26、双子の少女
異世界でチート能力を授かった男のありふれた物語
オアシス都市ピケを出た俺達は更に東へ進む、10日程進むと大陸最大の国オリガ王国、クロットの街に到着した、砂漠を走り疲労の溜まった乱丸を休ませるため此処で数日過ごす事にした、王都では無いが他の国に無い施設が多くある、俺達は街外れのロッジを借りているが、ヨハネのような温泉街もある、俺にとって一番嬉しいのは貸し工房がある事だ
「先ずは温泉街へ行って疲れを癒すか」此処も転移者が作ったんだろうなぁ、看板がちょっと間違ってるけど
源泉垂れ流し?は、源泉掛け流し、身体に悪い成分が入っていそう
非法館?は、秘宝館、法的に問題あり見つかれば牢獄行きか?
移転風呂?は、露天風呂、何処か別の場所に移動する?
癌盤浴?は、岩盤浴、重い病気になりそうだ
誰が作ったんだよ
「シーラ、乱丸、アクアは自由行動、マリーとアイオロスは付いてこい」
この世界の人は皆魔力があり、殆どの人が生活魔法と身体強化魔法が使えるが、当たり前過ぎて強化しようとしない、子供達には小さい今のうちから訓練をして、優秀な冒険者になってもらう
「ランニング、体操、筋トレ、魔力操作、身体強化を午前中に行い、長い昼休憩(自由時間)、夕方から個々の魔法、剣技訓練、これを毎日行う、マリーはムーブを近距離で、アイオロスは風魔法を使っての移動速度向上だ」
俺は工房で作業し隣の空き地で弟子達は訓練、偶に覗いて見るが二人とも真面目だ
数日後、俺は制作に夢中になり工房に泊まるようになた、泊まり込むようになって2週間、久しぶりに夕方ロッジに戻る、夕食時間で皆んな集まっている、そして女の子が二人増えている
「君達は誰かな?」
「エマ、ジェニファー、8歳の双子」[マリー、アイオロスに友達が出来て遊びに来たのかな?]
「君達はお家に帰らなくて大丈夫なの?」
「うん、此処に住んでる」[???]
「どうして此処に?」
「私達、お父さんとお母さん、いなくなって公園にいたの、そしたらスライムさんとお犬さんが来て私達を引っ張って此処に来たの、そしたら猫のお姉さんがご飯を食べさせてくれて、帰る家が無いって言ったら泊めてくれたの」
[アクアが絡んでいるとは思っていたが、一緒に居たのが乱丸?!この双子は獣に付いてきた?で、普通にシーラは受け入れて暮らしている、この世界じゃ普通なのか?工房に籠った俺のミスだろう]
「お前達、相談とか報告とかあるだろう!」
[考えるのが面倒になった、双子を鑑定で見た、四属性適正あり予想通りの才能]
双子と話し合ってマリーとアイオロスと同様にする事にした、翌日ギルドへ行き若年者登録をしようとしたら、俺の受持ギルドがニルゲラになっているので、この国に移住するなら受持移動するかニルゲラで手続きしないといけないと言われたので、全員でニルゲラに俺のムーブで戻る事にした
「クロコ君ごきげんよう、二人増えているね君は才能のある子供を拾うスキルがあるのか?」
「ガゼールも変わり無いようで、アクアだよ」
王様と友人の様に話をする俺を驚きの表情で見る双子、お菓子を爆食いするシーラとマリー、、、[マリーお前もか]大人しく座っているアイオロス、床で寝る乱丸、乱丸の上で寝るアクア、王様の御前とは思えない光景
カードが発行される迄の間、宮殿で宿泊させてもらい弟子達は両騎士団で鍛えてもらった、俺は以前お世話になった方の所に挨拶にまわった、ギルドから俺の素行調査に来たカサドさんは、騎士団でフリージア副団長にいつもの様に絡まれいる
1週間ほどで二人のカードが発行され、俺達は再びクロットに戻った
双子の姉ジェニファーは弓を得手とし、妹エマは剣術はさっぱりだったが体術の能力が高くナイフを持たせる事にした、魔法については二人共四属性の才能の持主だけあって上達が早く、マリーとアイオロスを直ぐに追い越した、姉妹は更に光属性魔法まで使えるようになった
クロットに戻って3ヶ月訓練し一人でも獣と戦う事が出来る強さになったので、旅の続きを開始する事にした
コウ•クロスが見えているステータス
体力 9840k
魔力 18120k
火・ファイヤ、ファイヤボール、ファイヤアロー
水・ウォーター、ウォーターボール、ウォーターアロー、アイス
土・ロックバレット、サンドウォール、グランドスピア
風・ウィンドカッター、ウィンドウォール、サイクロン、インジェクション
光・ヒール、エリアヒール、オートヒール、キュア、エリアキュア、ピュリフィケーション、サンクチュアリーサークル、ブレッシング、プロテクション、オートプロテクション
闇・ブラックホール、ダークフレイム、ダークバインド
無・鑑定・アイテムボックス、ブースト、グラビティ、テイム、ペットハウス、ムーブ
特・複写、最適化、リングス




