123、2人の成長
異世界でチート能力を授かった男のありふれた物語
冒険者スレイヤーとの戦いでレイナとルミナの気持ちに変化があった、普段の基礎訓練、その後の個別訓練、明らかに取り組み姿勢が違う
レイナは剣術に励み接近戦を意識している、ルミナは新しく得た能力を積極的に研究している、ルミナの得た能力の1つ〈オペレーター〉は物質の操作能力、今は剣を自由に動かして攻撃する事とその剣の上に乗って自分自身が飛行する事を試している、飛行が出来なかったルミナがこの能力を得た事は大きい
俺も〈複写〉の能力で同じように使えるが上手くいかない、俺の体質は有線操作は得意だが無線操作は不得意のようだ
「ルミナ、試作品を作った試してみてくれ」
ルミナが空を飛ぼうとしているならと、スキータイプ、スノボタイプ、飛行機タイプと3つの飛行道具を作ってみた
「クロコさん、ありがとうございます、早速試してみます」(ルミナ)
ルミナは以前から自分が飛行出来ない事を気にしていた、今回得た能力で飛行能力を得る事に積極的に挑戦している
「この2本板は難しいですね、1つの方が操作しやすいです」(ルミナ)
「残りの2つではどっちがいい?」
「戦闘するならスノボタイプ、長距離飛ぶなら飛行機タイプですね」(ルミナ)
「分かったもう1度作ってみるから待てくれ」
「クロコさん、最近レイナの道具ばっかり作ってません?私にも何か作ってください」(レイナ)
「レイナは風の加護があるから必要ないだろう」
「そう言う事じゃなくて、、、」(レイナ)
これは構ってちゃんだな、こんな時のために俺は用意してある
「これをあげるから、我慢しなさい」
と焼き菓子を渡す
「しょうがない、今日は許してあげる」(レイナ)
新しい飛行道具を考える、実際には高速での長距離飛行は無理だろうが、長時間の飛行戦闘を可能にする道具、、、
「ルミナ次の飛行道具だ、可変翼機をためしてくれ」
ルミナは可変翼機を試す、足をかけるバーは持ち手にもなり大盾としても使える、中央に剣も装備され剣と盾で戦う事も出来る万能道具(盾としては着地してすぐに防御しなければならない状況で1度防ぐ程度、剣も超軽量の数回斬れば刃こぼれする剣だが着地のタイミングで狙われた時には役立つだろう)、飛行戦闘時は翼を閉じてスピード重視して、移動飛行時は翼を広げてグライダーのように飛べばスピードは遅いが長距離も飛べる
レイナにも新しく杖を作って渡す、俺のオクタロッドと違って大きな魔法能力向上の魔石を組み込んだ魔術師の杖、杖の先から短い剣が飛び出す細工をしている
2人は新たな武器で訓練を始める、レイナもルミナの成長を見て訓練に力が入る
実力を付けた2人、ルミナも試験を受けBランクに成った、ただ2人共Aランクには興味が無いらしい、周囲からの注目、指名依頼が鬱陶しくなる
Bランクであればほぼ全ての依頼は受けれる、デメリットはAランクの高額な指名依頼の話が回って来ない事、お金に困っていなければ何の問題も無い
冒険者の世界で長生きしている者は働き過ぎない、上を目指してばかりでは危険に遭遇する確率が高くなる事を知っている、レイナとルミナこの2人はその事を自然と身につけてAランクを目指して無いのかもしれない、であればそれは人としての大事な成長、、、かもしれない
体力 測定不能
魔力 測定不能
火・ファイヤ、ファイヤボール、ファイヤアロー、ファイヤウォール
水・ウォーター、ウォーターボール、ウォーターアロー、アイス、アイススピア、アイスウォール
土・ロックバレット、サンドウォール、グランドスピア、
風・ウィンドカッター、ウィンドウォール、サイクロン、インジェクション、エアーバレット
光・ヒール、エリアヒール、オートヒール、キュア、エリアキュア、オートキュア、ピュリフィケーション、サンクチュアリーサークル、ブレッシング、プロテクション、オートプロテクション、インビジブル、イカズチ、ノーザンライツ、ライト、ライトニングアロー
闇・ブラックホール、ダークフレイム、ダークバインド、ブラックサンダー
無・鑑定・アイテムボックス、ブースト、グラビティ、テイム、ペットハウス、ムーブ、サーチ、スキルテイカー、スキルブレイク、エンドゥ、リモートイメージ、ポイズン、ポイズンブレイク、念話、オペレーター
特・複写、最適化、リングス、マジックアーマー




