68、冒険者の力
異世界でチート能力を授かった男のありふれた物語
ガゼールの依頼でサウナを作成するためポンバからニルゲラ王国に戻り作成は終わった
「これから戻るか?」
「戻っても雪で動けないんでしょ」
「此処で寛ぐか?ポンバで寛ぐか?向こうなら俺達の事を知った人が居ないから何処に行っても一般人、此処は気候がよく過ごしやすいが何処に行っても注目されてしまう」
「別に他の所でもいい気がするけど、平原の茶屋とか顔出しておかなくていいの?」
「そうだな時間もあるし行ってみるか」
転移し平原の茶屋前
「こんにちは、コルグさんご飯食べに来ました、最初に紹介します、妻になりましたマリーです」
「おめでとうにゃ、クロコ君を追いかけていた娘さんと結婚したのにゃ」
女将のリンデさんが嬉しそうに話しかけてくる
「君も結婚したのか」
常連のルサミド国王も俺に声をかける
「まだ通ってるのかよ、相変わらず暇だな」
「このお嬢さんが以前話していた、元お弟子さんかな?」
「はい、マリーです、よろしくお願いします」
「マリー挨拶なんて要らないぞ、この人の部下は俺を殺そうとしたんだぞ」
「じゃあ今から責任とってもらいましょうか?」
マリーは冗談のつもりで言ったと思うが、王の護衛二人が反応した、席を立ち戦闘態勢だ
「やめた方がいい、君達ではマリーに傷一つ与えられないよ、近衛兵は弱いままだな、真面目に訓練しないと駄目だよ」
「たぶん本当何だろうな、一度手合わせ願えないか?実力が分かれば騎士団の訓練も身が入る」
ルサミド国王が部下を制止する
「私は構わないけど、クロコどうするの?」
「此処の飯が先だ、ルサミド王は先に帰ってくれ俺達は転移で行くから」
俺達は今までの経緯を話しながら食事をし、二時間が経過する頃、挨拶を済ませ転移で宮殿へ向かう
宮殿内騎士団訓練場
「マリー、殺さなかったら何してもいいぞ、騎士団の皆さん俺一番の弟子だから真剣にやらないと大怪我するぞ」
「はい、じゃあ私のダーリンに手を出した人は誰?、、、誰も居ないの?、、、じゃあ全員て事ね」
「強いのは分かるが舐めすぎだろ」
リーダー格の騎士が呟く
「いかにも弱そうな人たちね纏めて相手するわ」[マリーなんか怒ってないか?]
マリーの前に選抜された10人の剣士が並ぶ、相手は一応木剣を持っている、マリーは素手だ
「俺達は10人だ、いつでもいいぜ」
「たった10人でいいの?行くわよ、ムーブ、まず一人」
背後から上段蹴り、二人目正面から顔面を殴る、三人目右脇腹へ蹴りを入れ木剣を奪う、その後は木剣で腹部を突き四人、首に横から打撃し五人、脇腹へ打撃で六人、腹を突き七人、胸を突き八人、腹へ打撃し九人と倒して行く、マリーの素早さに誰も付いていけない
「最後のひとりよ、さっき舐めすぎって言ってたわよね、特別に本気で行くわ」
左足で頭部を蹴り、倒れる前に右足で下段蹴り
「二発目も頭に入れれば貴方の頭は砕けていたわ、殺すなと言われたからやめてあげた」
手加減はしているようだが足は折れたな
「マリーお疲れさま、凄い技だな」
マリーを労った後、騎士団団員の所へ行き
「だから大怪我するって言ったのに、相手の実力をしっかりみろ、ヒール」
怪我した騎士団団員をヒールで治療して回った
「良いものがあるな、マリー、輪切りにしろ」
俺は丸太をマリーに投げる
「このくらいで良いのかな?」
マリーは背負った剣を抜き見えない速さで剣を振る、丸太が10枚の輪切りにされた木片に変わる
「俺が此処で最初に見せた技だ、冒険者が10枚に斬ったが、君達騎士団は?」
騎士団の連中は目を逸らす
「君達の実力、凄いな、一国を滅ぼす冒険者パーティー【ブラッククロス】良いもの見せてもらった、報酬は?」
「そうだな、、、何があっても平原の茶屋を護ってくれ」
「わかった尽力しよう」
「またな」
俺達は転移しニルゲラへ戻る
体力 38350k
魔力 56580k
火・ファイヤ、ファイヤボール、ファイヤアロー、ファイヤウォール
水・ウォーター、ウォーターボール、ウォーターアロー、アイス、アイススピア、アイスウォール
土・ロックバレット、サンドウォール、グランドスピア、
風・ウィンドカッター、ウィンドウォール、サイクロン、インジェクション、エアーバレット
光・ヒール、エリアヒール、オートヒール、キュア、エリアキュア、オートキュア、ピュリフィケーション、サンクチュアリーサークル、ブレッシング、プロテクション、オートプロテクション、インビジブル、イカズチ
闇・ブラックホール、ダークフレイム、ダークバインド
無・鑑定・アイテムボックス、ブースト、グラビティ、テイム、ペットハウス、ムーブ、サーチ、スキルブレイク、エンドゥ、リモートイメージ
特・複写、最適化、リングス、マジックアーマー




