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48、六属性の刃

異世界でチート能力を授かった男のありふれた物語

 ボリア大陸一周の旅を終え俺達はニルゲラに一度帰る事にした


 「おかえりクロコ君、今回はマリー君が一緒だね」

 少し顔を赤くするマリー

 「暫く世話になる、マリーも一緒だ」

 更に顔を赤くするマリー

 気を利かせたつもりなのか二人用の部屋が用意され、翌日はエマ、ジェニファー、アイオロスが王宮を訪問して来た、何を早まったのか、アイオロスが結婚祝いを持って来たのでその場で少し懲らしめた、昔共に旅をした師匠と弟子が勢揃いし夜遅くまで酒を酌み交わす、楽しいひと時を過ごさせてもらった


 翌日弟子達を見送った後、俺とマリーとガゼールで鍛冶場に行く

 「ガルツさん、こんにちは」

 「クロコかぁ元気そうだな、今日は何しに来た?」

 「以前話しを聞いた【六属性の刃】だと思うんだが」

 俺は二本の剣を出した

 「おいおい、これを何処で手に入れたんだ?今までただの御伽話とまで言われ、実在しないと思われた剣がこの短期間に三本も見つかるとは、、、」

 「一本はダンジョン内で、もう一本は盗賊が溜め込んだ財宝の中だったと思う」

 「ガルツ今あるのは何の属性だ」

 とガゼールが聞く

 「風、水、土が此処に有ります、残りは火と光と闇です」

 「光と闇は北半球だろう、もしかしたら火も北半球かもしれないな」

 「何故なんだ?」

 「北半球の北部は邪力が大きく北の最果てに魔族が住んでいる、闇の剣は魔族が持ち、光の剣は勇者が持って最果てから南下して来た魔族と戦ったと言う言い伝えがある、勇者はパーティーを組んで戦っていたとされている、魔族と戦うパーティーメンバーが強力な武器を持って戦ったと考えれば火属性の剣も北半球に有ってもおかしくない」

 「見てみたいなぁ、火属性の剣、勇者と光の剣、魔族と闇属性の剣、でも何で人が作った剣を魔族が持ってるんだ?」

 「諸説あるが戦いの際奪い取られたと言うのが有力だ、何にせよ北半球に行くのは大変だぞ、行く気か?」

 「行ってみたいが、どのように大変なんだ?」

 「海流と暴風、船は早い速度で東へ流され最終的に押し戻されるそのような海流だ、風も強く吹き荒れる日が多く船が粉々になる事も多い、数十年〜数百年に一度壊れた船の破片に捕まり漂流して到着する事がある程度だ」

 「、、、どうやって行けば、、、」

 俺は行く方法を考えながら佇む

 「クロコ行く気なの?」マリーが心配そうな顔で俺に尋ねる

 「まったく危険が無くなるとは言えないが、俺なら今までの冒険者より、かなり安全に行けると思う」

 「クロコどうするつもりなんだ?」

 「思いついた方法は二つ、一つは近距離転移を連発して行く方法、もう一つは魔力飛行機:クロエイで飛行する方法、海流が常に流れているのに対し暴風は毎日では無いはず天気の良い日に空から行くのが船より安全だ、船での航海は時間がかかる、その間暴風が無い事はないだろう、だが飛行なら一日飛べばかなりの距離を進む事が出来る、天候の良い日に飛べば危険は少ないはず、危険を感じればその場から転移で戻れば良いだけだから、安全なはずだ、最悪クロエイを乗り捨てて、再度日を変え転移して再スタートを繰り返せばクロエイが無くなるだけで済む」

 「魔力消費と距離の問題でどちらが効率的か?と言う事か?」

 「近距離転移するのは意外と魔力を消費する、転移を連発して危険を感じた時戻る魔力が残っていなければならない、その点クロエイの魔力消費はごく僅かだ、どっちが良いか迷う」

 「クロコ、その魔力飛行機見せてみろ」ガルツが何か閃いたように口を出す

 「これだが、どうするつもりだ」

 「これを改造して早く飛べるようになれば安全性が増すんだろ?ワシにやらせろ!」

 俺はガルツにクロエイの改造を依頼して、王宮内を回る事にした、久しぶりに会う飼育員さん、調理師さん、大工さん、、、、etc、そして騎士団の方達、訓練所には丁度フリージアさんがシーラと模擬戦をしている、此方に気がついたようで近づいて来る

 「マリー良かったな、クロコと一緒にいれて」

 「はい、ありがとうございます」

 マリーはフリージアさんに微笑みながら答える

 「で、今後はどうするんだ?」

 「クロコが北半球に行きたいみたで、、、」

 「北半球!?何考えているんだクロコ」

 「【六属性の刃】の話しは知っているか?」

 「馬鹿にするな!その御伽話なら皆んな知ってる」

 「御伽話じゃないんだ、三属性を既に見つけた、残りの三属性が北半球にある可能性が高い」

 「、、、お前が言うなら本当なんだろうが、、、マリーこの男は苦労するぞ」

 「大丈夫です、私が一番知ってますから」

 マリーが微笑む

 「ならいいか、、、で、どうやって行くつもりだ、クロコ」

 「空を飛ぶ、今ガルツさんが準備してくれている」

 「あの爺さんか、、、腕は確かだからな、大丈夫かもしれないな、、、クロコお前はいいからマリーを借りるぞ」

 その後マリーが二人にお茶を飲みに連れて行かれた、俺は一人で部屋に戻り休息をとる

体力 35970k

魔力 47240k

火・ファイヤ、ファイヤボール、ファイヤアロー、ファイヤウォール

水・ウォーター、ウォーターボール、ウォーターアロー、アイス、アイススピア、アイスウォール

土・ロックバレット、サンドウォール、グランドスピア、

風・ウィンドカッター、ウィンドウォール、サイクロン、インジェクション、エアーバレット

光・ヒール、エリアヒール、オートヒール、キュア、エリアキュア、オートキュア、ピュリフィケーション、サンクチュアリーサークル、ブレッシング、プロテクション、オートプロテクション、インビジブル、イカズチ

闇・ブラックホール、ダークフレイム、ダークバインド

無・鑑定・アイテムボックス、ブースト、グラビティ、テイム、ペットハウス、ムーブ、サーチ、スキルブレイク、エンドゥ、リモートイメージ

特・複写、最適化、リングス、マジックアーマー


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