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190、レイダー戦 1

地球の環境と似た星だが違った文明を持つ世界の物語

 嘗てのパーティーメンバーレイナの治療終えた


 度重なるトラブル、俺の進む道には平穏な日々は無い?何故かと自問自答した

 自身の惑星間転移が影響を与えているのでは?と今考えている

 異世界を移動する時何らかの影響を転移先と転移元に与えている?、元々は聖女召喚が原因と思うが、、、今後は極力転移術は同星内にしようと思う


 俺の予想では太古の文明で各星にゲートが造られていたが何か不都合で利用を辞めた、このロベリア星にも異星に繋がるゲートが何処かに有ったと思っている、おそらく複数、、、

 地球で外来種が猛威を振ったように離れた地を結ぶ事が与える事は害が有るのでは、、、そう思ってこの星に定住する決意を考えていたが最近勇者召喚が行われたって話だった



 〈酒場での情報収集〉

 「召喚された勇者は3人共に魔剣士なのか?」

 「2人は魔剣士だが、変わった魔法を使う者が1人いる」(モブ客)

 「変わった魔法?具体的には?」

 「特殊召喚魔法で見た事のないモノを出す者がいる、太陽光を餌とする金属の馬や遠くの者と話をする小箱を使っていると聞いている、他にも誰も知らない調味料を使って美味いものを食っていると聞いた」(モブ客)

 本来無いモノを良かれと思って移動させる、日本でもハブを退治する為のマングース、食用として牛蛙、ペットとしてアライグマ等色々とあるが害もある、他の世界のモノを簡単に持ち込む事には反対だ、技術だけならまだわかるがこちらに無い素材を持ち込むのは止めるべきだ


 俺達は戦況確認すると共に勇者がどんな者か見に行く事にした

 太陽光を餌とする金属の馬はソーラーバイクで遠くの者と話をする小箱はスマホ?基地局が無いから無線機?と言ったモノだろう、俺のいた地球より進んだ時代か違う文明の進んだ星からの召喚だろう、どちらにせよ俺の考えが正しければ害だ


 〈勇者3名の拠点〉

 建物の前にバイクが2台、1台はサイドカーだ

 「あれが金属の馬か、川元重工って事は俺と同じ世界の未来からの召喚か、、、2525年に転移した時も無かったからもっと先の時代の人間って事だろう」

 「これからどうするの?」(ソフィア)

 「そうだなぁ〜勇者にはレイダーと戦ってもらわないといけないからなぁ〜、ちょっと行ってくる」

 インビジブルを使って建物内に入ると3人の勇者がいた、1人は女性で全員二十歳前後に見える鑑定で能力を見ると小さい方の男が〈創造〉と言う魔法を持っている

 [スキルブレイク]奪い取る事も出来たが俺も誘惑に勝てる自信が無かったので壊す事にした、今あるモノは使用出来るが新たなモノは出せない


 ムーブで皆の処に戻る

 「終わったぜ、次に行こう」

 「えらく早かったけど勇者に何かしたの?」(ソフィア)

 「戦いに集中出来るようにしてきた」

 「何をしたか知らないけど、次は何処へ行くの?」(ソフィア)

 「レイダーの発生した大陸に行ってみる、全滅したと言う予想だが自分の目で確かめたい」


 〈ビルニ大陸〉

 何も無い平原で辺りを見回す俺

 「此処は何処なの?」(ソフィア)

 「昔俺が住んでいた場所だ、、、此処に美味い食堂があったんだけどなぁ、、、」

 「クロコ、東の方で何か音が、、、戦っている?」(ソフィア)

 俺には全く聞こえないがソフィアには戦いの音らしきモノが聞こえる

 「東は王都がある方向だ、まだ生きて戦っているのか?行くぞ」

 王都へ移動すると街には大きな蟹と蜂のようなレイダーのと人の死体が散乱され宮殿付近では戦が続いている

 そして戦いの後方に指示を出す見覚えのある男がいた


 「ルサミドまだ生きていたか?峠の茶屋が無くなっていたぞ」

 「クロコか?助けてくれ、茶屋は宮殿内に移設して残っているぞ、見えるだろ!」(ルサミド)

 ルサミドが指差す方向を見ると何故か宮殿敷地内に食堂の建物がある

 「そうか、それなら戦うか、乱丸・サクラ・ヤマト・ムサシ行け!アカツキとソフィアは上空から絶対に降りるな、コハルは俺と門の前で待機だ」

 「はい・ワオォーン・ギャォー」(ソフィア・乱丸ファミリー・アカツキ)

 レイダーの中で雑魚の蟹と蜂は旅で鍛えられた俺達の敵ではなかった、俺の出番なく戦いが終わった

 「少しは戦えるようになっているな」

 「お前に鍛えてもらったからな」(ルサミド)

 「カルシア大陸ではこの大陸は全滅したと思われているぞ、通信出来ないのか?」

 「冒険者ギルドの建物がやられて連絡が取れなくなった」(ルサミド)

 「そうか、他の状況を説明してくれ」

 「一部の街の住人は宮殿内で生活しているが食糧がもうすぐ尽きる、敵は南方から1日に10匹前後新しく現れて攻撃してくる、ほとんどが蜂型でごく僅か蟹型がくる、戦況は見ての通りだ」(ルサミド)

 「南方に巣が有るか卵が産み付けられているのか、発生源をやらなければ終わらないかもな、現在の状況から考えると勇者が此方に来てと言う事は無いだろうし俺達がやらないと駄目なのか?放置して別大陸に行くかな」

 「別の大陸って冗談だよな?」(ルサミド)

 「ハハハハ本気だ」


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