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163/193

163、闘技場(決戦) 4

異世界でチート能力を授かった男のありふれた物語

 俺はトップ5の一角を崩した、闘技場のランキングボードは数十年変わりがなく色褪せていたが5位に真新しい色で俺の名前が入る

 「クロコやったじゃん」(サーシャ)

 「お前もAクラスになったみたいだな、おめでとう」

 「これからどうするの?まだ上を目指すの?」(サーシャ)

 「そうだな1番の目的はあの3人が俺と対戦出来る所まで上がってきて対戦する事だが、、、テッペンで待つのもアリだな」

 「もし彼女達が上に来れなければ?」(サーシャ)

 「パーティーから追い出す」

 「お腹減ったから食事に行こう」(サーシャ)

 乱丸と爪牙を連れ祝杯を挙げに酒場に行く、今日の試合を見ていた者も多く集まっていて店に入ると皆から祝福される、そして客の中に3人とギンがいるのを見つけてしまった、知らないフリをして席に着き食事をする

 勿論彼女達は俺達が店に入った時から分かっている筈だ、今日はトップ5入りした特別な日気をつかって見なかった事に、、、してくれなかった

 「おめでとうございます」(レイナ)

 3人が恐る恐る近付き俺に話しかけてきた

 「何のようだ?」

 「私達はこれからどうすれば良いのか」(レイナ)

 「好きに生きればいい、俺とは関係なく」

 「どうして?」(レイナ)

 「お前達に背中を任せられない、俺は無駄死にしたくないだけだ今後俺に話しかけてくるなら俺のいる高さまで登ってこい、酒が不味くなる向こうへ行ってくれ」

 3人は元の席に戻った

 「クロコいいの?」(サーシャ)

 「構わない本当の事だ、冒険者は命懸けの仕事、信用出来ない者とは戦えない、帰るぞ気分が悪い」

 せっかくの祝杯はとても不味い味に変わってしまった


 試合終了直後に次の申し込みは済ませている、訓練をしながら対戦の連絡を待つ次はランキング4位の拳士ランドと思っていたが、まさかの不戦勝

 次はランキング3位のテイマーリラだが、これも不戦勝?勝てないと思えば無様に負けるより不戦敗の方がいいのか?この2人は順位を下げてもトップ5に残れる賢明な判断なのか?よく分からないが次の対戦相手はランキング2位の魔術師ポンドで、俺のランキングは3位になっている


 ランキング2位魔術師ポンドとの対戦日

 「今日は2位の相手だけど、クロコなら全然問題ないんでしょ?」(サーシャ)

 「そのつもりだ、今夜は美味い酒が呑みたい早く終わらせてくる」

 俺は闘技場に入場しポンドの入場を待つ

 ポンドの姿が見えると歓声があがる、魔術師で登録されているがローブではなく白っぽいコート姿で剣術・体術どちらでも出来そうな雰囲気だ

 「普通だな、もっとオーラとかあるヤツかと思っていた」(ポンド)

 「俺ではお前の相手として役不足か?」

 「この短期間で此処まで来たんだ役不足は無いだろう、しかしどんな手を使ったら都合のいい対戦を組んでもらえるんだ?」(ポンド)

 「お偉い人が知り合いにいてな、利用させてもらった」

 審判が間に入り試合を開始させた

 「[ノーザンライツ]勝負は決まったようなものだが」

 俺は開始早々に魔封じを付与したノーザンライツで結界を張る

 「俺はどんなに汚い事でもして勝ちに拘る悪く思うな」

 「魔封じは体外への魔法を封じるもの、ブーストが使えれば剣で戦える」(ポンド)

 「[ダークバインド]乱丸あとは任せた」

 ダークバインドの闇の手に俺は剣を渡す、10本の剣と乱丸を相手に魔法の使えない魔術師の対戦の結果は誰にでも予想がつく一方的な形で試合が終わった

 テイマークロコ現在ランキング2位になったが主催者から闘技場でのルール変更が発せられた《結界魔法の使用禁止》俺にとってかなりの痛手だ、ルールだから仕方ないが一部の選手に不利益になる変更は如何なものかと思ってしまう


 次は闘技場ランキング1位剣士のドル、頂点を目指す

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