57、面倒な日
異世界でチート能力を授かった男のありふれた物語
ラビスから森を抜け大陸最大都市メイティスに到着した
「クロコ行きたい店がある付いて来て」
「珍しいなぁ、どこ行くつもりだ?」
店を探すのに必死で俺の質問に答えるどころでは無いらしい、見つけて入ったのは衣料品店だ、女盗賊の件で今まで着る物に無頓着だったマリーも変わったのだろう、しかし俺は女の買い物に付き合うのが苦手だ
1、適当に似合っていると言って早く買い物を終わらせる
2、店員さんに任せて近くでお茶でも飲む
3、今から逃走する
さてどの選択肢が最適か考える
「クロコ逃がさないわよ、そしてちゃんと考えるのよ、分かってるわよね」
答えは、逃げられないだった
女の買い物は何故こんなに面倒なんだろう、一度試着して次の店行って、やっぱりさっきの店がいい、何往復させるんだ!最後にどっちがいい?決めてだと!だったら最初のにしろ!
服だけならまだ分かる、下着までどっちがいい?って聞かれても店員さんの前でこっちとか言えるはずないだろう!と俺は心の中で叫んでいた
長い苦痛な時間だった、服を変えてもスタイルが変わる訳ではないのに、服選びに時間をかけ過ぎるのは理解に苦しむ、俺はマリーに対し胸以外気に入らないところは無い、だが肉好きに、お魚好きになってと言われて何人が好みを変える事が出来る?普通出来ないはずだ
「クロコ、クロコ、ク・ロ・コ、さっきから呼んでるんだけど」
「なんだよ」
「この人達が用があるんだって」
馬鹿みたいなのが三人、俺の前に立っている
「よう!にいちゃん、いい女連れているな、俺達も遊びたいから金か女置いて行け」
俺が考え事している間にマリーは絡まれていた
「マリー自分でなんとでも出来るだろう」
「こ・わ・い、なんとかして」[何カマトトぶっているんだ?よくわからないが、追い払えばいいんだろ]
一番強そうな奴を手加減して殴ればお終い
「マリー終わったぞ、何考えているんだ」
「一度こう言うの経験して見たかったの、絡まれたところを王子様に助けてもらう、女の憧れでしょ、クロコはもう少し女心を考えて行動するべきよ」[絡まれているのを助けて、何故俺は怒られているんだ?]
「俺は王子様じゃないぞ、腹減ったから飯食いに行くぞ」
とりあえず腹を満たせば、この理不尽な状況も我慢出来るだろう
疲れた時は飯と酒、これに限る
「沁みるなぁ」
「、、、」
マリーが無口だ、呑み始めて1時間くらいか?今日は少しハイペースだったから?
「どうした?マリー気分が悪いのか?」
「だってクロコが、私は一生懸命クロコに好きになって欲しくて、でも胸は大きくならないし、、、、」
マリーは酔って泣きはじめた、最後にこれか〜、長い1日はこの後1時間続いた
体力 37250k
魔力 51630k
火・ファイヤ、ファイヤボール、ファイヤアロー、ファイヤウォール
水・ウォーター、ウォーターボール、ウォーターアロー、アイス、アイススピア、アイスウォール
土・ロックバレット、サンドウォール、グランドスピア、
風・ウィンドカッター、ウィンドウォール、サイクロン、インジェクション、エアーバレット
光・ヒール、エリアヒール、オートヒール、キュア、エリアキュア、オートキュア、ピュリフィケーション、サンクチュアリーサークル、ブレッシング、プロテクション、オートプロテクション、インビジブル、イカズチ
闇・ブラックホール、ダークフレイム、ダークバインド
無・鑑定・アイテムボックス、ブースト、グラビティ、テイム、ペットハウス、ムーブ、サーチ、スキルブレイク、エンドゥ、リモートイメージ
特・複写、最適化、リングス、マジックアーマー




