
娘のバカ舌が発覚してから毎日調理訓練を始めた、砂糖と塩の区別のつかない娘に料理を教えるのは、骨が折れる仕事だった、人に振る舞う事が出来る調理を覚えるのに2年の月日が経った、小雪10歳一人前の冒険者になる、後は12歳の誕生日を待ち冒険者登録をするだけだ
冒険者としての基礎、親として教える事は済ませた、訓練修了のお祝いに家族で温泉へ行く事にした、何度か訪れた事のあるヨハネの温泉、契約獣も一緒に楽しめる俺達に合った温泉街、町を見物し宿で食事をして温泉に浸かる
「パパ、小雪の胸ママと同じ大きさになった、小雪これから成長するからママより大きくなるよ」
マリーの前でニコニコと俺に話す、マリーは俯いたままだ
「小雪、人の価値は胸の大きさで決まらないよ」
マリーもいるし、大っきくて良かったね、とは言えない
「でもパパはおっぱい星人なんでしょ」
無邪気な子供の言葉だマリー気にするなと心の中で願う
その後マリーの機嫌が悪かった事は言うまでもない
体力 43270k
魔力 63070k
火・ファイヤ、ファイヤボール、ファイヤアロー、ファイヤウォール
水・ウォーター、ウォーターボール、ウォーターアロー、アイス、アイススピア、アイスウォール
土・ロックバレット、サンドウォール、グランドスピア、
風・ウィンドカッター、ウィンドウォール、サイクロン、インジェクション、エアーバレット
光・ヒール、エリアヒール、オートヒール、キュア、エリアキュア、オートキュア、ピュリフィケーション、サンクチュアリーサークル、ブレッシング、プロテクション、オートプロテクション、インビジブル、イカズチ
闇・ブラックホール、ダークフレイム、ダークバインド
無・鑑定・アイテムボックス、ブースト、グラビティ、テイム、ペットハウス、ムーブ、サーチ、スキルブレイク、エンドゥ、リモートイメージ
特・複写、最適化、リングス、マジックアーマー




