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33、卒業

異世界でチート能力を授かった男のありふれた物語

 大陸全国を回りこの旅を終わらせる為、俺達はニルゲラへ向かう


 「もう直ぐ終わるなぁ〜」

 「師匠、ニルゲラに戻った後は?」

 「まだ考えて無い、だがお前達はもう直ぐ12歳だ、冒険者登録出来る年齢で、独り立ちする時だ」

 「師匠は私達から離れて何処か行っちゃうの?」

 「たぶんなぁ」

  少し重い空気で俺達の最後の旅が始まった、移動中の会話が明らかに減ったが、獣が出てくれば皆簡単に制圧する、俺が居なくても無理しなければ生きていける、親を亡くし死を感じていた時とは違う、出会いがあれば、別れがある、誰もが知って感じていたはず、それが顕在化しただけだ、旅が終わる前日、弟子達が俺に話しかけてきた

 「師匠、私達は今まで師匠の後ろを歩いてきた、今からどうすれば一番良いの?」とエマが俺に尋ねる

 「一番良い道は誰もわからない、自分が選んだ道に結果が付いてくるだけだ」

 「私は師匠が居たから冒険者を目指した、ずっと師匠と居たい、駄目なの?」マリーが悲しそうな目をしている

 「前にも言ったがお前達には多くの可能性がある、冒険者以外の道もある、歳を取れば道を変えるのが困難になる、今考える時だ」

 更に重たくなった空気のままニルゲラに到着した、最後に一週間の休憩後希望の場所に行って楽しむ提案をした、ヨハネの温泉街に行くことに決まった


 一週間の休憩日に鍛冶場に顔を出した

 「ガルツさん久しぶりです」

 「おう、クロコか、元気そうだな」

 「今日は見てもらいたい物が」

 俺は雪山で光り輝いていた剣を出した

 「これはまた凄い代物だな、何処で手に入れた?」

 「ゴニア国とコンジレーニ王国の国境の雪山で見つけた」

 「ただの御伽話かと思っていたが本物かもな、オクタロッドの刃見せてみろ」

 俺は剣を抜き刃を見せた、同じ刻印があるのに気がついた

 「同じだろ、オクタロッドには幾つかの逸話があってな、【六属性の刃】伝説の鍛治師が魔法付与した強力な武器、これはその一つだと思う、逸話が本当ならあと五つの武器がある、この武器どうするんだ?」

 「誰も使いたがらないんだ、此処で保管してもらえるか?」

 「売ったら人生10回は楽しめる金が入る代物だぞ」

 「誰も要らないって言うから」

 「師匠が変わり者なら弟子も変わり者だな、預かっておく」

 俺が一週間王宮内を廻っている間弟子達はそれぞれの休日を過ごす、アイオロスは死んだように睡眠を取り、エマとジェニファーは二人で城下を回っている、そしてマリーは騎士団で稽古しているらしい


 「フリージアさん、以前私にクロコの横に居たければ強くなれ、って言いましたよね、だから私は強くなる」

 「そうか、私ならいつでも相手になるぞ」

 「で、どのくらい強く成れば良いのですか?」

 「そうだなぁ、軽く私を倒せるくらいにはならないとな」


 一週間の休憩後、ブラッククロス七人と猫一匹でヨハネに行く、いつも馬車を引く乱丸も休ませてあげたいのでムーブを使った、ヨハネで一週間楽しんだ、温泉に入り町を回り楽しんだ、そしてニルゲラに戻る、全員12歳で冒険者登録をする為ギルドへ向かった、しかし戻ってきた弟子達の前にクロコは居なかった、メモを残して

 「クロコがいないにゃ!アクアと乱丸と何処か行ったにゃ!」


 《皆んな強く生きろ、お前達は一人前の冒険者だ、俺は旅に出る、すまない

 お詫びになるかわからないが最後の約束だ、Sランクになって最初に俺の前に現れた者の願い一つ叶えよう(勿論俺の出来る範囲で)》


 俺は新たな旅に出たアクアと乱丸、三人で

体力 11170k

魔力 22550k

火・ファイヤ、ファイヤボール、ファイヤアロー

水・ウォーター、ウォーターボール、ウォーターアロー、アイス

土・ロックバレット、サンドウォール、グランドスピア

風・ウィンドカッター、ウィンドウォール、サイクロン、インジェクション

光・ヒール、エリアヒール、オートヒール、キュア、エリアキュア、ピュリフィケーション、サンクチュアリーサークル、ブレッシング、プロテクション、オートプロテクション、インビジブル

闇・ブラックホール、ダークフレイム、ダークバインド

無・鑑定・アイテムボックス、ブースト、グラビティ、テイム、ペットハウス、ムーブ、サーチ

特・複写、最適化、リングス

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