79、成長
異世界でチート能力を授かった男のありふれた物語
この世界に来てどのくらいの時間を過ごしたか、色々な事があり過ぎて静かに暮らしたいと思っていた事が遠退いてしまっていたが、最近生活が落ち着いてきた
俺の愛娘〈小雪〉この子も3歳の時、この世界ではどこまで普通なのか分からないが既に魔法が使える俺から言わせれば天才だ、歩く事を覚えると同時に空を飛ぶ事を覚えた、俺の使う魔法は特殊なものを除いて全て使う、剣術もおもちゃ代わりに木剣を持たせて見たら普通に振り回している
更に2年の月日が経ち5歳の時は剣でも魔法でも獣を狩る事の出来る力を持っていた、最近は母親のマリーの影響か体術だけでも獣を倒す、現在小雪は6歳、その辺の冒険者より遥かに強い、でもそれはどうでもいい
俺はこの子が〈パパ大好きっ子〉で成長してくれた事に感謝する
「パパ〜今日も狩りに行くよ〜」
「は〜い、小雪ちゃん」
勿論マリーも一緒だが
「ママは来なくていいよ、小雪とパパと二人で行くから」
「小雪、パパはママの旦那様なの!」
マリーには、子供相手にそんなに強く言わなくてもと思う事が多い
「パパは小雪のパパなの、パパ抱っこ!」
「小雪ちゃん、おいで〜」
と、小雪を抱えて甘やかす、毎日のこのやりとりを幸せに感じながら過ごしている
シグルに任せきりの商会は順調でデリア領の東端の荒野にカルシア大陸本部を作った、最初何もないこんな所にと思っていたが、荒野の緑地化が進み小さな村になった、冒険者ギルド運営の資格も得てギルドを作り初代ギルマスには政界を引退したデリオンが就任した、果実栽培とそれを利用した酒などの加工品の販売、ギルドで得た素材を加工した武器等の販売は好調のようだ、デリア領で貧困に苦しむ子供も雇用し村から町へ発展する
何故かシグルはこの地に〈エド〉と言う名を付けた
「急速に発展したが此処は大都市にでもするのか?」
「いいえ、むしろ発展し過ぎてしまったと思ってます、緑化した大地からの受益で人が暮らすのが理想です」
俺に話すシグルの顔は真剣だ、普通予想より発展すれば喜ぶだけじゃないのか?この男はちょっと違う
「つくづく君は凄い奴だと思うよ」
「私はクロコさんのように盗賊を討伐する事が出来ませんでした、町から悪を排除出来ないなら、悪の無い町を作りたいと思ったのがこの町作りの原点です、悪に染まってない子供達に労働と対価を知ってもらう、これで少しでも悪に染まる事が無くなればと思っています、外から入ってくる悪者はクロコさんに頼りっぱなしですが」
「相変わらず変わった奴だ」
正直なところシグルの頭脳には全くついて行けてない、それでもこの男に関わっていると楽しい事がある気がする、俺は子供の成長と商会の成長を楽しみに生活している、俺の脳は成長しなくても、、、、
体力 43050k
魔力 62850k
火・ファイヤ、ファイヤボール、ファイヤアロー、ファイヤウォール
水・ウォーター、ウォーターボール、ウォーターアロー、アイス、アイススピア、アイスウォール
土・ロックバレット、サンドウォール、グランドスピア、
風・ウィンドカッター、ウィンドウォール、サイクロン、インジェクション、エアーバレット
光・ヒール、エリアヒール、オートヒール、キュア、エリアキュア、オートキュア、ピュリフィケーション、サンクチュアリーサークル、ブレッシング、プロテクション、オートプロテクション、インビジブル、イカズチ
闇・ブラックホール、ダークフレイム、ダークバインド
無・鑑定・アイテムボックス、ブースト、グラビティ、テイム、ペットハウス、ムーブ、サーチ、スキルブレイク、エンドゥ、リモートイメージ
特・複写、最適化、リングス、マジックアーマー




