105、妖精の国1
異世界でチート能力を授かった男のありふれた物語
護送業務を終わらせ帰路に就く
護送業務は成功なのか失敗なのか分からないグレーな結末だった、それよりも増えた1人は、、、
「メイその子はどうするつもりだ?」
「お金は私が返します」
少女が突然話し始めたが、誰もが無理だろうと思って黙っている
「返す必要は無い、だがメイとお前は俺には必要ない、ロレアルまで戻ったらお別れだ」
「クロコどうして?」(メイ)
「半人前が勝手な事をしようとするからだ、人助けをしてその後は?お前が養って行くのか?俺に関係の無い場所で勝手にやってくれ、このパーティーのリーダーは俺だ!メイは【ブラッククロス】から追放する、元のパーティーに戻れ、レイナとユナも俺が気に入らなければパーティーから出ていけばいい」
重たい空気で静まりかえった馬車に揺られロレアルまで戻った、ユナは最後まで迷っていたが結局レイナだけが残った、この世界は厳しい人情では生きて行けない
俺とレイナはロレアルを離れる事にした、船に乗りビルニ大陸へ来た、街並みは変わり地図を見ると地名も所々変わっている
港街ザリン、大きな船が停泊する街は何処も大きく情報も多い、此処に宿をとり数日過ごす事にした
「レイナは何故メイ達に付いて行かなかったんだ?」
「メイの行動は気持ちは分かるけど違うと思っていたから」
「12歳が近いがその後の事は考えているのか?」
「クロコさんが逃げなかったら、付いて行って一流の冒険者を目指します」
「回復術師でもテイマーでもなく冒険者?」
「はい、戦う事も出来ないと駄目かなぁ〜って」
次の日からこの大陸の現状を情報収集するピルネ王国、カリビ王国、パルナ王国の三国は現在も存在特に変化は無い、大陸にたった三つの国この大陸は未踏破地が多いそれは今も昔も変わらない、隣のボリア大陸も未踏破地が多かったが、この2大陸には伝説がある、【妖精の国】と【エルフの隠れ家】どちらがこの大陸の伝説か知らないが森の中に実在するかも知れない妖精と純血のエルフ、酒場で年寄りが話していたので思い出した事だ
伝説の事をギルドで尋ねるとこの大陸の伝説は【妖精の国】の方だった、実際に存在するのか分からないが興味が湧いてきた、【妖精の国】は一面の花畑で妖精が暮らしている場所があり運良く辿り着けば妖精の加護が受けられと言うが簡単には発見出来ない
「クロコさん、【妖精の国】探すのですか?」
「そのつもりだが、嫌か?」
「いえ、会って見たいです妖精さんに」
「なら明日から【妖精の国】目指す」
食料等を買い込みカリビ王国を越え森の入口があるパルナ王国に着く森に近いペントの町で宿をとり明日からの探索に備える、乱丸とギンもしっかり洗って休息をとらせる
次の日森の入口まで馬車で行く、此処から先は道がない歩いての探索だ、俺とレイナ、乱丸、ギンの4人で【妖精の国】を目指す
「ちょっと待て」
俺は全員の足を止めてさせた、1度空から見ようと考えた、クロエイを取り出し乱丸とギンはそれぞれペットハウスで収納、レイナと俺は空へ行く、広大な森の上空から森を眺める
「レイナ何か他とは違う場所ないか?」
「ありません、それより空って気持ちいいですね」
「初めてだったか?」
「はい」
ビルニ大陸はカルシア大陸に比べ小さな大陸だが大陸の3割程度を占める森は広大だ普通に歩いて探していたら何日かかるか分からない、空から見ても数日かかりそうだ、今日は西側を見たが何もなかった、宿へ戻り明日に備える事にした
体力 測定不能
魔力 測定不能
火・ファイヤ、ファイヤボール、ファイヤアロー、ファイヤウォール
水・ウォーター、ウォーターボール、ウォーターアロー、アイス、アイススピア、アイスウォール
土・ロックバレット、サンドウォール、グランドスピア、
風・ウィンドカッター、ウィンドウォール、サイクロン、インジェクション、エアーバレット
光・ヒール、エリアヒール、オートヒール、キュア、エリアキュア、オートキュア、ピュリフィケーション、サンクチュアリーサークル、ブレッシング、プロテクション、オートプロテクション、インビジブル、イカズチ
闇・ブラックホール、ダークフレイム、ダークバインド、ブラックサンダー
無・鑑定・アイテムボックス、ブースト、グラビティ、テイム、ペットハウス、ムーブ、サーチ、スキルテイカー、スキルブレイク、エンドゥ、リモートイメージ、ポイズン、ポイズンブレイク、念話
特・複写、最適化、リングス、マジックアーマー




