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145/193

145、ココハドコ?

異世界でチート能力を授かった男のありふれた物語

 キーーーーン


 耳鳴り?


 ザーザーブクプク ザーザーブクプク ザーザーブクプク


 何の音だ?身体が動かせない、目も見えない、俺は死んだのか?


 ザップンー ザー ザップンー ザー ザップンー ザー


 波の音?


 何か暖かい光に包まれ身体が楽になり意識が戻った

 オートヒールが発動したのかぁ〜助かった、、、が、ほぼ魔力切れの状態、気分が悪い

 俺は辺りを見回す、誰一人もいない海岸、ここは何処だ?

 俺は確かアルバ大陸で怪物と戦って魔力を流して爆発させた、その後は、、、気がついたら此処にいる

 此処はアルバ大陸なのか?

 アルバ大陸なら中央に大きな山がある筈だが無い、、、何処なんだよ


 装備はメインウエポンのオクタロッドが無い、爆発の時何処かに行ったのだろう


 [サーチ]反応無しか、、、

 [アイテムボックス]クロエイ、馬車、牢馬車、ギルドカード、食料、お金や貴金属、武器は剣・盾・弓・ナイフ、衣類もある

 とりあえず最低限の物はある此処が何処であっても問題ないだろう、ギルドカードで連絡をしようとするが何故か使えない

 身体の疲れを取るためこの海岸で1泊翌朝から森を抜け街を目指すが、誰か人に会って何処にいるのか確認したい


 テント代わりの馬車を出して床につきメンバーを思い浮かべる

 アイツら今俺を探しているのかなあ〜、レイナは泣いているだろうなぁ〜と思うがどうしようもない

 疲れのせいですぐに寝てしまう

 朝日が昇る前に目が覚めた、魔力も回復して体調もかなり戻っている

 クロエイを出して飛ぶが魔力消費が異常にはやく使えない

 俺は森の中をサーチを行いながら走る、人の反応があった方向へ向かうと盗賊らしき集団だった

 盗賊に此処は何処と聞くのも変だと思い後を付けることにした

 

 盗賊の前方に馬車が現れる

 「あの馬車行くぞ」(盗賊リーダー)

 「止まれー!金と女を置いて行け!」(盗賊)

 盗賊が馬車の前に飛び出して馬車を襲う

 「俺もその人達に用がある、逃げるなら見逃してやるからすぐに消えろ」

 俺は森のから盗賊の後ろへ出ていく

 「1人で何言っているんだ?この人数が見えないのか?」(盗賊リーダー)

 「たったの5人だろ、クズ野郎」

 「コイツからやってしまえ!」(盗賊リーダー)

 [ムーブ]俺は盗賊の背後に転移し次々と倒していく、5人の盗賊など簡単な作業をするだけだった


 襲われた馬車から男が近づいてくる

 「助けてくれてありがとうございます、何処に行かれる途中ですか?」(御者)

 「何処かの町に行きたい」

 「この馬車はラダーム行きの乗り合い馬車です宜しければお乗りください」(御者)

 聞いた事の無い地名だったが、俺は馬車に乗せてもらう、移動中馬車の中で話をすると俺の知らない事ばかりだった

 「にいちゃんコレはお礼だ」(馬車の客)

 馬車の客が俺にお金をくれたが見た事のない銀貨だった

 「この銀貨は見た事あるか?」

 馬車に乗っている客が俺の出した銀貨を皆で見るが知っている者はいなかった

 俺はもしかしたら何処かに転移したのかもしれない


 馬車がラダームの町に到着した、馬車を降りる際乗客が俺に護衛代と言って皆がお金をくれた

 以前使っていたお金も素材としての価値はあるが使うとどんなトラブルが起きるか、、、

 俺は情報収集と仕事を探すため冒険者ギルドへ行く

 馬車の中でこの場所での生き方は学んでいる、俺が出来るのは此処では冒険者をする事が1番良さそうだった

 治療院と言う選択肢もあったが、高額治療費を請求する嫌われ者か安価で治療して他の治療院から睨まれる生活をするかのどちらからしい、睨まれるだけなら問題ないと思うのだが詳しく聞くと嫌がらせを受け最後は町に居場所がなくなるらしい、それも含めて知り合いのいない場所という事を考慮すると冒険者しかなくなった


 冒険者ギルドで登録を行う、氏名・年齢・種族・得意とする属性を記入だが全属性とか特殊属性とは書かない方がいいだろう、回復魔法は光属性と言う者と特殊属性と言う者がいたが此処ではどうなんだ?

 「受付さん治療魔法?回復魔法?正しい名称も分からないのですが私の魔法属性は何になるのですか?」

 「治癒魔法師の方が冒険者ですか?」(受付)

 「はい色々と事情がありまして、、、、」

 「少々お待ちいただいて宜しいですか?」(受付)


 俺はギルマスの部屋へ案内される事になった

 「ギルマスのマーチンだ、君が治癒魔法師のクロコか?」

 「そうだが俺は何故此処に?」

 「お前が治癒魔法師である君の色々な事情と言うのを知りたかったからだ、協力になるか、利用するになるかは分からないが提案もある」(マーチン)


 俺はギルマスと話し合う事に、俺は記憶喪失という事にして過去は分からず気がついたら浜辺にいた事にした

 ギルマスからの話はザックリ言うと、住居と食事を提供するから此処で格安で治療してくれないか?と言う事だ

った

 俺の治療は午前中のみで週休1日、料金等の条件は1ヶ月毎の更新で承諾した

 午前中に仕事、午後からこの世界で生きていく知識の習得をする生活をする

 ギルドの施設は使い放題、食堂は食べ放題&飲み放題と言う良い条件だ

 俺の新異世界生活が始まった

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