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75、小雪

異世界でチート能力を授かった男のありふれた物語

 マリーが妊娠していた、賢者と呼ばれる俺とベストセラー《出会いの言葉はファイナルアンサー》の主人公のマリー、国全体が大騒ぎだ


 「おめでとう」

 ガゼールが訪問して来る、弟子達、騎士団の方々、王宮関係者次々とマリーが妊娠したからってこんなに訪問して来るのか?とにかく疲れる数日を過ごす

 「マリー大丈夫か?疲れないか?」

 「私は全然大丈夫よ、毎日が楽しい、みんなに祝ってもらって幸せよ」

 マリーは自分のお腹を触りながら続けて

 「私とクロコの子が此処にいる、クロコと出会って楽しい事、悲しい事、色々あったけど再会してからずっと幸せ、この子が生まれたらもっと幸せだと思う」


 俺はアランの稽古をつけながらマリーのお腹を眺める日々を送る

 まだお腹が大きくなった訳ではないのに、お腹を触れば何か感触が有るのではとつい触ってしまう

 妊娠が分かって半年が過ぎ、お腹が大きくなる、マリーが重たそうに歩く姿を見て、俺も意味なく力が入る、男の子でも女の子でも、とにかく元気にと願いながら過ごす日々が続く

 出産予定日、雪が降り始める、男は待つだけだ、数時間待つと子供の鳴き声が聞こえた、生まれた、マリーと同じ赤毛の女の子だ、勿論マリーも元気だ

 「マリーよく頑張ったな」

 と労いの言葉をかける、マリーは汗だくだが笑顔で俺を見る、そして子供を見て

 「私達の子、生まれてくれてありがとう」

 と声をかける、手も足も何もかもが小さな可愛い子が生まれた

 雪が降り始めた日に生まれた事から名前は小雪〈コユキ〉と名付けた


 アランの訓練も終わり、俺はマリーと小雪と契約獣で6人の生活を楽しむ

 獣狩りの仕事は続ける、マリーが小雪を抱えて森へ入る、適当な数の獣を狩り商会に納入する簡単な仕事だ

 マリーと小雪と契約獣に囲まれ楽しい時間を過ごしている、長い人生で最高の時間だ


 小雪が生まれ半年が経つ頃、シグルからカルシア大陸での拠点がデリア領に決まったと連絡が来た、旧政府が滅び飢餓に苦しむ人が多い土地に新しい産業を作ると言う事だが、俺の顔が効く事も期待していると思う

 草木の無い荒野があり労働者は溢れ条件は整っている

 害獣避けに柵を作る、荒野を耕し種子を埋め水をまく、挿し木をする場所も作る等思いつく事を試して行く、数日で芽は出た、数ヶ月経つと出た芽も挿し木も成長しているのが分かる、実がなれば人の雇用が出来き事業が前へ進む


 小雪が生まれて父として良い格好を見せたいと言う気持ちで警備と狩猟以外の仕事に手を出している、子供が出来ても変わり過ぎは良くない、あとはアランに任せて俺らしく生きよう

 働き過ぎは良くない、小雪の成長を見届ける為にも健康に気をつける

体力 40350k

魔力 60420k

火・ファイヤ、ファイヤボール、ファイヤアロー、ファイヤウォール

水・ウォーター、ウォーターボール、ウォーターアロー、アイス、アイススピア、アイスウォール

土・ロックバレット、サンドウォール、グランドスピア、

風・ウィンドカッター、ウィンドウォール、サイクロン、インジェクション、エアーバレット

光・ヒール、エリアヒール、オートヒール、キュア、エリアキュア、オートキュア、ピュリフィケーション、サンクチュアリーサークル、ブレッシング、プロテクション、オートプロテクション、インビジブル、イカズチ

闇・ブラックホール、ダークフレイム、ダークバインド

無・鑑定・アイテムボックス、ブースト、グラビティ、テイム、ペットハウス、ムーブ、サーチ、スキルブレイク、エンドゥ、リモートイメージ

特・複写、最適化、リングス、マジックアーマー

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