25、オクタロッド
異世界でチート能力を授かった男のありふれた物語
マリーとアイオロスの冒険者カードが発行され、旅を再開する事にした、目指すはリッドニー国ピケ
「マリーとアイオロス、乱丸、アクア全員揃った出発!」
「待ってにゃ!私も行くにゃ!」
「シーラ、パーティーメンバーは解除したぞ、ブラッククロスは現在五人だ」
「給仕係として行くから良いのにゃ」
「師匠、シーラのご飯美味しいからまた食べたい」
「マリーがそう言うなら、行くぞ」
「行くにゃ〜」
俺達は五人と一匹で旅に出た、東の検問を通過し国境を越え、リッドニー国に入ると一変して砂漠地帯だ
「マリー、アイオロス、此処の獣はサンドワームとサンドマンティスだ、サンドワームは巻き付いて砂中に引き摺り込むから気をつけろ!乱丸とアクアはあまり手を出すな」
「はい!師匠」
「この剣凄い、突くだけの時より断然使いやすい」
「私のも少しの魔力で火力が大きい」
素早い動きで切り裂くアイオロス、強い火力で焼き払うマリー、二人共子供にしてはかなり強い[マリーの倒した獣は炭になって食材にならないし素材も取れない、魔力の出力調整を教えよう]
砂漠を2日ほど進みオアシス都市ピケに到着した、馬車に乱丸とアクアを残しギルドに素材を売りに行く、サンドマンティスの素材は高く売れた、そしてわざとアイテムボックスに収納せずに置いておいた馬車の横に倒れている馬車荒らしの盗人はもっと高く引き取って貰える、アクアと乱丸が制圧してくれるからだ
「さぁ夕食作るにゃ♪」
「シーラ、今日はスープだけにしてくれ、メインディッシュは今から狩ってくる」
「マリー、アイオロス行くぞ」
「今から?」
「そうだ、特にマリーお前は今から俺の使う魔法をしっかり覚えるんだ」
マリーとアイオロスを近付けさせムーブ、目に見える一番遠くへムーブを連発する、数十回の転移で海岸沿いの崖の上に着く
「マリーわかったか?」
「遠くに移動するのではなく、近くの見える場所に移動ですね」
俺はマリーの頭を撫でる
「居た居た、ルトクラブ甲羅の硬い蟹、今日のメインディッシュ、一人一匹だ手足だけを切り落とし新鮮なまま持って帰る」
「相手の弱点に的確に一撃を与える、師匠俺は楽勝っすよ」アイオロスは頭がいい、此方の求めるものがわかっているようだ、一方マリーは苦戦しているようだ「マリーあとお前だけだぞー」アイオロスが揶揄う、時間はかかったがマリーも一匹仕留めた
「師匠、背中の武器って使わないんすかぁ?」と背中の武器を見ながら尋ねる
「そうだな、試しに使ってみるか!」[魔力を込めて]「蟹をおかわりだ!」蟹は木っ端微塵になり海を切り開く、少し先にある小島が割れる、、、[普通あの大きさの島なら無人島だよな、、、人は居なかったよな、、、帰るか]
「マリー、アイオロス、これが地図に残る仕事ってやつだ、、、お前らそんな目で見るな」[二人の視線が痛い]
大地を切り裂き水路を作り、空を切り裂き大雨を止め、多くの人を救った伝説のオクタロッドの検証が終わった
シーラの蟹料理は美味かった
コウ•クロスが見えているステータス
体力 9690k
魔力 16930k
火・ファイヤ、ファイヤボール、ファイヤアロー
水・ウォーター、ウォーターボール、ウォーターアロー、アイス
土・ロックバレット、サンドウォール、グランドスピア
風・ウィンドカッター、ウィンドウォール、サイクロン、インジェクション
光・ヒール、エリアヒール、オートヒール、キュア、エリアキュア、ピュリフィケーション、サンクチュアリーサークル、ブレッシング、プロテクション、オートプロテクション
闇・ブラックホール、ダークフレイム、ダークバインド
無・鑑定・アイテムボックス、ブースト、グラビティ、テイム、ペットハウス、ムーブ
特・複写、最適化、リングス




