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188、鬼神族の大陸

地球の環境と似た星だが違った文明を持つ世界の物語

 俺達は悪魔族の大陸から鬼神族の大陸へ渡った


 「ねえ、先を急ぐって悪魔王に言ってたけど、、、」(ソフィア)

 「あれか?地球に行った時と同じだ、何か急がないといけない気がするだけだ」

 「ふ〜ん、何かトラブルがあるって事ね」(ソフィア)

 「そうかもしれないな」


 鬼神族の大陸に到着し港町に入ったがこの大陸には鬼人しかいないようだ

 「にいちゃん珍しいなぁ人族がこの地に来るとは」(モブ鬼人)

 「探し物をしている、ゲート、転移装置、生命を吸い込む岩とか聞いた事ないか?」

 「それなら此処から少し東に有る闘技場に行けば誰か教えてくれると思う」(モブ鬼人)


 何故ものを尋ねるのに闘技場?何故なのか分からないが言われた通り闘技場へ向かった、人が多いから知っている者がいるかも?と言う事だろう

 闘技場に到着して3人組の鬼人にゲートの事を聞くと受付に行けと言う、受付で知っている者を探してくれるのか?悪魔族同様に鬼神族も親切だと思いながら受付へ行く

 「はーい、次の方」(受付鬼人)

 「ゲートの事を教えてもらいたい」

 「では此処にその内容を記入してください」(受付鬼人)

 渡された紙に記入して受付に戻す

 「32番の受付ですので対戦相手が決まるまでお待ちください」(受付鬼人)

 「対戦相手?何の話し?」

 「はい、この大陸では何かお願い事をする時は決闘をして勝利しないといけません、対戦相手は貴方の希望する情報を知っている者、貴方が勝てば教えてもらえファイトマネーの半額が手に入ります、負ければファイトマネーが全て相手に渡ります」(受付鬼人)

 「それ以外に情報を得る方法は?」

 「有りません」(受付鬼人)

 「受付の取り消しは?」

 「出来ません」(受付鬼人)


 今俺は闘技場のアリーナにいて目の前に青肌の鬼人がいる

 「無知な人族が相手か〜稼がせてもらうぜ」(対戦相手)

 対戦相手は槍を持っている槍術士、何でもありのルールらしいが魔法で瞬殺は勿体無い鬼人の実力を確かめるために剣を使うことにした

 「俺も負ける訳にはいかない、急いで行かないと行けないんでね」

 「人族がどんなものか確かめさせてもらう」(対戦相手)

 開始の合図があった

 「剣を持っているが俺は魔術師だ[エアーバレット]」

 「見え難い空気の弾か、鬼人は人族より優れた感覚を持っている」(対戦相手)

 肌で空気の動きと俺の魔力の変化を読み取っているようだ

 「此方も攻撃させてもらうぜ」(対戦相手)

 リーチの長い槍の攻撃は躱すだけで反撃の隙を与えてくれない、本気で魔法を使わなければ俺は強くないようだ

 「[ムーブ]剣術では勝てそうにないなぁ」

 「後ろかー」(対戦相手)

 転移先を見透かすように動く対戦相手、離れた場所に転移して良かった、近くだったらやられていた

 「強いなぁ、全力でいかないと勝てそうにない」

 「俺は遊ばれているのか?」(対戦相手)

 「すぐに分かるさ[ダークバインド][リングス]」

 ダークバインドを槍で刺し壊す対戦相手だが同時に放った指輪から伸びる糸までは対処出来ない、右腕に糸が巻きつき切り落とした

 「グゥゥゥ、、俺の負けだ」(対戦相手)

 「落ちた腕を拾え」

 「そうだな次の試合の邪魔になるな」(対戦相手)

 「そうじゃない、急いでアリーナを出ろ」

 俺はアリーナを出て落ちた腕を元の位置に持ちヒールで治療した

 「お前、、、ヒールが使えるのか?義手生活にならずにすんだ、感謝する」(対戦相手)

 俺はゲートの位置を聞き、対戦相手から治療費だと言われファイトマネーも全額もらった

 聞いた話によるとゲートは闘技場から更に東へ行くと大きな山に囲まれた盆地が有るそのほぼ中央に有る池の東南にある洞窟内にゲートがあるらしいが囲んでいる山の標高が高く越えるのが困難らしい


 ゲートの情報を得て山の麓まで来たのだが本当に高い山だ、飛行して超える自信がない

 「アカツキはあの山越えれるのか?」

 首を横に振るアカツキ

 「無理そうですね」(ソフィア)

 「この季節でも上の方は雪みたいだしなぁ、土魔法でトンネルを掘ったら駄目だよなぁ〜環境変わるだろうからなぁ」

 途中から凍死するレベルの寒さの中歩いて山越え、俺は乱丸ファミリーに囲まれ寒さを凌ぎ、ソフィアは身体を獣化させ進んだ、アカツキは寒さが苦手らしく普段は嫌がるペットハウスに自ら入りたがりソフィアの中で大人しくしていた

 山を越えると情報通りに池が有り、その南東に洞窟があった、洞窟は浅くすぐに最深部に到着しゲートを確認できた

 「何処に行くか分からないが、呼んでいる気がする、行くぞ」

 「はい」(ソフィア)


 このゲートの先に何があるか分からない

 トラブルが待っているのだろうが、それも楽しみながら異世界生活を楽しもう

 

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