46、再会
異世界でチート能力を授かった男のありふれた物語
俺達は国境の街ゼイロを発ち、王都コテムを目指して馬車の旅を楽しんでいる
突然歩みを止める乱丸
「またかぁ〜」
乱丸は伏せ、アクアと緋炎は馬車の上で居眠り中、馬車を移動販売仕様に変えてから次々と盗賊が襲って来る、最初は皆んなで制圧していたが、3人共飽きてしまったみたいだ
「はいはい、俺が行きますよ」
「ワォン、キュィ、ピュィ」
3人が手を振って俺を見送る
「お前達本当に契約獣か?」
飼い主を顎で使う契約獣?聞いた事ない、、、盗賊の方は、今回は5人か、、、
「一応聞くが、此処で死ぬのと、終身重労働、どっちがいい?」
「お前、自分が一人って分かっているのか?契約獣は腑抜けばかりで戦おうとしてないぜ」
「おいおい俺の質問には答える気無いのか?」
「俺達に死ぬなんて選択肢はないぜ」
「じゃあ、終身重労働って事だな」
クロコと盗賊が対峙している時、1人の冒険者が気配を消し、足音もさせないで近づいて来る
「ファイナルアンサー?」
聞き覚えのある声、このフレーズを知っている者、使い方は少し違っているが
「漸く見つけましたよ、師匠」
少しくせのある赤髪を靡かせ、俺に背を向け盗賊との間で拳を握り、大剣を背負い立つスタイルの良い女性が現れる
「何しに来たんだ?約束はアイオロスが一番だったから、やつの願いを叶えた事で終わりだぞ」
「おい、女が一人増えたぞ、俺達と遊びたいのかぁ〜?いい女だぜ!」
女性が登場して喜ぶ盗賊
「煩いなぁ、師匠との再会を邪魔するとは死にたいのかしら?、、、」
辺りを見回し盗賊の人数、配置を確認している
「ムーブ」
近距離転移で俺の前から消え、盗賊の背後に現れる
そう此処に来たのはマリーである、登場早々に盗賊を剣も使わずに殴りまくる、相変わらず無茶苦茶な戦い方だ
「あんたがリーダー?私と師匠の再会を邪魔する悪い奴」
最後に捕まったリーダーらしき盗賊は殴られっ放しだ
「もう止めてください、宝を全部差し出しますから」
顔の形の変わったリーダーらしき男が許しを請う
「師匠、宝貰いに行きましょう」
今までとは違い可愛い声で俺に笑顔で話す
「現金なやつだ」
アジトに行き宝を全て頂く、宝の中にはオクタロッドと同じ刻印の剣も有った
「おい、見逃してくれないのか?」
アジトから戻ると再び牢馬車の中へ
「殴るのは止めたわ、約束は守ってるわよ、死にたいの?」
盗賊を途中の町のギルドで引き渡し宿をとり、併設の食堂にて
「マリー何しに来たんだ?と言うか、良く俺の居場所が分かったな」
「騒動があった場所を辿って行けば師匠に逢えると思っていました」
「俺を騒動の発生原因みたいに言うな!で何の用だ?」
「私は師匠と一緒に旅がしたいだけで、約束とか関係ありません」
「まず師匠と言うのはやめてくれ、俺は歳を取らない体質だから、見た目マリーの師匠は無理が出て来る、それから俺は契約獣との旅を楽しんでいる、しかも俺は既婚者だ(元の世界で離婚済だが嘘にはならんだろう)」
「私そんなの全然気にしませんから、それから又クロコって呼んでいいのね!嬉しい!」
たぶん何を言っても無駄なタイプだな、諦めて同行させるしかないかぁ
一人増え旅が再開された
体力 35800k
魔力 47050k
火・ファイヤ、ファイヤボール、ファイヤアロー、ファイヤウォール
水・ウォーター、ウォーターボール、ウォーターアロー、アイス、アイススピア、アイスウォール
土・ロックバレット、サンドウォール、グランドスピア、
風・ウィンドカッター、ウィンドウォール、サイクロン、インジェクション、エアーバレット
光・ヒール、エリアヒール、オートヒール、キュア、エリアキュア、オートキュア、ピュリフィケーション、サンクチュアリーサークル、ブレッシング、プロテクション、オートプロテクション、インビジブル、イカズチ
闇・ブラックホール、ダークフレイム、ダークバインド
無・鑑定・アイテムボックス、ブースト、グラビティ、テイム、ペットハウス、ムーブ、サーチ、スキルブレイク、エンドゥ、リモートイメージ
特・複写、最適化、リングス、マジックアーマー




