49、長旅の前
異世界でチート能力を授かった男のありふれた物語
鍛冶場にクロエイを預け改造をお願いしている俺達は、旅の準備をする
「マリー行くぞ」
「はい、ダーリン」
マリーは行き先も何も聞かずに付いて来てくれる、俺はマリーと三人の契約獣を連れ転移した
「おはようございます、コルグさん」
「クロコ君来てくれたんだ」
「遠い所に旅に出る事にしたから、こいつと一緒に」
「久しぶりにゃ、確かマリーちゃんにゃ」
「リンデ知り合いか?」
「クロコ君を探して店に来てたにゃ、逢えたんだにゃ!よかったにゃ、顔つきが少し優しくなったにゃ」
「私も覚えている、女将がブタとの経緯を話している時、凄い殺気を放っていたからね、あの時は私も恐怖を感じたよ、久しぶりクロコ君」
と国王が話す
「相変わらずお暇なようで」
「何度も言うが子煩悩なんだ、君もわかる日が来る」
王がマリーの方を見る、マリーは恥ずかしそうな顔をする
「何言ってんだよ、コルグさん料理お願いします、お勧めで」
長くなりそうな旅の前に此処には来ておきたかった
みんなで食事して楽しい時を過ごしニルゲラに戻る
出発までの間俺達は魔力操作の訓練をするこの旅、北半球への移動に最も重要な役割を果たすのはたぶん魔力の消費量の管理だ、俺とマリーの横では契約獣達が戦闘訓練をしている、準備は整ってきた
数日魔力操作の訓練をしているとガルツさんから完成の連絡がある
「クロコ出来たぞ、まずこれは返しておく」
ガルツさんが俺にクロエイを渡す
「改造は?」
「新たに作ったこいつだ、二人乗りにするのに改造するより作り直した方が早そうだったからな、一緒に行くんだろ!嬢ちゃん」
「はい、行きます」
マリーがガルツさんに全力で握手する
「クロコ、速度を上げるのに何が一番大事だ?」
「推進力ですか?」
「違うな抵抗をなくす事だ、新型は前後に二人乗り強化ガラスで作った風防をつけてある、推進力はお前の魔力で十分だと思うが、念の為に風魔法を付与した魔石を胴体の後端と翼の後端に取り付けしてある、魔力消費も軽減出来るはずだ、試しに少し乗ってみろ」
スポーツカーのコクピットに乗り込む感じより更に寝そべった椅子、狭いが最低限の空間は有る、頭の上も余り余裕はない、今までと違い飛び乗る事は出来ないが早そうだ、屋外に出してマリーと乗り込む離着陸時は車輪で走行、戦闘機みたいだ、両サイドにゲーム機のジョイスティックみたいなのがある、魔力を流せば加速、スティックは四本あり前席の二本と後席の二本は連動、ボタンはエアーブレーキ、パラシュート、凄いな
「マリー、飛ぶぞ」
「はい」
二人の魔力で空を飛ぶ少ない魔力消費で信じられない速度を出す、宇宙まで行けそうな気がする機体だ
「クロコ下、クロコが斬った島がある」[俺の黒歴史]
馬車で何日もかっかた距離が一瞬だ
「先に闘技場も見える」
「そろそろ戻ろう」
俺達は試験飛行を終え王宮に戻る、準備は整った、あとは天気次第
体力 36230k
魔力 47920k
火・ファイヤ、ファイヤボール、ファイヤアロー、ファイヤウォール
水・ウォーター、ウォーターボール、ウォーターアロー、アイス、アイススピア、アイスウォール
土・ロックバレット、サンドウォール、グランドスピア、
風・ウィンドカッター、ウィンドウォール、サイクロン、インジェクション、エアーバレット
光・ヒール、エリアヒール、オートヒール、キュア、エリアキュア、オートキュア、ピュリフィケーション、サンクチュアリーサークル、ブレッシング、プロテクション、オートプロテクション、インビジブル、イカズチ
闇・ブラックホール、ダークフレイム、ダークバインド
無・鑑定・アイテムボックス、ブースト、グラビティ、テイム、ペットハウス、ムーブ、サーチ、スキルブレイク、エンドゥ、リモートイメージ
特・複写、最適化、リングス、マジックアーマー




