120、ダンジョン内 2
異世界でチート能力を授かった男のありふれた物語
ダンジョンの最深部サラマンダーのいる部屋の前
装備の確認を終え俺達は順番が回って来るのを待っている、前のパーティーが入って3分も経たずに出て来た
「俺達だけでは無理そうだ」(モブ冒険者)
と言って休憩している
「さあ行くか」
「はい、行きましょう」(レイナ、ルミナ)
俺達が中に入ると後ろの扉が閉まる、目の前のサラマンダーはまだ戦闘態勢では無い、もう少し近付けば敵と見做されるのだろう、少しずつ近付く相手がピックと反応した所で足を止めレイナが弓を構える、レイナが矢を放つと同時にギンと乱丸も魔法を放ち俺は糸を伸ばし巻き付ける
「駄目です、傷1つ付いていません」(レイナ)
「[ポイズン]俺の糸でも、、、斬れてなーい(昔のカミソリのCM風)」
「馬鹿な事言ってないで真面目に戦って下さい」(レイナ)
レイナが半ギレで俺を叱る
「真面目にやってる、さっき毒を仕込んでおいた、もう直ぐ効き目が出てくる筈だ」
サラマンダーが暴れ、ゴーと音をたて口から炎のブレスを吐く、俺はルミナの大楯の後ろにまわり炎を凌ぐ、回転して尻尾を振り回しているが距離をとっている為当たらない
「さっきの音はブレスを吐く音だったんだな、ルミナこのまま耐えてくれ、糸を伸ばしてヤツの前に毒を撒く、魔獣も息をするなら毒を吸い込む」
「私はまだ余裕ですよ、尻尾の攻撃は耐えれるか分かりませんが」(ルミナ)
俺は再度糸を伸ばしサラマンダーの鼻先に毒を噴射させた、更に暴れ尻尾を振り回すが、時間の経過と共に弱っていく
「ルミナ俺が消えたら横に動いてヤツの注意を引いてくれ」
「分かりましたが、何をされるつもりですか?」(ルミナ)
「とどめを刺しに行く」
[乱丸、出来る限り低く走り回ってヤツの注意を引いてくれ]
[承知しました](乱丸)
[ムーブ]
俺が転移すると、ルミナと乱丸がヤツの目の前で注意を引く
どんな生物も首を落とせば死ぬ筈だ、俺は転移でヤツの真上に移動し落下の勢いを利用して剣を振る
「これでお終いだ」
ドスンと音を立てて首が落ちる、戦いは終わった
「皆んなお疲れ様、終わったぞ」
死骸と部屋の中にある魔鉱石を回収して外に出る
部屋の外では俺達の前に戦った2組が休憩していた、俺達の姿を見て駆け寄ってくる
「お前達、アイツを倒したのか?」(モブ冒険者)
俺達の前に入った者が話しかけてきた
「あゝ中々の強敵だった、中の物は全て回収済、俺達は帰る」
「俺達は怪我人がいる、もう少し此処で休まないと動けそうにない」(モブ冒険者)
「では、小銀貨1枚でヒール治療しましょうか?」(レイナ)
レイナが周りの人達に聞こえるように大きめの声で話す
「お前達、此処の魔鉱石で大金掴むんだろ?金取るのか?」(モブ冒険者)
「勿論です、でもダンジョン内の出張サービス料込みで小銀貨1枚はお値打ち価格ですよ」(レイナ)
「がめついな〜」(モブ冒険者)
レイナは怪我人4人からお金を貰い治療をしている
「あんた名前は?」(モブ冒険者)
「【ブラッククロス】のクロコだ」
「その名前知っているが、もっと爺さんかと思っていた」(モブ冒険者)
「俺は歳を取らない体質だからな、年齢はおそらく、あんたらより上だ」
ギルドに戻り魔鉱石とサラマンダーを買い取ってもらう、今回は魔鉱石が巨大だった為盗賊狩り以上の収益があった、今晩の酒は美味い
体力 測定不能
魔力 測定不能
火・ファイヤ、ファイヤボール、ファイヤアロー、ファイヤウォール
水・ウォーター、ウォーターボール、ウォーターアロー、アイス、アイススピア、アイスウォール
土・ロックバレット、サンドウォール、グランドスピア、
風・ウィンドカッター、ウィンドウォール、サイクロン、インジェクション、エアーバレット
光・ヒール、エリアヒール、オートヒール、キュア、エリアキュア、オートキュア、ピュリフィケーション、サンクチュアリーサークル、ブレッシング、プロテクション、オートプロテクション、インビジブル、イカズチ、ノーザンライツ、ライト
闇・ブラックホール、ダークフレイム、ダークバインド、ブラックサンダー
無・鑑定・アイテムボックス、ブースト、グラビティ、テイム、ペットハウス、ムーブ、サーチ、スキルテイカー、スキルブレイク、エンドゥ、リモートイメージ、ポイズン、ポイズンブレイク、念話
特・複写、最適化、リングス、マジックアーマー




