134、それぞれの道
異世界でチート能力を授かった男のありふれた物語
ダンジョンで双頭龍を倒しペグニの街へ戻った、ギルドで魔石、魔鉱石、鱗等の素材を買い取ってもらった
「今回の稼ぎは凄いぞ、普通の生活なら数千年暮らせる、と言う事で俺は休む事にするつもりだが2人はどうする?」
いきなりの出来事に2人は驚きを隠せない、特にレイナの表情は絶望したかのような感じになっている
「クロコさん【ブラッククロス】を解散するって事ですか?」(レイナ)
「それでもいいが、用のある時だけ連絡して他は自由行動にしようかと思っている、2人共強くなった危険は少ないだろ、いつまでも保護者は要らない筈だ」
「それなら私は闘技場で選手をしながら暮らすかな」(ルミナ)
「クロコさん、私は一流の冒険者に成っていません、まだ教えてもらわないと、、、」(レイナ)
「レイナ、お前はもう立派な冒険者、独り立ち出来る実力がある、更に強くなるための道も分かっているだろ、俺と出会った時とは違う一人前、一流を目指すなら自分の道を自分で考える時だと思う、パーティーは掛け持ち出来るから【ブラッククロス】はそのままで、自分に合うパーティーを見つけてもいい」
レイナは渋々頷く
「で、クロコは何処行くつもり?」(ルミナ)
「ニルゲラの宮殿で生活するか、温泉と作業場のあるクロットにするか、何処か山奥で引き篭もるか迷っている」
「武器のメンテナンスはしてもらえるの?」(ルミナ)
「連絡してくれば転移して行く、今度から有料な」
「私の武器は他の人には扱えないから、月1くらいでお願いする事になるかな」(ルミナ)
「レイナは実家に1度帰らなくてもいいのか?」
「私の種族は長生きですから急がなくても大丈夫です」(レイナ)
「なら皆んなでロレアルに行って美味いもん食って、それぞれの道に別れよう、レイナは俺が1ヶ月間ロレアルに滞在するから、その間にパーティー探すかルミナと同じように闘技場に行くとか何でもいいから自分の道を考えろ」
ペグニからロレアルに移動して皆んなで食事会をして別れた
あれから数年、レイナが25歳の誕生日にロレアルで集まった
ルミナは闘技場でランキング30位前後で上下しながら頑張っている、魔力の少ない選手としては上出来の順位だが『クロコ、武器の重量を軽くして欲しい』とか『クロコ、バックガードの推進補助装置は任意で推進力の向きを変えたい』と、メンテナンス以外に改造の注文が増えている
レイナはギルドで平日の午後だけ治療業務をして、闘技場の選手としても時々出場している、順位はBグループの上位で頑張っている、2人共同年代の選手の中ではトップクラスの成績だ、そして俺と会うたびに求婚してくる
俺はルミナの武器メンテナンスで月に2、3日ロレアルにいるが、それ以外はニルゲラの宮殿でお世話になっている、普段は鍛冶場で仕事をしているが、国の行事に出席したりする事もある
それぞれの道を歩み、連絡を時々とる関係は俺にちょうど良い
今は何も気にする事なく生きている
また旅に出たくなったら、いつでも出発出来る
気ままな日々を送っている
体力 測定不能
魔力 測定不能
火・ファイヤ、ファイヤボール、ファイヤアロー、ファイヤウォール
水・ウォーター、ウォーターボール、ウォーターアロー、アイス、アイススピア、アイスウォール
土・ロックバレット、サンドウォール、グランドスピア、
風・ウィンドカッター、ウィンドウォール、サイクロン、インジェクション、エアーバレット
光・ヒール、エリアヒール、オートヒール、キュア、エリアキュア、オートキュア、ピュリフィケーション、サンクチュアリーサークル、ブレッシング、プロテクション、オートプロテクション、インビジブル、イカズチ、ノーザンライツ、ライト、ライトニングアロー
闇・ブラックホール、ダークフレイム、ダークバインド、ブラックサンダー
無・鑑定・アイテムボックス、ブースト、グラビティ、テイム、ペットハウス、ムーブ、サーチ、スキルテイカー、スキルブレイク、エンドゥ、リモートイメージ、ポイズン、ポイズンブレイク、念話、オペレーター
特・複写、最適化、リングス、マジックアーマー




