62、首輪
異世界でチート能力を授かった男のありふれた物語
結婚式を盛大行ってもらった次の朝
マリーは俺より早く目覚めていたようだが、ベッドから出ないで此方を見ている
「おはよう」と声をかけあう、妙な緊張感がある朝だ
「マリーこの世界での普通は何をするんだ?」
「何もないけど」
結婚を宣言するだけで成立する結婚なら、翌日から今までと同じ生活をしてもおかしくないが、時の人だから街にも行けないし、、、
「温泉行かないか?転移して別の国ならゆっくり出来るだろう」
マリーは笑顔で答える
ヨハネの温泉へ転移、貸切露天風呂
「俺達何か変わったか?一緒に旅してたから結婚って何かなぁ〜って思ってな」
「私はクロコと一緒になれた」
「今までも一緒だっただろ」
結婚は精神の結びつき、紙で管理しても意味がない、って事をこの世界は実施している、重婚可なら結婚と言う行為の意味は薄い、それでもマリーが喜ぶならと結婚した
「何するかなぁ〜俺は好きな事して楽しんでるだけど、楽しいのか?」
「楽しいよ、旅してる時は色々な経験が出来て、私の楽しいは全部クロコが教えてくれたの、冒険者は好きな所に行って、好きな事をするって事もクロコが教えてくれた、私はクロコが行く所について行くのが楽しい」
「俺について来ると狭い馬車での寝泊まり、屋外で飲食、獣や盗賊に襲われる、楽しいのか?」
「楽しいよ、嫌なのはお手洗いとお風呂が無いくらいかな」
俺が女なら豪華なホテルでふかふかのベッド、高級レストランで高そうな食事に連れて行ってくれそうな人が良いがな、この世界の人の感覚かマリーだけなのか、おそらくマリーだけだろうが、俺にとっては嬉しい事だ
温泉を堪能して転移で王宮へ
王宮へ戻ると俺達の部屋の前の5人の男が立っている、近づいて見ると魔法研究者の5人だ
「クロコ殿お出かけでしたか」
「俺に何か?」
「少々相談がありまして、、、」
部屋の中で話すと、王の命令で俺への連絡方法を考えているとの事だった、ギルドカードは南半球限定だから北半球へ行った時の連絡手段と言う事だ、研究者達は素案を考え相談に来たのだが、以前俺も考えていた事と同じだった、北半球に行ってまで拘束されるような事は遠慮して黙っていた事だ
魔石で転移の魔法陣を作り物を北半球へ運ぶ、通信文とギルドカード番号を送れば北半球の通信網で連絡が出来る、俺が転移の魔法陣を読み解き魔石を使って作製し、管理する場所と人が決まれば簡単な事だ
後日北半球ラヌフ冒険者ギルドと南半球ニルゲラ冒険者ギルドで小荷物転移装置の試験運用が開始された、俺の行動に首輪が付けられたのだ
この小荷物転移装置、俺への連絡専用かと思っていたら、ギルマス同士で酒や肴を送りあっている、それは職権濫用にならないのか?
体力 37480k
魔力 53280k
火・ファイヤ、ファイヤボール、ファイヤアロー、ファイヤウォール
水・ウォーター、ウォーターボール、ウォーターアロー、アイス、アイススピア、アイスウォール
土・ロックバレット、サンドウォール、グランドスピア、
風・ウィンドカッター、ウィンドウォール、サイクロン、インジェクション、エアーバレット
光・ヒール、エリアヒール、オートヒール、キュア、エリアキュア、オートキュア、ピュリフィケーション、サンクチュアリーサークル、ブレッシング、プロテクション、オートプロテクション、インビジブル、イカズチ
闇・ブラックホール、ダークフレイム、ダークバインド
無・鑑定・アイテムボックス、ブースト、グラビティ、テイム、ペットハウス、ムーブ、サーチ、スキルブレイク、エンドゥ、リモートイメージ
特・複写、最適化、リングス、マジックアーマー




