60、何も無い日
異世界でチート能力を授かった男のありふれた物語
港街で海の幸を堪能する事が出来なかった俺達は、次のコルビの街に期待して歩みを進める
チュワンで海鮮の有名店を巡るつもりでいた俺、禁断症状が、、、
「海沿いの道、潮風の香り、俺の魚、刺身が、、、」
「クロコ大丈夫?私が人魚の格好したら食べてくれる?」
「マリー面白い事言うな〜、俺の故郷は島国で生魚を食べる習慣のある国だったんだ、当たり前に食べてたから、食べれなくなると気分が悪くなる、魚釣り覚えるかなぁ〜」
「釣れているわよ、わ・た・し・が」
「また前に戻ったなマリー」
チュワンからコルビまでの街道はこの大陸ではかなり整備された走りやすい道、順調に進んでいく、働いているのは馬車を引く乱丸だけでアクアと緋炎は屋根で寝ている、盗賊も獣も襲って来ない、俺も半分寝ているような状態でマリーは俺の横で楽しそうにしている
時折馬車を停め休息する、周りの景色は日本ではまず見られない美しい景色ばかりだ
「今日は此処で野営にしよう」
「私、準備するね」
「今日はこれがある」
お土産用屋で売っていた干し魚と作り置きのスープに焼くだけにしてある串肉と酒を出す
「マリーもたまには楽をしろ、毎日作る必要ない」
「料理くらい大した事ないのに」
「休憩して身体を休める事も大事だ」
正直なところ食べるのをずっと見られて酒を注がれたり、料理を次々とタイミングよく出されると気が引ける、目の前で自分で肴を焼きながら食べるのが、気が楽になる
「私が好きで料理するのも駄目?」
「駄目だ、暇なら一緒に酒を呑もう」
マリーが俺の隣りに座り酒を飲む、焚き火の周りには契約獣達がいる、夕日が沈む海反対にはオレンジ色に照らされる山、良い光景だ
「マリー、一人で働き過ぎは駄目だ、みんなで寛ぐ時間も必要だ」
「分かったわ、クロコが横に居てくれる時に寛ぐ事にする」
「お前はブレないなぁ」
何も起こらない平穏な旅の日も稀にある
体力 37390k
魔力 51980k
火・ファイヤ、ファイヤボール、ファイヤアロー、ファイヤウォール
水・ウォーター、ウォーターボール、ウォーターアロー、アイス、アイススピア、アイスウォール
土・ロックバレット、サンドウォール、グランドスピア、
風・ウィンドカッター、ウィンドウォール、サイクロン、インジェクション、エアーバレット
光・ヒール、エリアヒール、オートヒール、キュア、エリアキュア、オートキュア、ピュリフィケーション、サンクチュアリーサークル、ブレッシング、プロテクション、オートプロテクション、インビジブル、イカズチ
闇・ブラックホール、ダークフレイム、ダークバインド
無・鑑定・アイテムボックス、ブースト、グラビティ、テイム、ペットハウス、ムーブ、サーチ、スキルブレイク、エンドゥ、リモートイメージ
特・複写、最適化、リングス、マジックアーマー




