36、指南役
異世界でチート能力を授かった男のありふれた物語
元王女が真面目に給仕をして、俺は指南役を引き受けないといけない状況になった
今日は訓練初日、血の気の多いのが居るだろう、先ずは剣術騎士団から
「俺がクロコだ、手合わせしたい者は居ないか?」
「団長のメルゲだ、俺を倒せなければ指南役は認めない、王様宜しいですか?」
「あゝ構わないよ」
「攻撃魔法以外は何でもあり、戦闘不能か降参で終了でいいか?」
「構わない」
「審判は私がするよ」王様が自ら言い出した
「では、初め!」
身体強化と風魔法で加速、この速度について来れるか?、、、これで団長?、、、全然見えて無さそう、後ろから軽く突いて終わりにした、かなり重症だ
「まさか1番強い事は無いよな?」全員が静まる
「すまない俺が1番だ、この通りだ俺達を強くしてくれ」団長が頭を下げる
「身体強化して全力で走れ、どんなに強い攻撃でも当たらなければ、無意味、来週までに早くなれ」
「王様、魔法騎士団に行く」
魔法騎士団の訓練場では整備された射撃場で的撃ちをしている
「騎士団団長は?」
「クロコ殿ですね、私が団長のヤラバンです」
「他の訓練は?」
「これを続けています」一発一発の間が長く気の抜けた訓練だ
「このくらいは出来るか?」10発連射して的撃ちをして見せた
「誰も出来ません」此処も重症だ
「横で太鼓でも叩いて音に合わせて撃つ訓練をしろ、音の間隔を少しずつ狭くしていくんだ、個々の魔力の8割を消費するまで撃たせろ、それから毎日、訓練前に5kmのランニング、体操、筋トレを行え」
両騎士団が訓練開始出来るまでに2カ月かかった
剣術騎士団には土魔法で壁を用意し、その壁に縦、横、斜めの深い溝を掘って溝の間を素早く振り抜く訓練を始めさせた、真っ直ぐに狙った部分を斬る訓練だ、魔法騎士団は整備され訓練場の地面に凹凸をつけ走りながら撃つ訓練をさせ、実戦に近い状況にした
「王様、これをこれを続けていれば強くなる、あとは本人の取り組み姿勢だ、同じ素振りでも相手をイメージし、一振り一振り真剣に素振りするのと、ただ数をこなすのでは結果に大きな違いがでる、全員が真面目に取り組んで今の倍の訓練が出来れば魔獣は討伐出来るはずだ、欲を言えばヒーラを探して育てる事だな、俺の仕事は此処までだ、これ以上は侵略行為が出来る力になる」
一方、平原の茶屋では
「おい、ブタ早く注文取りに来いよ!」「その次はこっちだブタ」「ブタ、早く酒持って来い」、、、と、恨みを持った客で大繁盛している
客の中には、ブタをお触りする物好きもいるようだ、但し、間違ってアリスに触ろうとすると乱丸が完全防御する、そして痛い目に遭う
「コルグさん儲かってますか?」
「あゝ忙しすぎだ!こんなの初めてだよ!クロコ君のおかげだ」と笑顔で応えるが
「クロコ手伝えにゃ!皿洗えにゃ!」と、アリスは俺に厳しい
体力 24770k
魔力 36760k
火・ファイヤ、ファイヤボール、ファイヤアロー、ファイヤウォール
水・ウォーター、ウォーターボール、ウォーターアロー、アイス、アイススピア、アイスウォール
土・ロックバレット、サンドウォール、グランドスピア、
風・ウィンドカッター、ウィンドウォール、サイクロン、インジェクション、エアーバレット
光・ヒール、エリアヒール、オートヒール、キュア、エリアキュア、オートキュア、ピュリフィケーション、サンクチュアリーサークル、ブレッシング、プロテクション、オートプロテクション、インビジブル、イカズチ
闇・ブラックホール、ダークフレイム、ダークバインド
無・鑑定・アイテムボックス、ブースト、グラビティ、テイム、ペットハウス、ムーブ、サーチ、スキルブレイク、エンドゥ、リモートイメージ
特・複写、最適化、リングス、マジックアーマー




