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28、闘技場

異世界でチート能力を授かった男のありふれた物語

 弟子達は予選会会場を見た後、俺と手合わせし実力を痛感して訓練に熱が入る

 

 訓練が1ヶ月経過した頃

 「師匠、予選会に出てもよろしいですか?」

 正直なところ1ヶ月前の力でも予選は大丈夫だと思っていた、本戦に出る訳では無いので承諾した

 予選会では同じパーティー同士での対戦にならないように対戦相手が決まる仕組みになっている

 「エマ、お前からだ身代わりの人形代だ」銀貨一枚を渡そうとすると

 「あの程度の相手に必要ありません」と言って対戦場へ向かった、武器は一番小さい木剣を選んだ

 初めの合図と同時に右足の下段蹴りで相手を倒し背後から首元へ剣を向ける

 「審判、まだ攻撃した方がいいですか?」余裕の勝利だが笑み一つ無い

 次はジェニファーの番だがこの子も銀貨を受け取らず

 「不要です」と言って、弓を取らずに矢だけ持て対戦場へ向かった、審判から「弓を忘れているよ」と言われたが、「これで大丈夫です」と言って開始の合図を待っている、開始されると一気に距離を詰め相手の腹に拳で一撃、前のめりになった相手の喉に矢を向ける

 「審判、刺した方がいいですか?」姉妹は似るもんだな

 三人目アイオロス「俺もパース」と言って銀貨は受け取らない、木剣は普段使っているのと同じ大きさを選んで構えている、開始の合図と同時に前蹴りで相手を場外へ飛ばす、たぶん普通の人は見えなかったはず、アイオロスは何故か木剣で突きをした格好をしている、意味がわからない

 最後にマリー「私もパスです」たぶんそうだろうと思った、しかも木剣を持たずに対戦場に立っている、審判が「武器は?」と聞くと「全身です」と答えた、開始されるとゆっくりと歩いて相手に向かう、自分の間合いに入ると左中段蹴りをフェイントに右中段蹴りで相手を場外まで飛ばす、全員完勝

 ただし二戦目からは相手も警戒し瞬殺とはいかなかったが危なげなく五勝した双子姉妹、魔法では双子に勝てないせいか、剣術・体術での予選会で気合いの入り方が凄いアイオロスとマリー

 まずアイオロスは五戦全て瞬殺で、訳の分からないポーズを取る

 圧巻はマリーで、二戦目・相手の腕の防御を打ち砕く蹴りで場外へ、三戦目・腕を大きく振りラリアットで場外、四戦目・小柄な相手の頭を掴み振り回したら審判が試合を停止させた、五戦目・相手を蹴り上げ天井に突き刺した

 全員が本戦出場権利を獲得した

 弟子達に何故あのような戦いをしたか尋ねると

 「『人と人の戦いは騙し合い、相手の予想を超えろ!』だったですよね、予想を超えてみました」と、答えが返ってきた、少し違う気がするが良しとしよう


 翌日から本会場での試合を観戦する事にした、観客席で観戦していると

 「お前らかブラッククロスってのは」ガラの悪そうな三人が絡んでくる

 「何の用だ?」[面の悪い輩に絡まれるお約束イベントだなぁ]

 「予選会で大暴れした新人がいるって聞いてな、俺達と試合してくれよ」

 「俺達は本戦に出場するつもりは無い」

 「有名人倒して名をあげたいんだ、協力してくれよ」

 「俺達に何のメリットが?」

 「噂通りいい女になりそうな嬢ちゃんじゃないか、ロリコン野郎」後ろの男がエマを触ろうとする

 「断ったらずっと付き纏われるぜ〜五人VS三人で良いぜ、俺は【炎の龍】リーダーキング、後ろはマックにモス全員Cランクだ」[コイツらハンバーガーショップみたいな名前だな]

 「俺はBランク、クロコだ五人じゃこっちが有利過ぎるだろ、俺一人で相手してやるよ、その汚い手で俺の弟子に触るな!」

 「試合を受けてくれるならそれでいい、手続き行こうぜ色男」

 「嬢ちゃん俺達が勝ったら俺のものになりな〜」

 

 手続きを終え皆んな所に戻る

 「明後日の土曜日に試合だ」

 「師匠なんで受けたんだよ、此処で何とでもなったはず」

 「大勢の大観衆の前で大恥をかかせたくなった」


 土曜日の闘技場、予選会で大暴れした【ブラッククロス】のリーダーと新人潰しで悪名高い【炎の龍】の対決で会場は超満員

 「逃げずに来たんだな」

 「先に言っておく、試合が終わったら何処かに逃げろ怒りが収まりそうに無い」

 「俺達に勝つつもりなのか?ハハハ笑えるぜ」

 「審判、参ったと言う以外に試合を終わらせる方法はあるか?」俺は審判に確認した

 「無い」

 「もう逃げる準備か?」

 「早くやろうぜ!」

 「そうだな」[鑑定、剣士三人魔力は並レベルか]

 「初め!」試合開始の合図、三人が剣を構え向かって来る

 「ダークバインド」三人の動きが止まる、クロコは右後ろのモスの前に行き

 「この手かエマに触れたのは」両手をナイフで切り落とす

 「ダークバインドで口塞いでいるから参ったと言えないだろ、痛いとも言えないか」マックの前に移動して

 「俺の弟子はお前の女になる事はないぞ」と言って腹を刺す、キングの前に移動

 「お前、新人潰しで有名みたいだな、次俺達の前に現れたらどうなるか、会場の外なら身代わりの人形がないからな」と言ってリングスの糸を全身に巻き付け細切れにする、残り二人はナイフで首を刎ねる

 会場はこの残忍な試合に盛り上がる[こんな残酷な殺しで、、、人が死ぬ姿に盛り上がる、、、この世界は、、、]

 この後【炎の龍】は闘技場に現れなくなった

 俺はシーラに俺が勝つに賭けさせてファイトマネーと賭けの利益を得た

コウ•クロスが見えているステータス

体力 10120k

魔力 18470k

火・ファイヤ、ファイヤボール、ファイヤアロー

水・ウォーター、ウォーターボール、ウォーターアロー、アイス

土・ロックバレット、サンドウォール、グランドスピア

風・ウィンドカッター、ウィンドウォール、サイクロン、インジェクション

光・ヒール、エリアヒール、オートヒール、キュア、エリアキュア、ピュリフィケーション、サンクチュアリーサークル、ブレッシング、プロテクション、オートプロテクション

闇・ブラックホール、ダークフレイム、ダークバインド

無・鑑定・アイテムボックス、ブースト、グラビティ、テイム、ペットハウス、ムーブ

特・複写、最適化、リングス

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