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144/193

144、さよなら異世界

異世界でチート能力を授かった男のありふれた物語

 俺は今アルバ大陸にいる、4パーティー合同の魔族殲滅作戦に参加しているからだ、この星でのトップを争うパーティーが集まり殺伐とした雰囲気になると思っていたが、知り合って短い時間しか経っていない割に仲良くしている、個々を見てもいいヤツばかりだ

 昨夜の作戦会議後も俺を心配して多くの人が声をかけてくれた


 朝の会議を終え作戦決行

 「〈聖龍〉と〈ブラッククロス〉は怪物との戦いまで消耗させないように〈炎帝〉と〈聖帝〉が連れて行く」(レン)

 「期待してるぜ」(オルガ)

 〈炎帝〉と〈聖帝〉のパーティーを前に魔王城へ進軍する俺達、レンのサーチで魔族を遠くから発見して静かに素早く魔族を倒しながら進んで行く


 「城が見えたぜ」(レン)

 遠くに見える城、そして怪物の頭が見える

 「この距離であの大きさ、、、、デカイな、クロコの言う通り雷魔法では無理かもな」(オルガ)

 目的地を視界に入れて進んで行く

 「此処までだな、隠れて進めるのは」(レン)

 魔族も俺達が近付いて来るのは予想しているはず、城の前に多くの魔族が見える

 「此処は私達〈聖帝〉の出番ね」

 〈聖帝〉の6人が木の陰で弓を構える

 「アルコ・イリス」(ローズ)

 最初の一撃は6属性を纏った弓の集中攻撃、正面の門を破壊する、その後も次々と放たれる矢が魔族を捉える

 「さあ中に入るわよ」(ローズ)

 「残りは200俺達の活躍の場だ〈炎帝〉〈聖帝〉行くぞ!」(レン)

 〈炎帝〉の6人と〈聖帝〉の6人そして聖帝の契約獣が先陣を切る


 「クロコ俺達も行くぞ」(オルガ)

 魔族との戦いは先制攻撃のおかげで俺達が優勢のまま繰り広げられた8割くらいの魔族を倒した時大きな気配が伝わってくる

 「ガルグイユよヤツらを滅ぼせ!」(魔王)

 城の上で怪物に指示する豪華な服装の者がいる

 「あれが王か?強そうに見えないな、両脇の2人は少しはやりそうだがな」(オルガ)

 「そうか、大した事ないと思うが[ムーブ]」

 俺は転移して王の護衛2人の首を刎ね王の首を掴み再度転移してオルガの横に戻る

 「護衛の首とコイツが王か?」

 「クロコお前は、、、、」(オルガ)

 オルガは驚いた顔で此方を見ている

 「お前が王なら、あの怪物の止め方を知っているのか?」

 「ガルグイユは1度動き始めたら体力尽きるまで止まらないこの星は終わりだ」(魔王)

 「それなら用済みだな」(オルガ)

 オルガが魔王の首を刎ねる、この状況で魔族の士気が一気に下がるが、敵も味方もお構いなしに暴れるガルグイユ、怪物の名前はガルグイユ、俺に言わせればゴジラだが、ゴジラってどう倒す?俺映画見なかったからなぁ〜と後悔している


 「王は倒したみたいね、雑魚ももうすぐ終わるわ、アイツにアルコ・イリス試そうか?」(ローズ)

 「試してもいいが効果はないと思う、手のひら足の裏に口と目が鱗がない場所、この何処かしか攻撃は効かないと思う、魔法も矢も距離があれば攻撃に気付き、目は瞑るだろうし口は閉じる、手のひら足の裏は鱗に比べれば柔らかいが簡単には斬れない、そうだろクロコ」(オルガ)

 「あゝそうだな、予定通りにやるしかなさそうだな」

 「大丈なのか?」(オルガ)

 「何がだ?」

 「倒せるか?と言う事と帰って来れるのか?と言う事だ」(オルガ)

 「俺の武器は、歴史を陰で支える者の武器<オクタロッド>と言われている、コレは俺の使命だ結果は神のみぞ知るって事だ、今から俺の作戦通りに動いてくれないか?」

 俺は皆に作戦を伝える

 「分かったが、お前1人にさせない俺が片目をやる、文句ないだろ」(オルガ)


 すぐに作成は決行された、俺とオルガが転移でガルグイユの頭に乗り目に剣を突き刺す

 『ガルグイユは手で俺達を振り払おうとする、だから脇を狙って攻撃を放て』

 皆んなは俺のお願いした通りに脇へ攻撃を放つ

 『攻撃を受ければガルグイユは手を挙げ辛くなる、その間俺とオルガが魔力を流して爆発させる』

 と言っていたが俺にオルガが付き合う必要は無い

 「すまないオルガ、後のことは頼んだ」

 俺はオルガをつき飛ばした

 「クロコ何をするんだ!」(オルガ)

 地面に向かって落下するオルガ、全魔力での爆発で生き残る確率は五分五分だと思う、オルガはこの世界に必要な人間だ、俺に付き合う必要はない

 「死ね怪物、俺の全魔力受け止めてみろ!」

 俺は全力で魔力を流すと足元が白く輝き爆発が起こった、爆音で何も聞こえない真っ白な視界になって意識を失った


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


 爆発のあった場所には粉々になった怪物の残骸があるだけでクロコの姿は無い

 「クロコ〜、クロコ〜、クロコ〜」(レイナ)

 泣きながら叫ぶレイナ、怪物の残骸を確認してクロコを探す者、近くの森まで行って探す者もいる

 「おーい誰か此方に来てくれ」(モブメンバー)

 集まった先にある物はオクタロッドだったがクロコはいない、オクタロッドの見つかった場所を中心に残骸を調べるがクロコが見つかる事は無かった


 1ヶ月後アルバ大陸の港にクロコの石碑が建てられ、ニルゲラ王国では遺体の無い葬儀が行われた

 クロコ、本名:黒須功クロスコウは命をかけて異世界を救った

火・ファイヤ、ファイヤボール、ファイヤアロー、ファイヤウォール、etc

水・ウォーター、ウォーターボール、ウォーターアロー、アイス、アイススピア、アイスウォール、etc

土・ロックバレット、サンドウォール、グランドスピア、etc

風・ウィンドカッター、ウィンドウォール、サイクロン、インジェクション、エアーバレット、etc

光・ヒール、エリアヒール、オートヒール、キュア、エリアキュア、オートキュア、ピュリフィケーション、サンクチュアリーサークル、ブレッシング、プロテクション、オートプロテクション、インビジブル、イカズチ、ノーザンライツ、ライト、ライトニングアロー、etc

闇・ブラックホール、ダークフレイム、ダークバインド、ブラックサンダー、etc

無・鑑定・アイテムボックス、ブースト、グラビティ、テイム、ペットハウス、ムーブ、サーチ、スキルテイカー、スキルブレイク、エンドゥ、リモートイメージ、ポイズン、ポイズンブレイク、念話、オペレーター、etc

特・複写、最適化、リングス、マジックアーマー、etc

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