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2、異世界生活

異世界でチート能力を授かった男のありふれた物語

 異世界生活三日目、朝起きると昨日の給仕係とは違う女性が立っている「本日よりコウ様のお世話等全般を担当しますフリージアです、宜しくお願い致します」「こちらこそ宜しくお願いします」[笑顔が素敵な女性だ]

 「お世話係と言うのは何をされるのですか?」

 「今日からこの世界での一般常識を身に付けもらうための教育及び社会見学の案内等です」

 「今日は何を?」

 「午前中はお金や地理等生活していく上で必要な知識の習得、午後から城、宮殿等の見学です、明日以降はこの王都の見学をしてどのような仕事があるのか勉強していただきます」[ハローワークに通うより面白そうだな]


 午前中の勉強でこのカルシア大陸の地理、人種族に獣人やエルフやドワーフがいることまた現在ではほとんど種族の血が交じって純血種が数少ないことや生息する獣について、獣が変異して魔獣になること、魔法の種類、通貨について等教わった。

 午後から政府関連の仕事、剣術騎士団や魔術騎士団、魔石研究、ポーション研究、武器防具製作、鍛治、料理、獣飼育、大工、etc半日でチラ見した程度だが、後日希望すれば訓練させてもらえる。

 「今日は歩き回って疲れた」と言ったら、フリージアさんがヒール魔法で回復してくれた。


 翌日王都クレストの街を見て回りこの異世界の雰囲気を感じることが出来た、街の食堂は宿舎の食事とは違いオシャレなコース料理や食べ歩きが出来る串焼き等もあった。残念な事にマンガ肉はなかった。

 こちらの生活に馴染むように衣服も揃えてもらいデート気分、ファッションは冒険者イメージで茶色の革ブーツに白シャツ、ベージュのパンツにベージュのマントを揃えてもらった。

 翌日からも王都及び近隣の観光地等見て回り一週間が過ぎた。魔法の才能はほぼないと言う測定結果だったが、生活魔法程度は使いたいと思い、移動中馬車の中で簡単な魔法を習っているが上手くいかない。

 まず魔力を感じとることから始めてみようとフリージアさんに魔力を流してもらった。[低周波治療器を使っているようで気持ち良い]個々に魔力の違いがあると言うことだったので色々な人に魔力を流してもらった。[身体の中に流れる魔力は感じとれるが自分での操作は難しい]


 一週間の見学の後、今日から実地訓練をする。将来冒険者として生きて行こうと思っているので剣術騎士団で剣の使い方を習う事にした。

 「これが本物の剣、重たいですね」

 「この重さを自由に振りまわさなければ、獣の餌になる」と指導してくれる大柄の男が俺を脅すように言う

 「まずは素振りが出来るように頑張ります」

 今日は一日中剣を振ると言うより剣に振り回されて少々身体が痛い、明日は筋肉痛間違いなしだな

 宿舎に戻りベッドに入ろうとした時いつもの感覚と異なる事に気がついた、まずメガネを外してもよく見える、肌も若返り鏡を見ると血色が良くなっている、明日フリージアさんに確認してもらおう、今は疲れているから寝る。



 

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