76、集結
異世界でチート能力を授かった男のありふれた物語
小雪が生まれて俺は父親になった、家族が増え更にこの世界に馴染んでいく
今生活に不満は無い、無職のオジサンだった日本での生活を考えれば、贅沢な生活をしている、美しい嫁、可愛い子、仕事もある、、、、
「クロコ、何考えてるの?」
「何にも」
「嘘でしょ、まだ【最果ての地】の事考えてる、私には分かる、でもね今はこの子も居るのよ」
「分かっているさ」
【最果ての地】魔族の住処への扉、今は動いていない、しかしいつ迄もあのままとは限らない、地震等の自然現象が変化させる事もあるだろう、人の手で変化させられる事も、それは百年後かも千年後かもしれない、近日かもしれない、と思いながら毎日を過ごす、そしてこの嫌な考えは大体現実となる
俺は毎日獣狩りをし気が向いたらアランの手伝いで農作業をしている、マリーと一緒に小雪の成長する姿を眺め生活している幸せな時を過ごす
そんな時シグルから連絡がある、平原の茶屋があるビルニ大陸のカリビ王国の東にあるパルナ王国で不穏な動き、隣国とは言え平原の茶屋の場所はカリビ王国の西に位置しパルナ王国との間には王都もある大した問題ではないと思うがシグルから連絡があって、警備担当としては何もしないで放置する事も出来ず様子を見に行く
「シグル、何があっている?」
「パルナ王国内で盗賊達が集結しているみたいです」
「パルナ王国の対応は?」
「まだ気づいてもいませんね、このビルニ大陸の三国は全て軍事力が弱い事で均衡が保たれていたのですから、仮に盗賊達が暴れも簡単に制圧する事は出来ないでしょう、南半球で最も大きく人口の多いカルシア大陸で勢力を強くすればクロコさんが討伐するでしょ、奴等は軍事力が弱いこちらの大陸で勢力を整えているようです」
「半分は俺達のせいって事かぁ〜」
「奴等の中にはカルシア大陸東の盗賊の親分だった人の兄弟分がいるらしいです、当然ですがブラッククロスは敵と認識されています、奴等はこの大陸を自分達の物にしてカルシア大陸への足がかりにしたいようです」
「盗賊の規模とか分かっているのか?」
「人数だけなら300から500だと思いますが、それなりに強い者がいると思われます、近々パルナは盗賊の国になるかもしれません、商会は此処を撤退しても構わないのですが、隣の平原の茶屋さんはクロコさんの思い入れがある場所かと思って連絡しました」
「そうか、いつかは俺の所に来るなら早めに片付けておく方が楽だな、俺は此方に滞在して様子見する、契約獣3人と俺の4人で何とかなるだろう」
問題はマリーへの連絡だな、嘘をついてもバレるし、連絡無しはもっと怖いからなぁと考えていると
「クロコさんこの事は、この地の人よりカルシア大陸の大国、ニルゲラ王国、オリガ王国の方が情報を持ってます、密偵が王都に居ますから」
「この大陸は本当に平和ボケしているんだな」
マリーにも直ぐにバレるって事か正直に連絡しよう
俺は緋炎にパルナ王国の上空を飛行してもらいリモートイメージで盗賊のアジトを探る
翌日、エマとジェニファー、アイオロスとマリーが魔力飛行機で此方に来る
「マリーお前も来たのか?」
「小雪は王宮に預けて来たわ、問題ないでしょ」
此処で言い合いしてもしょうがない
「しかし全員やる気満々みたいだな」
「俺はガボンゴ王国で何も出来なかったから」
アイオロスは一番戦いたいみたいだ
「私達はSランクになる好機みたいだから参加します」
エマとジェニファーはそう言ってくれるが結婚したマリーが安全に過ごす為に協力しているんだと思う、女同士仲良かったからなぁ〜
久しぶりに全員が揃った
体力 40520k
魔力 60640k
火・ファイヤ、ファイヤボール、ファイヤアロー、ファイヤウォール
水・ウォーター、ウォーターボール、ウォーターアロー、アイス、アイススピア、アイスウォール
土・ロックバレット、サンドウォール、グランドスピア、
風・ウィンドカッター、ウィンドウォール、サイクロン、インジェクション、エアーバレット
光・ヒール、エリアヒール、オートヒール、キュア、エリアキュア、オートキュア、ピュリフィケーション、サンクチュアリーサークル、ブレッシング、プロテクション、オートプロテクション、インビジブル、イカズチ
闇・ブラックホール、ダークフレイム、ダークバインド
無・鑑定・アイテムボックス、ブースト、グラビティ、テイム、ペットハウス、ムーブ、サーチ、スキルブレイク、エンドゥ、リモートイメージ
特・複写、最適化、リングス、マジックアーマー




