74、新生活
異世界でチート能力を授かった男のありふれた物語
【六属性の刃】【最果ての地】闇属性の刃は見つからず、魔族は確認できず、全てが解明された訳では無いが、俺は完全にとは言え無いが満足している、この星での旅は大まかではあるが終了した
この世界での旅が一区切りし、次の生活を考える、一応商会の共同経営者になっているが実質シグルに任せきりだ、流石に俺も気が引けるので、シグルに会いに行く、商会にはいつの間にか数人の従業員がいる
「久しぶりだな、まず俺の妻マリーを紹介しておく」
「妻のマリーです」
妻と言う言葉はマリーのお気に入りだ、今日も上機嫌で挨拶する
「シグルです、ブラッククロスでのご活躍存じております」
簡単な挨拶を済ませる
「シグルいつも任せきりで申し訳ない、俺は本当に獣の納入だけでいいのか?」
「大丈夫ですよ、クロコさんの名前も働いてもらってますから」
最初、何の事か分からなかったが、クロコの名前があると商談はスムーズになり、店はセキュリティ要らずらしい、商会には日本で言う【みかじめ料】を払えと言って来る輩が来るのが通例になっているが、この商会には一度も来ない、一国を滅ぼした【ブラッククロス】に手を出そうとする者は居ないと言う事だ、商会の御曹司シグルは最初からここまで考えて俺を共同経営者にしたようだ、餅は餅屋、冒険者より商人が合っていたと言うこと
【みかじめ料】を払うより俺に給料を払う方が安く宣伝にもなる、頭の良い奴だ、日本で肩叩きにあい、ハローワーク通いをしていた俺とは全く違う人種だ
今は獣の素材を加工しての武器、防具、装飾品の販売を行っているが、近々荒野の開拓も行う予定と言う、カルシア大陸の荒野を開拓し栽培と加工品の販売等を行う予定になっている
「クロコさん、この男を鍛えて多少の警備が出来るようにして下さい」
と一人の男を紹介される、見覚えのある顔だが、、、
「アランです、覚えて無いかもしれませんが、コニア王国の町外れのダンジョンで助けを求めた、、、」
移動販売をしている時、俺が見捨てた男だ
「クロコさん、過去の事は聞いてます、気にしないで下さい、私の元冒険者仲間です、二人とも向いてない事が分かって転職しました、過去の事はアランの過ちです、しかし全く戦えないのも困るので、お願いします」
聞けばアランはカルシア大陸の業務を任せる人材、俺とは違う頭脳派、俺はこの商会の警備担当者と言う扱いのようだ、なんにせよ、俺の新しい生活が始まる
話しが終わり俺とマリーはアランを連れニルゲラ王国へ戻る
シグルの頼みで弱々しいアランを鍛える、よくこれで冒険者をやっていたなと言いたくなる弱さだ、大変な事を引き受けてしまったと思いながら鍛える、この状況をマリーも呆れた顔で見ている
訓練を数日行うが弟子を鍛えていた時より上達が遅い、歳を取っているから当たり前の事かもしれないが、疲れるなぁ〜と思いながらマリーを見るとマリーの様子がおかしい
「マリー大丈夫か?」
俺の問いに返事が出来ない、転移で王宮へ戻り医務室へ駆け込む、此処はこの国一番の医療設備業がある、任せるしかない、、、、翌日、《賢者夫妻に待望の第一子》、《マリーさん御懐妊》の報せが国内に知らされる、子供が出来ていた
体力 40170k
魔力 60090k
火・ファイヤ、ファイヤボール、ファイヤアロー、ファイヤウォール
水・ウォーター、ウォーターボール、ウォーターアロー、アイス、アイススピア、アイスウォール
土・ロックバレット、サンドウォール、グランドスピア、
風・ウィンドカッター、ウィンドウォール、サイクロン、インジェクション、エアーバレット
光・ヒール、エリアヒール、オートヒール、キュア、エリアキュア、オートキュア、ピュリフィケーション、サンクチュアリーサークル、ブレッシング、プロテクション、オートプロテクション、インビジブル、イカズチ
闇・ブラックホール、ダークフレイム、ダークバインド
無・鑑定・アイテムボックス、ブースト、グラビティ、テイム、ペットハウス、ムーブ、サーチ、スキルブレイク、エンドゥ、リモートイメージ
特・複写、最適化、リングス、マジックアーマー




